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H ZETT M氏の楽曲を、谷澤ジョルジュが共同制作しました

2016/11/06

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 去年、大学時代の先輩に連れられ元東京事変・PE’Zのヒイズミマサユ機氏…じゃなくてHZETTM氏率いるH ZETTRIOのライブコンサートを見た。

 とんでもない演奏だった。後期高齢者が見たら死ぬんじゃないかなアレは。

 普段、ほぼ全く邦楽のジャズミュージックやピアノバンドを聴かない僕の油断した脇腹からヒイズミ氏はゴッソリと度肝を抜き去っていった。

「こりゃ記事にせねば」
 と筆をとり当サイトにてすぐ記事を掲載すると

 オイ読んどるしなヒイズミ。マジかよ。ありがとうございます。

 

 当サイトの記事を宣伝してくれたこともありお礼のメールをしたところ、地下室TIMESを愛読してくれている(ウレシイ)そうでちょっと話が盛り上がった挙句

「一緒に一曲作りませんか?」

 という雲行きに。嫌です。こんな重すぎるだろ、荷が。

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 なんで去年末の紅白歌合戦で見た人間と曲つくらにゃならんのだ。あと紅白の舞台で後ろ向きでピアノ弾くな。見てるこっちが怖えよ。

 

 いや、これと並ぶわけだよ。無理だろ。あまりのストレスに東京に来て初めて自分から親に電話したよ。

 で、断ろうとしていたんだけれども、当サイトの編集、谷澤ジョルジュ君が

「え、やってもいいよ俺!」

 と言う。事の重大さをまるでわかっていない様子。日本のチックコリアと曲作るんだぞ。大丈夫か谷澤。

 しかし、こんな機会もそうそうあるものでもなく、面白いな。ということで今回は「ヒイズミ氏に送って頂いたデモを谷澤くんがどこまでアレンジできるか」というテーマで一曲作った。スッキリ!出演VIVA LA ROCK出演、と来てBASEMENT-TIMESのこの流れ。いいのかよ。俺らは良いけど。

 本人に代わって制作過程を交えつつ曲を紹介したいと思う。ちょっと聴いてみておくれ。


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 デモを作る前に完成形をどうしよう?ということで軽く打ち合わせをした。

 サイト的には邦楽ロックとかを作った方が興味を持ってもらえるんだろうけども、ジャズ編成やスケールを得意とするヒイズミ氏のピアノなんかには邦楽ロックよりも、ボーカロイド楽曲が合うんじゃないか?ということで今回はボカロ曲を作ってみることになった。

 ピアノ、ベース、ドラムによる構成のザックリとしたデモが半日で送られてきた。

「頭からつま先まで好きにしていいよ」

 とのことだったので、好き放題することにした。ありがとうございます。テーマは「詰め込み過ぎ」だ。

 

 最初谷澤君が作ってきた編曲は、それはもうサッパリした薄味の中華そばのような楽曲であった。JPOPであれば満点のミックスだった。

 しかし、ボーカロイド楽曲はその他のジャンルに比べて極端に濃い味の楽曲が多く、リスナーもそういった楽曲に耳が慣れておりより濃い味の楽曲を求めている様子。たとえるならまさにラーメン業界。求められてるのは山のようなニンニクとヤサイ、そして泥のようなスープ。味が病的であるほど衆目を集める。音楽業界のラーメン部門、それがボーカロイドだ。

「俺たちが作るべきは、ウマいラーメンじゃない。客を脳溢血で殺すラーメンだ」

 そこからの数日間、谷澤はラーメンのことだけを考えラーメンだけを食べ脂汗をかきながら口からニンニク臭を漂わせ、編曲に打ち込んだ。

 髪は頭頂部を残し禿げ上がり、目は細く鋭く落ちくぼみ、ヒゲは伸び放題のびた。

 

 

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 まさにこのような風貌となりながら編曲に打ち込んだ。

「リードシンセが薄いぞ!!」
「シンセ7本重ねて鳴らしたアル!!」

「ハイハット四分じゃ客が寝ちまうぞ!!」
「32分刻んだアル!!」

「イントロがピアノばっかり目立っちまうだろうが!!シンセ以外一切聞き取れないぐらい高速で動かせ!!」
「ベースを無意味にスラップにしてカッティング2本入れたアル!!」

「イントロの前に早口入れっぞ!!」
「クオリアってかっこいいアル!!」

 

 そしてできた楽曲が、こちらだ。

 眩暈がするほどに味が濃い。映像は谷澤が一人孤独に作りました。フリーソフトで頑張ったそうな。そしてピアノ演奏はH ZETT M氏本人による録音だ。これだよ。俺たちが食いたかったラーメンはこれ。ボカロとしては完璧だよ谷澤。踊ってみた動画上げたいくらいだよ谷澤。

 みなさんどうでしょう。お知り合いにボーカロイドが好きな方がいらっしゃいましたら是非とも

「これ有名ボカロPが作っててさ…」

 とこの楽曲を手渡してみてください。その場で脳溢血で死にます。

 

 そんなわけでヒイズミマサユ機氏からいただいた楽曲を編曲させてもらいました。恐縮ながらH ZETT M氏からのお褒めのお言葉も頂戴しました。

 これで紅白出ます(谷澤が)よろしくお願いいたします。

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