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マクドナルドのBGMが意外過ぎるので、思わず本社まで問い合わせた。

2016/07/16

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 飲食店にしろ小売店にしろ、日本中に介在するどの店舗にもバックグラウンドミュージックなるものが流れている。BGMというやつだ。
 それらは有線放送であったり、オーナーの趣味であったり、本社からの指定であったりとさまざまだ。

 しかしBGM。侮ることなかれ。客側からすれば何気なく耳に入る程度にしか気にならないシロモノだが、どのBGMの選曲にも何者かの意図が介在している。
 女子大学近くのオープンテラスにはテイラースウィフト。ビレッジバンガードにはヒットソングのメロコアアレンジ。僕の家の近くの吉野屋にはなぜかいつも小林太郎とかミッシェルとかが流れている。どんな気持ちで飯食えと。

 枕はここまで、今日はマクドナルドのBGMの話だ。

 ここ最近の猛暑に背を焼かれ、追い立てられるようにマクドナルドに入ると知っている曲が流れていた。


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 セレクトショップやら、個人経営の雑貨店やら、そういったところはやはりハイセンスな選曲も多く、僕も耳をそばだてて聴いたりするが、ここはマック。天下のマクドナルド。ハッピーセットを片手にはしゃぐキッズ。怒るペアレンツ。勉強する高校生。意味もなく毎日病院に通い詰めるジジイ。専業主婦とかいう無職。そんな魑魅魍魎を優しく受け止めるプレイス。マイルドに言えば生き地獄。それがマクドナルド。キッチンの奥におはすアルバイトの若者たちは、ポテトのあがるサウンドにシナプスを殺され右も左もないという眼をしている。

 そんな中でSeapony。その次の選曲、またその次の選曲も思わず身を乗り出して聴きたくなるような曲ばかり。全く知らない曲ばかりだったが、こんな選曲をしてくれるDJがいるなら毎週でもイベントに参加したい。そう思わされるような選曲だった。

 

 しばらく聴いているとRadio Dept.まで流れ始めた。当たり前だが誰も聴いていない。
 SoundHoundで曲を読み取ろうとするも、罵声と怒号で何も読み取ってはくれなかった。ここはマクドナルド。音楽を聴こうなんて方がナンセンス。ウマいビッグマックが食える、それでOKだ。

 

 とは言うものの、あんなにグッとくる曲並び、なかなか出会えるものでなく、是非セットリストが知りたい!と無理を承知でマクドナルドお問い合わせフォームにメールを送るとその日のうちに返事が返ってきた。さすがマクドナルド。圧倒的ホスピタリティ。誰が何と言おうとマックのナゲットは最高。

 そんなわけで以下その日のセットリストの一部だ。

 

Brittle Stars - Tripping Me Up

インディーポップな一曲。この日の選曲はこっち寄りの傾向が強かった。
僕もまったく知らなかったバンドだし、海外でも知名度のないバンドのようだ。どこから引っ張ってきたのか全く謎。こういうバンドはいくつあっても困らない。ローテーションで色々聞き流したい。

 

Horsebeach - Faded Eyes

これも同じくくりで良いだろう。サムネイルからしてオシャレ。手書きの細字体が良い。

 

Miami Horror - Cellophane (So Cruel)

まったく興味がない人からしたら
「何が違うの…?」
レベルの差異だと思うが、こういうTycho的なエレクトロ楽曲を挟んでくるのも、良い。

 

Marlena Shaw - Feel Like Makin' Love

しまいには60'sのジャズシンガーまで。しかもしっかり足並みを乱さない選曲。誰が選んでるんだこれ本当。

 

誰が選んでるのこれ

 上記の選曲から、どう考えてもそこいらの音楽好き社員が適当に選んだ選曲ではない。
 この日一日の選曲だけでも相当な内容だが。別の日また気になってマックに足を運ぶと、その日はR&B中心でまったく聞き覚えのないような曲が流れていた。

 誰が選んでいるんだ…?と迷惑を承知で問い合わせると、どうやら担当部署なるものがあるそうな。BGM…担当部署だと…?

 大企業がこういうだれも気が付かないような細部で見せてくる本気。たまらないぜ。

 

 みなさんも今後マクドナルドに訪れた際は、ちょっと意識してBGMを聴いてみてはいかがだろうか。
 素敵な曲に出会えるかもしれない。

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