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最強エンターテイナー:三浦大知。全パラメータがMAX

ドラえもんのひみつ道具に「いいとこ選択しボード」というものがある。

知能指数・体力指数・かっこよさ指数(顔面指数的役割)という3つのパラメータがあり、どれか1つを上げると他の2つが下がる仕様となっている。コミック40巻「顔か力かIQか」でいいとこ選択しボードが出てくるのだが、この話が泣けるんですよ。

のびたは知能指数を上げ宿題を終わらせ、しずかちゃんに見せに行こうと今度はかっこよさ指数上げる。しかし体力指数が下がってしまうため、なかなかしずかちゃんの元へはたどり着かず、ヘトヘトになりながらやっとたどり着くも"のび太のくせに"ちょっと顔が良いものだから本人だと分かってもらえず撃沈。

その後何やかんやあってジャイアンたちがのび太をなぜかしばき倒そうと現れるが、のび太は体力指数をMAXに上げ応戦、勝利を手にする。喧嘩には勝ったけど、知能指数が下がっているため帰り道どころか自分が誰かもわからず、さらにはかっこよさ指数も下がっているため周囲からものび太と分からず放浪するというお話だ。

何かの能力に長けている人間には強烈な欠点が存在するという話にもとれるし、生まれ持った"指数"は変わらない、何かを望むとバランスが悪くなるだけで現状こそバランスのとれた状態なんだという説教にもとれる。これこそ人生、セラヴィ!と叫ばずにはいられない。どう転んでもダメな、ポテンシャルの低いのび太に自分が重なって泣けてくるよね。

ミュージシャンにだってこの「いいとこ選択しボード」がある。歌は上手いんだけど歌詞がペラペラとか、歌詞はいいけどダンスがダサすぎるとか、楽曲はいいけどツイッターで下手なこと言って炎上ばっかしてるとか。バランスだ、バランスなんだよこれは。

そのバランスがぶっ壊れている人がいる、三浦大知だ。三浦大知のミュージシャン的「いいとこ選択しボード」は全パラメータがほぼほぼMAX値、まさに最強。

三浦大知より歌が上手い人、楽器が上手い人、曲がカッコ良い人などいるだろうが、総合評価=エンターテイメント性で言えば日本で三浦大知を超える人はいないと思っている。今回はバンドサウンドとはまた違った音楽のあり方を、お口直しみたいな感覚で覗いてみてはいかがでしょうか?


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三浦大知は最強。楽曲のクオリティが高い

例えば玄人向けのブラックミュージックゴリゴリの音楽は、ニッチであり幅広い層には受け入れられず売れることはなかなかない。それに対し、"全年齢対象・みなさんご存知の"のような分かりやすい音楽は玄人には好かれないし、幅広い層にも一時の消費で終わりがちだ。

その点、三浦大知の楽曲は幅広い層に受け入れやすい部分と玄人も唸る部分のちょうど中間、グレーゾーンに位置している。中途半端という意味ではなく、良いとこ取りをしている、パラメータ総上げという意味だ。


三浦大知 / Cry & Fight -Music Video-

重低音とシンセサウンド、スネアの連打などアメリカ音楽で流行っているダンスミュージックであるトラップをバックに、ノリを崩さぬよう日本語でしっかりと歌い上げている。

この手の楽曲をリリースしているダンスボーカルグループはまあまあいるとは思うが、何がすごいってこれ三浦大知が作詞作曲してる。もちろん他にもクリエイターの名は連ねてあるが、これはコーライティングといって欧米では当たり前にある楽曲制作方法だ。名前だけ載せてあって大部分は別人が作っているような、読モが化粧品プロデュースしましたみたいなそれとは違う。

メディアに出る際はダンスボーカルとしてなのでイメージがわかないだろうが、三浦大知はピアノやギター、ドラムなどもできるらしい。というかできなきゃこんな楽曲は作れない、しっかり欧米の流行を音楽的に分析できなければこのクオリティにはならないだろう。

作詞作曲をしつつ、この歌唱力。三浦大知のことをしばしば「和製マイケル・ジャクソン」と表現することがあるが、Jackson 5として小さい頃から活躍していたマイケル・ジャクソンと三浦大知はかなり似ている。


Folder-パラシューター

三浦大知が小学生のころ所属していたFolderの曲だ。メインボーカルをとっているのだが、小学生の時点でこの歌唱力。伸びやかなハイトーンボイスとリズム感はこの時から持っていたものだ。小学生だよこれが。生まれつきのものというと本人は嫌がるかもしれないが、これは才能だと思う。

声変わりの時期とともに音楽活動をストップさせたわけだが、その間に作詞作曲、ダンス、楽器演奏を学んでいたみたい。素晴らしい才能があるにもかかわらず、それにおごらず努力を続けた結果が今に見事に表れている。才能+努力=最強。しかもまだ29歳、ヤバすぎます。

三浦大知は最強。パフォーマンスが素晴らしい

作詞作曲・歌・楽器と、ここまではシンガーソングライターの域。ここからはその他の部分がどう最強なのかをお話します。


三浦大知 (Daichi Miura) / (RE)PLAY -Music Video-

ほんとこのMVには度肝抜かされた! トップダンサーたちが集結しているダンサーのための楽曲。ブレイクビーツに歯切れの良い三浦大知の歌が乗っかる、最高だ。ここでも三浦大知は作曲してる、すごいよほんと。

まずAメロでのブレイクダンス、1番サビでは完璧にシンクロしたヒップホップ、2番Bメロではロック、2番サビではポッピンと、トップダンサーが順番に踊っていくMVとなっているが、三浦大知は全ジャンルをしっかりとこなしている。それぞれのトップと対等に踊れる三浦大知、ダンサーとしても天才的だ、シャチめっちゃ綺麗。(まったく関係ないけどMr.Wigglesはいっつもちゃんと踊ってくれないな。タットとかかなり大雑把だよね、好きだけど)

スピードコントロール(素早く軽い動きから重くスローモーションのようになるなど)や空間固定など、アニメーション的な側面も垣間見えて、ハウスやクランプな要素もあるし、アイソレーションもバッチリだろうし、音楽好きだけでなくダンサーからも最強だと言われているはずだろう。基礎固めが完璧だからこそのこのシンクロ具合、とっても綺麗です。

大人数でお兄さんたちが踊っているのはEXILE系で見ているよと思うだろうが、EXILE系はここまでカッチリ揃ってはいない。楽曲に加えパフォーマーとしても三浦大知は完璧なんです。しかもこんなバッキバキに踊りながらも、しっかり歌もこなせちゃうんだから最強だよ。(ダンスのシンクロ率で言えば日本より韓国の方が力入っていて気持ちがいいよ。少女時代とかすごく綺麗。9人フォーメーションは素晴らしかった)


【正面定点撮影】三浦大知「(RE)PLAY」ダンスパフォーマンス映像(DAICHI MIURA Dance Performance)

だいたいセンターにボーカルがいて直立不動で熱唱しつつ、周りでダンサーが派手に踊るのが今のダンスボーカルグループの特徴だが、三浦大知はどっちもやってしまう感じ。こんだけ動いて普通に歌えるのは強すぎる。

さらに振付。三浦大知は振付け師としても一流だ。


Daichi Miura Inside Your Head Dance Ver Fan Edit

この振付、全部三浦大知。小さい頃から歌が上手いという点で和製マイケル・ジャクソンであったわけだが、作詞作曲ダンス振付と、大人になっても和製マイケル・ジャクソン。というか音楽性はしっかりとJ-Popをやっているのでマイケル・ジャクソンとはまた違った素晴らしさがある。三浦大知は間違いなく世界基準だ。

三浦大知は最強。他分野も狙っていく可能性も

ブラックミュージックとJ-Popの間のグレーゾーンのような楽曲、作詞作曲、歌。ここまでで言えば日本最強エンターテイナーは久保田利伸だと思っていたのだが、ダンス要素も加えるとなると三浦大知以外にここまで完璧な人は思いつかない。加えライブの構成や演出もやってしまうらしい、化け物ですよ。

そんな三浦大知、今度は仮面ライダーの主題歌も担当したみたい。


三浦大知 (Daichi Miura) / EXCITE(「仮面ライダーエグゼイド」テレビ主題歌)

お母さん層も狙いにいってるのかもしれないし、なんなら俳優としての活動もやるかもしれない。コラムとか初めて執筆活動も始めちゃったりしたら誰も止められませんよ、「いいとこ選択しボード」全パラメータMaxですよ。

向かうところ敵なし、最強エンターテイナー三浦大知から目が離せない。以上!

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