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2017/09/12

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サントラの為にゲームをやるべき ICO

ここ地下室TIMESはコラムや古今東西、有名なものからみなさんにもっと知ってもらいたいアーティストまで、たまにはブッ飛んだアーティストまで音楽にまつわる様々なことを紹介するサイトであるのだが、一つほぼノータッチのジャンルがある。
それはサントラ。
サントラは非常に難しい。いやだってゲームのサントラを紹介するとしても、サントラというものの特性上、大体の場合が”そのゲームをやったことがある人じゃないと楽しめない”ものだからである。

紹介したい”良い”サントラは沢山あるのだが「このサントラを良いと思えるのは、自分がゲームをやったからなのではないか・・・」と自問自答した結果見送ってきた次第である。
特に今回紹介するICOというゲームのサントラは本当に最高なのだが、さてどうするべきか・・・と思い、色々考えた結果、タイトルにあるように「サントラを楽しむためにゲームをやろう」という逆転の発想に至ったわけだ。

ということで今回はICOというゲームと、そのサントラを紹介したいと思う。
「あ、このゲームとサントラの雰囲気好きだな」と思っていただき、ゲームとサントラを手に取っていただき、この良さを共有できたらマジで幸いである。

いやーICOはホントに良いゲームなんすよ

結構ご存知の方もいると思うし、多分ゲーマーなら確実に知っているはずのICOというゲーム、名作の中の名作である。
元々は2001年に発売されたプレイステーション2用のソフトなのだが、結構人気があったにも関わらず、かくがくしかじかあって廃盤となり、ちょっとしたレアゲームになってしまった。
だが現在はプレステ3版が簡単に入手できるので、ご安心を。

ICOというゲームを一言で表現すると「プレイする写真(絵)」だと思う。最強の雰囲気ゲーだ。
なにちょっと詩的になってんだ言ってんだコイツとお思いかもしれないが、多分プレイしたことがある人ならわかってもらえると思う。


ICO(イコ) プレイ動画 Part4

こちらがゲームのプレイ動画だが、見てもらってわかるようにHPとかMPとか諸々の”ゲーム的な表示”が一切ない。
これはプレイ動画用にそれらの表示をオフにしてるわけではなくて元々こういう仕様。
レベルアップもしないし武器とかアイテムとかもないし喋り掛けれるNPCとかも一切いない。さらに言うとムービー中で人が喋るが謎の言語で喋るので何を言っているかわからない、字幕が出るが何が書いてあるかわからない。

ico

ついでに主人公は「角が生えてきてしまった少年」であり、角が生えてきた少年は城に連れてこられてしまうというところまでは語られるのだが、何故角が生えてくるのか、何故城に連れてこられるのか、などなどの疑問は一切説明されない。エンディングを迎えてもその辺は全くノータッチ。
ということもあって、初めてゲームに関して紹介することになり、ネタバレとか気をつけなきゃと思ったが、そもそもバラすネタがないゲームであった。

 


最近”マッドマックス~怒りのデスロード~”を観るにあたりストーリーは「ただ行って帰ってくるだけだよ」と聞いて視聴に望んだのだが、ホントに行って帰ってくるだけでクッソ笑った。
だがICOのストーリーはそれを超えてくる。「城からでる」、以上。”行って帰ってくる”どころか、”行って”終わり。
ホントにただ城からでるだけなのだが、自分でもビックリするぐらい感動する。
さらに城から出る間に色んなドラマがあるかと思いきや、特にそれといったモノはない。
「もしかして、ゲームを楽しむためのセンスが問われる?」と思った方がいるかもしれないが、多分それもいらないと思う。結構誰でも楽しめると思う。
このゲーム、字面に起こすとヤバイ雰囲気しかしてこないが、マジでホントに良いゲームなんすよ。

 

よくサントラ発売できたな・・・

ICOというゲームについて大事なことを書き忘れていたのだが、このゲームBGMがない。
あるっちゃあるのだが、なんというか・・・聞いてもらったほうが早いだろう。


Ico - Impression

BGMというよりかは効果音に近い。
フワーとした音が30秒ほど鳴る曲ばかり。

実際サントラには16曲収録されているのだが、その内なんと14曲がこんな具合。
私くらいの上級者になると、色々気合を入れてよくわからん14曲に挑もうとするが、どちらにせよやっぱりICOのサントラは残りの2曲を聴くためのものである。

因みに、感動を前面に押していないのに感動する作品ではしばしば起こることなのだが、アマゾンのレビューが妙にテンションの高いポエムに犯されることがある。
この作品も例に漏れず、アマゾンレビューが「あ~、ゾクゾクする」みたいになっているので見に行かない方がいい。


Castle in The Mist

16曲中14曲が効果音のこのCDの中で残った残り2曲のうちの1曲。
ICOというゲームを象徴する、メインテーマというべき曲。
だらだらと色々書いてきたが、この曲を聴いてもらいたいが為に書いたようなものである。

マンドリンをメインに据えた三拍子の若干民族的な雰囲気が非常にグッド。
どこか遠いところにの話のような壮大なテーマのおかげで、この曲を聴きながら色々妄想すると非常に捗る。
ちなみにICOのBGMはこの曲の一部分をチョイ出ししてくるようなものも多いので、そのあたりを一通り聞いてからこの曲を聴くと「やっと辿りついた」ような感じがして良い。

因みにこの曲らを含めたICOの音楽は大島ミチルという人が担当している。
ICOの他には「鋼の錬金術師(古い方のアニメ)」や「ごくせん」ほか、沢山の有名な作品を担当している。
知らずに彼女の音楽を聞いたことがある読者も多いんじゃないだろうか。
 


You Were There

そしてコチラが残った2曲の内のもう一つ。
ICOのエンディングで掛かる曲で、みんなが涙するシーンの曲だ。
私はゲームをやった上で曲を聴いたので、ゲームをやったことなしにこの曲を聴くとどう感じるのかわからないが、とにかくゲームのエンディングでこれが流れるとマジでグッとくる。それだけは確かだ。

あとCastle in the mistもそうだが、フレットレスベースが非常に良い仕事をしている。

 

いかがだっただろうか

いかがだっただろうか。
多分だが、こういった記事を書いた場合に読んでくれる人って既にゲームをプレイしたことがある人が多いと思う。
そういった人は「やっぱICOの音楽って最高だよな」と思ってくれればいいのだが、ICOをプレイしたことがない人はいかがだっただろうか。
単純に気になるので、ICOをやったことないけど音楽を聴いたよ!って人で奇特な人がいたらツイッターで感想を教えて欲しい。ホントに気になる。

 


あとあんまり関係ないのだが、上の吹いてみた動画が凄くよかったので紹介しておこう。
動画の説明文を見る限り多分ロシアあたりのねーちゃんだと思うのだが、やっぱあの辺りの地域の女の子って絵になるよなあ・・・。

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