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興味ないジャンルだったけど蓋を開けてみたらスゲエよかった R-指定とCreepy Nuts

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自分が全く興味のないジャンルのものに初めて触れて不意にも心動かされてしまったことってありませんか?
例えばだな「彫刻とか全く興味ないけど何かこの彫刻、すげえグッとくる!」みたいなさ。
そういうのうってあるよな?ある前提で話進めるんだけど。

ということで、何となく話は読めると思うけど、ついさっきこの現象が起きたわけなんですよ。
それが今回の記事のR-指定だったんだけどさ。
最近フリースタイルダンジョンとかR-指定とかやたら名前をよく聴くなーと思ってたんですが、イマイチね、食指が動かなくて。
元々僕は邦ヒップホップというか日本語ラップがあまり良いイメージがなくて、思いっきり偏見だけど悪そうなヤツが集まって悪そうな音楽やってるイメージというか。
あと音楽的にはヒップホップ自体は結構好きなんだけど、日本のヒップホップって全体的にクオリティ低いイメージがあったんだよな。主に資金面で金がなくてクオリティが低い的な。ガチの黒人のヒップホップのがカッケぇに決まってんだろみたいなさ。

簡単に言うと完全に油断してたわけなんですけどね、今回は完全にやられました。
R指定めっちゃカッコいい。みんな聴いて欲しい。


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人間観察の鬼


Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / みんなちがって、みんないい。

これが例の僕がやられちまった曲なんだけど、最初はね、曲の触りだけ聴いておこうってぐらいのつもりだったんですよ。
どんな音楽なのかわかる程度にさ、そうすれば話題についていけるし。
と思ってたんだけど、気づいたら夢中になって聴いてたんですよね。
「アレ?もう4分たったの?もっと聴きたい!」っていう感じ。感触としては初めてパズドラやったときと似ていた。アレ?もしかしてこのゲームちょっと面白印じゃいか?と思ったらね、気づいたらしてしまってましたね課金。
とにかくだ、僕に関しては4分間曲を全部聴かされてしまったし、いつのまにか自分の興味あるものリストの中に「R-指定」っていれられていたわけなんですよ。

でね、この曲単にエンターテイメントというか音楽として、英語でいうところの”Fun"的な具合の面白さがあると思うんだけど、それだけじゃないのがR指定。
この曲"Interesting"的にもクッソ面白い曲だと思うし、マジでスゲエと思うのよ。
具体的に言うとディスの具合と曲の流れなんだけど、

この曲を聴いてビビったそのついでにみたフリースタイルダンジョンの中の解説でも言ってたんだけど、ディスって難しいものでちょっとでも的が外れていると途端に貧弱なものになってしまうんですよ。
この曲でも今のヒップホップシーンの癌的な人たち全般をクッソディスってるんだけど、コレがマジで凄いと思った。
何がってディスってる対象の数とディスの的確さ。
最初は若手の調子乗ってるラッパーから、次にアングラシーン的なとこでメジャーシーンをバカにしている人達、次がうっとうしい先輩、で次がネット系のリベラルなラッパー(で、あってるかな?)
とまあこんな感じで次々とディスってく対象を変えていくわけなんだけど、この一連の流れに一切のほころびがないんだよな。
全部が的確でかつ、リスナーを惹きつける要素をもっていながら音楽的にも良い感じにまとめ上げきてる。
こりゃ話題になるのも納得だよ。

それとさらに面白いと思ったのが、これを一通り見ると何か自分が凄くなった気がするんだよな。
要はディスをみてさ「わかる、それな」って思ってしまった挙句、ディスられている人たちに対して優位に立った気分になれる。
一通り聴いたら「俺、R-指定についてく!」って思っちゃうんだよ。
どこまで計算してやってるかわからないが、とにかくディスの的確さ加減からみるとエゲつないぐらい人間をよくみてるし、多分全部計算済みでやってると思う。

憎めねえ


Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 合法的トビ方ノススメ

R-指定という人物のもう一つの魅力は、どこか憎めないユルっとしたキャラクター性だと思う。
Creepy Nutsでのラップももちろんだが、彼の名を世に知らしめることになったフリースタイルでのラップバトル、
フリースタイルっていうラッパー同士が対戦しあうのがあるんだけど、即興で相手を罵りあって技術とかディスり具合で勝敗を決めるというハードコアなジャンルがあるんだが、(この説明でよくわかんなかった人はエミネムさんの自伝映画8マイルを見てみるとスグわかると思う。)
その中でのR指定のキレっぷりというか威圧感というか、とにかくスゲエの。気になったら是非見て欲しいんだけど。

そのラップしてるときのマジ感と素の彼のギャップがね、良いんですよね。妙にケロっとしてるというか。
なんかどうしてもずっと怒ってる人ってのはどうしても共感しずらいし、距離を置きたくなるんだけど、彼はその辺で上手くバランスをとっているというか、こう、どんなだけエゲチないディスを繰り出した後でも好感度下がらないというか。なんか憎めない良いキャラしてんだよなあ。上の曲のMVでも大麻吸おうとしたり援交しようとする度に相方に殴られてるし。かわいい。

あとあんまり触れなかったけど相方のDJ松永もね、凄く良い。
一言で言うとイチイチ渋いチョイスでトラック作るんだよね。
一見すると今の時代っぽくないトラックに感じるんだけど、カッコよさでそれを捻じ曲げてるというか、一見渋いチョイスを今の時代的にカッコいいものに仕上げる具合が凄い。

 

いやーR-指定&DJ松永良いなあー。
なんか「もっとシーンをかき乱して欲しい」とか要望しなくても彼らは勝手にやるだろうし、彼らが世に出てきたことで音楽シーン全体が面白い方向に向かっていくと思う。
色々と楽しみである。

ということで今回はこの辺りで!

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