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プロテインみたいなバンドHER NAME IN BLOOD

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男という生き物は、人生で一度はムキムキなボディに憧れる時期が来る。

テレビの中で活躍するハリウッドスターがひとたび「I'll be back」と呟けば、
かっこいい!!俺もこんな屈強な漢になりてぇ!!っと思うわけです。

そして自宅で筋トレを始める。ここまでは全世界の男性が必ず通る道なのだが、おかしなことに近くの街を見渡しても、未来から来た人型アンドロイドのような肉体を持つ者は誰一人としていない。むしろ肥満体型の疲れたサラリーマンばかり溢れ返っている。

そう、彼らは諦めたのだ。ムキムキな肉体を手に入れるための努力も、自らの人生すらも。

…ちょっと人生は言い過ぎた。私の父も肥満気味だが尊敬しているし、将来は父のような人格者になりたいと思っている。皆さんも、自分の父親が加齢臭を撒き散らしていても嫌な顔せず労ってあげてくださいね。

ようするに筋トレは続かないんですよ。辛いですもん。それにシュワちゃんレベルまで鍛えるには自重トレーニングじゃ無理です、お金を払ってトレーニングジムに行きましょう。

そんなこんなで今日お勧めするアーティストは、ジムで聞くと2倍筋トレした気分になれる生粋のハードコアバンドHER NAME IN BLOODだ。男くさい文をここまで読んでくださった女性の方々、安心してください。ここからはちゃんとジェンダーフリーな内容となっています。それと女性でも結構な割合でジム通ってる方いますよ。これを期に、チャレンジしてみてはどうだろうか。


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ブーチブーチ♪ブーチブーチ♪

冒頭でメンバーのTJさんがおっしゃっているでしょ?「俺達の曲は結果にコミットする音楽なんだ覚悟して聞け」って。

皆さんどうですか?私はこれを聞くと上腕二頭筋が疼いて仕方ありません。今すぐラットプルダウンで己の筋肉を限界まで痛めつけて気持ちよくなりたいです。

このような症状が発現する理由は、彼らが純粋なハードコアメタルを貫き続け、積み上げてきた経験値から出せるビースト的サウンドが筋肉に影響して、乳酸に刺激を与えているからだろう。

HER NAME IN BLOOD(以下HNIB)は来年で10周年を迎える息の長いバンドで、一度も脱線することなく今も昔も変わらないスタイルでコンスタントに活動を続けている。

メタルの細分化が進み、多くのバンドがピコピコファミコン化していく中、頑なにハードコアを貫いているのは本当に賞賛すべき事であり、このジャンルで今現在HNIBに勝るバンドは他にいないだろう。そう言わしめるほどに、凶悪なブルータリティを含んだサウンドを放っている。

ところでフロントマンのIKEPYさん、物凄いプロレスラーのような肉体をしてますよね。「僕の体型じゃこんなBEASTになれないょ、、、」と思った皆さん、こちらをご覧ください。

勘違いしてはいけません。今と同じボーカルIKEPYさんですよ!

そう、人は努力次第でここまで変わる事ができるんです。それは筋肉だけでなく全ての物事に通じて言えることであり、今何かの障害を抱え前に進めずにいるあなたにも、その壁を突破する力が必ず秘められているのです。HNIBを聞いて、不可能は無いということを彼らと一緒に証明しましょう。

真面目に解説すると、このDecadanceが収録されている最初の1stアルバムはかなり難解な部分が多く、AメロBメロとリハーサルナンバーを付けることが困難な程、複雑な構成となっている曲が大多数を占めている。一つの楽曲で様々な表情を魅せつけてはいるが、今のHNIBしか知らない人が聞いたらまず困惑するに違いない。共通しているのはシンガロングパートの豊富さと、一貫したレクチサウンド、あとは根の部分である純正ハードコアへのリスペクトだろうか。筋トレ用BGMには向かないが、メタルチックな展開が好きな方にはオススメだ。あとリズム隊の演奏はかなり勉強になるので、楽器が弾ける人は是非コピーしてみてほしい。

面白いんですよね。キャラが

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あのですね~、彼ら、非常にユニークなキャラクターしているんですよ。

上記の画像左から
Dr:Umebo
Vo:Ikepy
Gt:Daiki
Ba:Makoto
そして足元の雑コラがサイコパス担当のTJだ。

これ、ここで転んで骨折したTJさんを偲んでる画像なんですけども、普通アーティストが怪我したら当然ファンも心配するじゃないですか。

しかし怪我がどのような状態なのかとひやひやする我々をよそにメンバーのSNSでは

「故人はとても目障りな人間でした。おそらく忘れません。」
~TJの骨折について、Umebo氏
「そろそろ骨折くんがいない構図にも慣れてきたな~」
~東名阪ツアー中、Makoto氏
「まとめスレで一番ダサい骨折したことあるやつ優勝ってスレがあった!こいつやろwww」
~2ちゃんねらー、Ikepy氏

と、ごらんの有様だ。非常に彼ららしさがにじみ出ているが、本当に頭おかしいのは公式アカウントの方だった。

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「アルバム発売日に転倒し骨折したポンコツギタリスト、TJのレントゲン写真を大胆にあしらったTシャツが販売決定!売上はサポートギタリストのギャラになります!」
~HNIB公式アカウント

公式が全力でネタに走っちゃったんですよね。しかもなにげにデザインカッコイイし。

このように、HNIBというバンドは音楽面だけでなくエンターテイメント性にも優れており、ファンの皆様をいかにハッピーにするかをキチンと考えてくれている。実際、動画コンテンツもMVやライブ映像ばかりではなく、メンバーのオフショットやレコーディング風景、本人による演奏動画など、彼らのリアルをのぞき見ることができるので、より身近に存在を感じながら曲を聴くことができるのではないだろうか。

少なくとも私はしゃべったこともないTJ氏を旧友のように感じてしまうレベルまできてるぞ。あとメンバーが運営してる@たじbot、そこらの芸人より面白いからオススメします。

攻めの姿勢を崩さず、猛獣のように突き進むHNIB。近年は積極的に音源を発表し、新たな試みとしてクリーントーンを含ませた楽曲も垣間見れ、より大きなステージでのパフォーマンスを計算にいれたサウンドに仕上がっている。今後、メタル業界がどのような道をたどっていくのかは予想もつかないが、"BEAST"の精神を貫く彼らにとって業界の変化など恐るるに足りない。なぜなら、HNIBの貫くハードコア精神は10年経った今も最前線で戦えているのだから。

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