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2015/09/21

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現実逃避したいときに、最高に幻想的な音楽5選

こんにちは。
今やまさに2014年が生き絶え、誰に望まれたか、2015年がやってくる時期になってしまった。
皆さんはどうお過ごしだろうか?

私は夢の世界に行きたい。

年末という季節が嫌いなのだ。
時というのは無慈悲で、どれだけ抗おうと我々に残された時間を平等に奪っていく。
時に対する唯一の対抗策として、私は時間が流れていくのを見てみぬフリをするが、
年末と言う季節はそんな私の意向を無視して時の流れを強制的に認識させてくる。
世界は残酷だ。

ということで、現実逃避したい私と、画面の向こうの現実逃避したいあなたのために、
最高に幻想的で夢世界に浸れる音楽を紹介したいと思う。

Triosk - Visions IV

オーストラリアのエクスペリメンタルジャズバンド、triosk。
ジャズのピアノトリオと同じ、ピアノ、ウッドベース、ドラムという編成。
”ジャズ”と言う言葉が肥大化しすぎて、何が本当のジャズなのかわからなくなってくるが、
まだ見ぬものを追い求めてきたジャズの歴史を踏まえれば、彼らこそ現代のジャズといえよう。

ジャズとエレクトロニカの良いとこ取りのような音楽性、
もちろんその線引きこそが彼らのセンスである。

今回はそんな彼らの曲のなかからテーマに合うように幻想的かつ、彼らの魅力が最大限に伝わる曲をチョイスした。

Alcest - Souvenirs D'un Autre Monde

フランス発のポストブラックシューゲバンドの元祖、Alcest。
この世に数多ある音楽ジャンルの中でも一際ギャーギャーうるさいジャンルである、ブラックメタル。
そんなブラックメタルとポストロック、シューゲイザーが出会ってしまって、こんなにも美しい音楽が生まれた。
音楽の世界も合縁奇縁である。

フロントマンのNeige氏の幼少期に見た、幻想世界を表現することをバンドコンセプトとしている。
私は彼らの音楽を聴くと霧の深い深い森のようイメージが沸く、多分それで合ってる気がする。

今回のチョイスは彼らの名を世界に轟かせることになった屈指の名曲、Souvenirs D'un Autre Monde。

nine inch nails - and all that could have been

インダストリアルメタルの王子と言う名前を欲しいがままにするNine inch nailsこと、trent reznor。
時代、アルバムごとに音楽性が遷移していくのも彼の特徴の一つであり、
Nine inch nailsの音楽性を一言で語るのは難しい。

今回は、そんな彼のルーツのクラシックとシューゲイザー系のオルタナティブポップ色が強くでた、
冷たく、美しい珠玉の名曲、and all that could have beenを紹介した。

Jesu - Silver


Jesuはイギリスのインダストリアルメタルバンド、GOD FLESHのフロントマン、Justin Broadrickの
殆どソロプロジェクトに近いバンドである。
ポストロックとメタルの融合、ポストメタルというジャンルがあるが、その中でもJesuはずば抜けて重たい。
金属的に聳え立つギターの音の壁と優しく響くピアノが対照的である。
今回は彼らの代表曲、Silver。

Flying Lotus - MmmHmm


モダンジャズの最重要人物、ジョンコルトレーンの甥、Flying lotus。
ジャズとエレクトロニカの親和性が高いのか、偉大な叔父を持つ彼はエレクトロニカで知られている。
ヒップホップ、ジャズ、エレクトロニカ、ブラジル音楽、様々なジャンルの音楽を無差別に吸収し、
謎のフィルターが掛かって、ものすごい音楽になって出てくる、というのが彼の音楽性である。

難解な曲や、1分2分で終わる曲、何かの断片のような曲が多い彼の音楽の中で、
殆ど唯一普通に紹介して”聴ける”一曲、アルバムCosmogrammaからMmmhmm。

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