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2016/01/22

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緻密な音構成とアーバンなトリップ感 Geskia

なかなか世に出にくいマイナーな音楽の中でも良いものを紹介するというのも地下室TIMESのコンセプトである。
こんな書き出し方をしてしまうと、紹介されているアーティストさんにいささか失礼かとは思うものの、正直今回紹介するGeskiaはかなりマイナーな音楽ジャンルに分類されると思う。(因みにその界隈ではめちゃくちゃ有名である。)

Geskiaの音楽性は一般的に”グリッチ・ホップ”と呼ばれることが多い。
このグリッチ・ホップというジャンル、アンダーグラウンド過ぎて正直もはやなんなのかわからない。
個人的には「ヒップホップ→トリップホップ→グリッチホップ」の流れから生まれた音楽だと認識している。

Geskiaの魅力は緻密な音構成と確信犯的に仕込まれた前には出ないがどこかキャッチーなところじゃないだろうか。
この音にハマる人はとことんハマるだろう。

冷たく都会的


Geskia - Afterhours

ちょっと前にやたら流行ったポストダブステップの流れを汲んでいるように聴こえるが、
ビートはトリップホップからの流れにあるように感じる。

だが個人的には音楽的な出自なんかよりも、是非ぼんやりとMVをみながら曲に耳を傾けて欲しい。
非常に強烈なトリップ体験を味わえることだろう。

音の中に吸い込まれるような感覚これが心地良いと感じたら、早くCDを買ったほうが良い。
絶対ハマると思う。

 


Geskia! - "Creativity Quality

Gsikiaの緻密な音構成を楽しむのならこの曲がおススメだろう。
何重にも重ねられた音のレイヤーと、ノイズで構成される粒や粒子のような音たち。
断続的に流れる電子ノイズ、吐息たっぷりのボーカルのサンプリング。
それら全てで一つの複雑なビートを構成をしている。
 


 

因みにGeskiaの彼には別名義が2つほどあるみたいだが、このジャンル特有のわかりにくいウェブページなども相まって、残念ながら私はイマイチ把握できていない。
あと"Geskia!"のように名前の末尾に!がつく表記とそうでないのがあるがそれもよくわからない。

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