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谷澤 千尋

2015/09/21

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スリーピースだからこそ出来る「畳み掛け」 BURNOUT SYNDROMES[新人発掘]

こんにちは。

今回紹介するバンドは、BURNOUT SYNDROMES。
閃光ライオット2010で準グランプリを取ったこともあるので、そちらの方で知っている人もいるかもしれない。
「文学」を前面に押し出した世界観の若手ギターロックスリーピースバンドだ。

だが、文学をテーマにしたギターロックなんて割りとありふれている。
それでも今回彼らを紹介しようと思ったのは、彼らほどスリーピースバンドという形態を活かしきった音楽を出来るバンドはいないからだ。


 

「畳み掛け」

スリーピースバンド。
要するにギターボーカル、ベース、ドラムの三人で編成される形態のバンドであり、
良くも悪くもギターが一本しか使えない上に、ボーカルと兼任するため、歌っている最中に出来ることが限られてしまう。
要するにシンプルにならざるを得ないことが多いのだ。

確かにどちらかというと不利なバンド形態かもしれない。
だがスリーピースにも利点はある。
そう、少人数であるからこそ、全体の一体感を高めることが出来るのだ。

彼ら、BURNOUT SYNDROMESは、そのスリーピースという形態で、三人が一丸となってくっついたり、逆に離れたりして、
特に畳み掛けるような展開を得意としている。
と言うことで、では聴いていただこう。
特に下の曲の0:46秒から0:58分までの展開はヤバイ。


BURNOUT SYNDROMES - 文學少女(Short Ver.)

 

いかがだろうか?
忙しく、目が回るような展開と対照的なストレートなメロディ。
「忙しい展開」と称してしまったが、あくまでボーカルを引き立てるための裏方としての役割からは離れないため聴いていてうっとうしく思うこともないという、このバランス加減も絶妙である。

また、その忙しい展開を構成するアイデアの多さも特筆すべきだと思う。
この曲でいえば、特に面白いのは、やはり喋り?語り?のパートだろう。
どんどんテンポを上げながら、誰もが知っている文学作品を引用し、詰め込み、極め付けにはブレイクからの「恥の多い生涯を送ってきました」をぶち込んでくる。
良い意味でも悪い意味でも鳥肌が立った。
一度見ただけで忘れられないようなインパクトを与えることの出来る曲だ。凄い。

 

ドストレート


閃光ライオット 2010 BURNOUT SYNDROMES ~墜落/上昇~

 

もはや閃光ライオット発!という枕詞も必要としないところまできたとは思うが、やっぱりこれは見て欲しい。
もう5年前の映像になるが、彼らの名を世に広めることになった、閃光ライオット2010の映像だ。
前述したようなスリーピースの持ち味を活かしたアレンジは、まだ見発展ながらも、
今に続くストレートなメロディと、そのパフォーマンスはこの頃から顕在である。
というか、今のほうがこの頃よりさらに青臭い方向に進化した気がする。

高度に構築されたスリーピース論での畳み掛けと、真っ直ぐで青臭い世界観。
いやーこりゃあカッコいいぞ。
これからどうなっていくのか非常に楽しみである。

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