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谷澤 千尋

2015/09/21

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nine inch nailsの真髄はep,stillで見せた幻想的な世界観

最近は結婚して妻とバンドやったりイチャコラして、昔の暴れまくってた頃からは想像できないような姿になってしまったアメリカンオルタナティブロックの重鎮Trent reznorこと、nine inch nailsを紹介しよう。
ナインインチネイルズは1989年にデビューしたインダストリアルロックバンドだ。
基本的にメンバーはトレントレズナー一人で、レコーディングやライブなどの際に他のメンバー集めるというスタイルをとっている。

音楽性

大体インダストリアルロックやメタルと称されることの多い彼の音楽性だが正直私としては彼の音楽性をインダストリアルで一括りにするのは無理があると思っている。
まぁ正直ジャンルの定義の話をし始めると大体意見が食い違ってしょうもないガキの喧嘩のようになるのであまり深く突っ込むつもりは無いが、
まず、ファーストからセカンド辺りはインダストリアルロックの流れを汲みつつも、キャッチーなメロディと暴れたくなるような暴力的なリフが特徴だ。
(他のインダストリアルロックバンドは大体キャッチーさの微塵も無いものが多い)
この頃の曲でナインインチネイルズを一躍スターの座へ押し上げた伝説の一曲、wishだ
暴力的なリフにキャッチーなメロディ、ツンデレと言うべきか、現在になってもナインインチネイルズを代表するこの一曲は中毒性があり、リスナーを捕らえて離さない。


私としては3rdアルバム、the down word spiralの頃からの音楽性は同じような音楽性を持つフォロワーが現れなかっただけで、新しくジャンルの名前をつけた方がいいと思っている。
3rdアルバムthe down word spiralよりeraser

まだこのアルバムではそれまでのインダストリアルの上に独自の音楽性載せていくというスタイルが残っているように見受けられる。

が、次のアルバムfragileでまた彼の音楽性は大きく変化することになる。
94年に3rdアルバムthe down word spiralがリリースされてから5年(今の日本の音楽シーンのことを考えると一度世間に完全に忘れられて、再び評価する流れができるくらいのスパンだね!)を掛けて完成した2枚組の大作fragile。
私が最も愛しているアルバムであり、特にこの二枚ともCDに穴が空くほど聴いた。
そのサウンドは3rdで踏み込んだインダストリアルの先を更に別の次元に昇華するものとなっていた。
トレントレズナーの原始的な音楽性のルーツであるクラシックからの影響も多く見られ、シンセサイザーをや様々な生楽器を緻密に積み上げた、エレクトロ、生楽器とか色々混ぜちゃった交響曲のような音楽だ。

Fragileよりgreat below

私は彼の音楽性のfragile的な方向への進化は一度ここで完全を迎えたと考えている。
次のアルバムであるwith teethでは1stや2ndのような雰囲気を残しつつも、カラッとした骨太ロックのようになってしまった。
あとマッチョになった
たまに坊主になる。

Print_7

痩せてロン毛で暗そうな彼が

Trent-Reznor

マッチョで坊主で元気いっぱいみたいになってしまった

が、カラッとした骨太ロックのようなサウンドになってしまう前に彼はfragileで見せた濃密な世界観と同じ音楽性を持つCDを残している。
その名はstill!!!
そのCDはアルバムでもなく、ep、シングルという扱いでも無かった。
ライブアルバムのオマケ!!!!!(後に単品でも販売されるようになったが)
私としては寧ろライブアルバムの方がオマケであった。

Still よりand all that could have been


美しい…

因みにこの曲Aメロが7/4、サビが4/4、間奏が6/8拍子とマジでプログレチックな拍構成をしている。

Stillには全部で9曲収録されており、そのうちインスト曲が4曲、既存曲が4曲と、新規収録された歌ありの曲はand all that could have been一曲だけである。

因みに全曲死ぬほどいいが、最後の一曲は本当にとびきり最高なので貼らさせてくれ!

Stillよりleaving hope


あぁ…、美しい
召されそうだ…

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