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谷澤 千尋

2015/09/07

記事

あなたはtoolが聴けるだろうか?”プログレ訓練度テスト”

音楽に飢えた地下室timerの皆さん、こんにちは。

みなさんの一番好きなバンド、アーティストは誰だろうか?
そうやって聴かれると意外と答えるのが難しかったりするものだ。

だが私は即座に答えられる!!!
私の一番好きなアーティストは"tool"だ!!!!

tool万歳!!!!

あのマキシマムザ亮君も影響を受けたというやばいバンドtoolを
今回タイトルどおり”プログレ訓練度テスト”というテーマで今までとは少し違うアプローチで紹介したいと思う。

tool
toolシャツを着て布教活動に勤しむ同志、マキシマムザ亮君さん

なぜなのか?

何故そんな変な形で紹介するかって!?

答えは簡単!!

めちゃくちゃウケが悪いからに決まっている。(というか興味すら持ってくれない)
そう。”よく訓練されたリスナー”でないと聴くこともままならないのだ。

 


 

この記事ではtoolが何故ウケが悪いかを一つずつ紹介していくぞ!!(愛ゆえに)
相当の手練でないと一発でノックアウトしてしまうような難所ばかりだ!

あなたは果たしてtoolを聴くことができるだろうか?

1.変拍子だぞ!?

よっしゃ!一発目張り切っていきましょう!

ドン!

どうだ!?

ナヨナヨした4つ打ち音楽ばかり聴いている人からしたら、リズム的な面で全くノれないじゃんとか思ったりするかもしれない。

甘い!!

甘すぎるネ。

糖分たっぷりの4つ打ちのリズムにどっぷり漬かって育てられた弊害ともいえようか。
そんな甘ったるいビート感覚でtoolが聴けるはずがなかろうが!たわけ!
ざざ虫でも食って舌を矯正しなさい。

 


 

まさにtoolの醍醐味といえばこの変拍子である。
これを楽しめるかどうかがtoolのファンという栄誉を勝ち取ることに大きく関わる。

ビートを支配しようとすればきっとやられる。
あなたがビートを覗き込むときビートもこちらを覗いているのだ。

だが安心して欲しい。
彼らの変拍子はただ人を不快にさせるためにあるわけではない。
ビートの流れに逆らおうとせず、流れに身をゆだねるようにして聴いてみるのがいい。

突然パズルのピースがはまるかのようにバシッと決まるときがくるはずだ。
コレを味わってしまったら最後、toolの盛った遅延性の毒によってじわじわと中毒のドつぼにはまっていく。

 

2.展開が複雑だぞ!?

いくぞ二発目!!!おりゃあ!!!

お分かりいただけただろうか?(どこがサビか)

 

残念ながらtoolにサビやAメロといった概念は存在しない。(わかりやすくある曲はあるけど)

 

ここからがサビだよ♪みんなー!盛り上がるよー♪(デーデデッデッ!デッ!デッ!)

なんていわんばかりの邦楽ロックバンドが多い中、あなたのリスニング能力が低下しているのではないだろうか?
決められたレールの上を走るだけの人生になんの意味があるというのだろうか?

 


 
そのとおり。
toolの展開構成は既存のポップスやロックなどの展開からかけ離れており、極めて複雑である。
だがその展開には秩序があり、必然性がある。

サビやAメロといった様式に縛られていないだけで来るべくして来る音なのである。
彼らはいち早くそういった暗黙のルールを抜け出して、彼らの音楽を追求していった。

あとレコード会社もよくこんな難解なもののリリースを許可したと思う。すごい。

 

3.長いぞ!?

まだまだ始まったばかりだぜ?

行くぞっ!

なんだって?「この曲ずっと”ピー”っていってるだけ?」だって!?
まだ三分も経っていないじゃないか。まだイントロにすら入ってないぜ。

まぁスキマ時間が空くたびにスマホをいじって時間をつぶすような人間にとっちゃ、果てしなくながいかもしれないなあ!!
ロサンゼルスのスラム街で怯えながら過ごす、果てしなく長い夜を味わったことはあるか...?

 


 

確かに長い。

だが、誰が一曲3分半程度、長くて5分程度と決めたのだろうか?そんなルールは存在しないだろう。
一度toolの音楽と向き合って聴いてみてほしい。

恐らく長いとは思わないはずだ。
単純に彼らの表現したいものが時間と言う”軸”を広く必要としているだけなのである。

(強調したかったので一番長い曲のSEつきの音源を持ってきてしまった。
実際は5~6分台が多いので嫌いにならないでね!)

 

4.歌詞が難しいぞ!?

Wear the grudge like a crown of negativity.
Calculate what we will or will not tolerate.
Desperate to control all and everything.
Unable to forgive your scarlet lettermen.

tool - grugeより引用

 

”負の冠のような悪意を纏え
許容の境界線を図れ
全てのコントロールを渇望し
お前の赤く染まったレターマンは許されざる”

非常に難解である。
外人には語尾に”メーン!”とつければ会話できると思っている私が訳したので間違っていたら訂正して欲しい。

因みに引用の最後の行の"scarlet letterman"は小説 "The Scarlet Letter,"について言及していると思われる。
その内容によると実在の”アレイスター・クロウリー”なのではないかと推測される。
またボーカルのメイナードと仲のよかったビル・ヒックスの出演していた番組の
名前が"Late Show with David Letterman"と言うのだが、コレとも関連がありそうな気もしなくもない。考えすぎか。

歌詞を解釈するのに論文が必要なレベルである。マジで。

だがこういった濃厚な作品背景に興味を抱いてしまったら最後、のめりこみ続けることは間違いない。

 


 

またこれだけ難解な歌詞を擁していながらも”歌”として非常に気持ちよく音が乗っているのも賞賛に値する。
曲を作ったことがある人ならわかると思うのだが、言いたい事と音を両立するのは非常に難しい。
一回口に出して歌詞を読んでみよう!

難しい単語や、長い単語を使うとなおさらである。
私としてはこの歌詞だけでも数学の魔方陣のような幾何学的な美しさを感じる。

 

5.ボーカルが変態だぞ!?

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メイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan)
ボーカリスト。1964年4月17日、オハイオ州ラヴェンナ生まれ。本名James Halvert Keenan。陸軍に入隊したことのある元軍人だが、軍隊の現実に幻滅し音楽の道へ進むことになる。友人だったビル・ヒックスの誘いでコメディアンとして活動した経験もある。又、前述の軍人経験に加えグレイシー柔術も学んでいたため格闘技術は高く、ライブ中に興奮してステージに上がってきた観客を大腰で投げ、スリーパーホールドをキメながら平然と歌うという技術を披露している。最長で20秒を超えるド迫力のシャウト、派手かつ奇怪なステージパフォーマンス(黒パンツ一丁でステージに現れたり、ハゲ頭に金髪のカツラを被って暴れまわるなど)で目立ちまくるバンドのフロントマン。現在はア・パーフェクト・サークル(A Perfect Circle)及びプシファー(Puscifer)というふざけた名前のバンドでも活躍している。初来日の際には全身を青色にボディ・ペインティングし、観客に背を向けて歌い続け、日本語で「自分自身に問いかけろ」などと語りかけてきたと言われている。ワインマニアとしても有名で、2006年にはワインメイカーとしてオリジナルワインの販売を行っている。

ニコニコ大百科より引用

 

自分自身に問いかけろ

 

6.作品の出すスパンがやたら長いぞ!?

  • Undertow (1993)
  • Ænima (1996)
  • Lateralus (2001)
  • 10,000 Days (2006)

 

オリジナルフルアルバムの年表だが、短くて三年スパン。大体5年スパン。
前回のアルバムから現在2014年なので8年アルバムが出ていない。
海外サイトによるとなんかアルバムを作っているようなことが書かれているが、toolのことだからそう簡単には出してこないだろう。

まあ今までのアルバムを含め、基本的に何度聞いても飽きないため問題ないといえば問題ない。ポジティブにいこう、

 

いかがだっただろうか?

はあはあ、ここまでたどり着くとは...
なかなかやるじゃないか....

コレではれてお前も栄誉あるtoolリスナーになれる...

あとはCDを買いに行くだけだ...

私はあえてここにアフィリンクを貼らない...

自分の意思で自分の人生を切り開け....

では、ほとんど日本に来ないがtoolのライブ会場でお前に会えるのを期待している...

さらばだ...

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