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谷澤 千尋

2017/09/13

記事

幻想的で儚くて美しい、Alcest

みなさんこんにちは。
突然だが皆さん幼少期の頃に不思議な体験はしなかっただろうか。
深い森に迷い込んだような、夢か現実かわからないような体験。
得体のしれない場所なのに、何故か暖かくて懐かしい気持ちになる。

いや、私の話じゃないんだ。
今回紹介するバンドAlcestはフロントマンのNeige御大が幼少期の頃にお感じになった、そんな幻想世界を音楽で表現しようというプロジェクトなのである。

幻想的ってステキやん?

彼らの音楽性について語る前に、彼らのことを知らなかった人たちは、まずは一度聴いていただきたい。


Alcest - Opale

んーやっぱりかっこいい!
90年代に勃興したシューゲイザームーブメントの血が様々な音楽と交配して、とても新鮮なサウンドになったようだ。
個人的にはアルバムで聴くとコレの前の曲から繋がっていて、私の陳腐な表現だと、朝カーテンを開けて光りの束が目に飛び込んでくるような、とにかくパッと視界が開けるような展開が最高にかっこいいので、是非アルバム単位で聴いて欲しい作品でもある。

またおフランス出身ということで、MVもめちゃくちゃオシャレである。
MVに出てくる女性のそばかすが、フランス的萌えポイントだな。

このMVから察するに、宮崎あおいみたいな女の子が聞いていそうな雰囲気もするが・・・

 

音楽の血統

よしじゃあ、上のMVを見ていいなーと思った宮崎あおいみたいな女の子達よ、
下の曲も最高にかっこいいから聴きなさい


Alcest - Percées de lumière

いかがだっただろうか。
深く歪んだギターから奏でられる叙情的なアルペジオ、目の裏に突き刺さるようなスクリーム。
オマケにみんな腰まで髪を伸ばしているぞ!!

いや、すまない、少し恣意的な部分があったかもしれないが、これもAlcestなのである。

彼らの音楽のルーツを辿ると思いっきりメタルにたどり着く、しかも幅広いメタル界の中でも特に灰汁の強いブラックメタルというジャンルだ。

ご存知だろうか?ブラックメタル・・・?

いや、黒人がやってるメタルじゃないぞ、どっちかって言うとマジで真逆な感じだ。
では、ブラックメタルに関する公平な意見を持ち出すためにウィキペディアを引用しよう。

 

ブラックメタル(Black Metal)とは、ヘヴィメタルのサブジャンルの一つ。速いテンポのドラムに、金切り声のようなボーカル、音を強めに歪ませたギターでのトレモロのピッキング、宗教的で荘厳なアレンジなどを特徴とする。歌詞の内容には、サタニズム及び黒魔術への傾倒といった、反キリストを強く打ち出したものが多く含まれており、ブラックメタルバンドの中には、ペイガニズムやナチズムを掲げるものも多い。古くからのブラックメタルのバンドやファンの中には、ブラックメタルをあくまでアンダーグラウンドの音楽だと考えている人もおり(特にサウンドプロダクションに関しては、クリアでない方がいいと考える人もいる)、商業的な姿勢をとるバンドはしばしば非難が浴びせられる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%ABより引用

 

お、なんかヤバそうだぞ・・・!

インナーサークル (Black Metal Inner Circle または Black Circle) は、90年代初期のノルウェーのブラック・メタルバンドとその関係者らを指して使われた言葉である[1]。「誰が一番邪悪か」を競うかのように、教会の放火から殺人に至るまで様々な事件を起こしてヨーロッパ中を震撼させ、後のブラック・メタル・シーンにも多大な影響を与えている。
マスコミや音楽ジャーナリズムによって「悪魔崇拝集団」としてセンセーショナルに報道されたが、全ての事件に悪魔崇拝が関係しているとは限らない。中には Emperor の Samoth や Faust のように悪魔主義者ではない者も多数おり、ひとつの宗教的、思想的信条によって括れる性格のものではないと言える。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB

「誰が一番邪悪か」

っておいおい待て待て、
それって俺達が生活してる地球と別の地球のお話ですか!?

 

私は全部含めて大好きだよ!Alcest!

Alcestの音楽のルーツがブラックメタルであること、そしてブラックメタルがマジでヤバイ音楽だってことも両方とも事実だ。

だが安心して聴いて欲しい。
ブラックメタルは彼らのルーツではあるが、ルーツにしか過ぎない。
最新アルバムなんかではもはやブラックメタルのブの字も見えないほどである。

というか個人的にはブラックメタルと言うヤバイ音楽の血が入っていることが彼らの音楽性の最大の魅力でもあると思う。
ブラックメタルの血が混ざりつつ、幻想的で儚い世界観が彼らの持ち味だ。

深くリラックスしながら彼らの音楽を聴くと冒頭に書いたような幻想世界に浸れる。
宮崎あおいみたいな女の子にもマジで普通におススメできる内容ばかりだ。

ついでに初期の代表的なサウンドの曲を貼っておこう


Alcest - Souvenirs D'un Autre Monde

Souvenirs D'un Autre Monde、memories of another world、日本語に訳すと”別世界の記憶”というタイトルである。
6/8拍子のリズムが印象的な、タイトル通りのとても幻想的な曲だ。
因みに私はコレを聴いて一発でハマった。

 


 
確かに今まではブラックメタル界隈のバンドとして語られることが多かったし、割りとファンもブラックメタラーが多い。
私は一度ライブに行ったことがあるが、ひょろひょろの青二才である私がそんなところにいたら屈強なブラックメタラーたちにボコボコにされた挙句、悪魔達への生贄に捧げられてしまわないか心配だったが無事生還することできた。
というか見た目は怖そうだけど、そんなに危なくなさそうな人たちばかりだった。

まあ色々あるが、そこらへんも含めて良いバンドだと思う!

ではまた次の記事で!
オルボワール!

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