現役バンドマンに訊く!"今聴くべき"4バンド ~洋楽ロックへの日本からの回答編~
「今本当に格好いいバンドを知っているのは、現場の人たちなんじゃないか」
ということで、今まさに音楽の第一線で活躍している皆さんに今聴くべきバンドを紹介していただきます。
第一回はBASEMENT-TIMES激推し、怒涛の2ピースバンド、和製Death from Above 1979、Kidori Kidoriから、ギターボーカルのマッシュさんに紹介していただきました。
ライブは圧巻、ソングライティングは至妙、演技力はカス、そんな英国生まれの関西人マッシュさんから今回は「現役バンドマンに訊く!"今聴くべき"4バンド ~洋楽ロックへの日本からの回答編~」ということで洋のテイストを備えた気鋭の4バンドを教えていただきました。
是非みなさんのプレイリストにお役立てください!それではマッシュさん宜しくお願い致します。
Czecho No Republic
■ オススメポイント
友人というバイアスを差し引いて尚かっこいい
お付き合いの長いバンドで、彼らが3人組の頃から対バンしていました。新譜が出たら必ずすぐに聴く、唯一くらいの近いバンドです。誰かから頂いた音源は必ず聴くのだけど、どうしても自分で買った音源たちをまず聴きたくなってしまいがちです。ただ、チェコだけは優先順位が変えて真っ先に聴いてしまう。今の洋楽を巧みに邦楽にしちゃうのが凄い。またその匙加減がお上手。
定義は色々あれど僕は、良いバンドってチェコノーリパブリックのことを言うんだと思います。
TENDOUJI
■ オススメポイント
24 hour people的バカ
あんまり面識はありませんが、一方的にファンです。
やってる音楽は90年的な印象を受けるけど、なんか80年代後半のイギリスみたいなノリが良い。僕は愛すべきバカというと大変失礼だけど、そういう人たちを大好きになってしまいます。バンドっていいもんだなぁ、楽しいなぁ、と今一番思わせてくれる人たちなんじゃないでしょうか。
非日常が云々っていうと、ネズミの国っぽいけど、非現実というか、対リアルというか、そういうのがロックなのだとすると、とてもロックンロール。キケンです。
Helsinki Lambda Club
■ オススメポイント
洋楽オマージュと稀にブリッ子
共学の高校にいる中くらいの男子達。いつも同じグループだけでつるんでいて、とにかくずっと一緒にいる。多分、部活とかはやってないし、やってても室内完結型のやつ。そんな奴らがそういう日常から一緒に抜け出そうとして組んだバンドってのが僕の第一印象で、そういう意味ではカナブーンに対して抱く感情に似ていました。
ただ、ライブを観てビックリしたのはリズム隊、つまりベースとドラムが今の邦楽若手で一番凄いと思う。個人的なツボは、ところどころに散りばめられた洋楽オマージュと稀にブリッ子なところが垣間見えるところ。
DYGL
■ オススメポイント
ロック然としていて且つ英語もお上手
全く面識はありませんが、一昨年?くらいから格好良いロックバンドがいるよという話を遠くの方から聞くことが多かった。普段はそういうのは聴かない姿勢になりがちなのですが、妙に気になって検索して出てきたEPのジャケがかっこよかったので聴いてみました。
僕と同世代ぐらいの方には懐かしさみたいなモノも感じられる音楽性で、ロック然としていてかっこいいバンドだと思います。うんうん、そう、って気持ちにさせてくれる。英語もお上手だし、好きです。
今回の紹介者さん
外国産の日本人。作詞、作曲と編曲。
Kidori Kidoriっていうロックバンドでギターボーカルをやっています。
仲良くしてください。
マッシュさんありがとうございました。
第2回は次週、お待ちください!