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は!? SIX LOUNGEもう売れるの!?

2016/07/16

 今年の頭に「2016年ブレイク邦楽ロックバンドまとめ」と題して、いくつか良さげなバンドをピックアップした記事を書いたが、その中の一つ、SIX LOUNGEというバンドが猛烈な勢いで人気を伸ばしている。

 特徴を説明しようにも、ただ普通のバンドだ。スリーピースで、ギターロックで、そしてカッコイイ。

 最近、バンドシーンがちょっと変わってきたな、と思うのだ。しばらくずっと、普通のバンドというやつは個性の強いピーキーなバンドたちに話題を食われ、28歳の誕生日を迎え現実に気が付き実家に帰って稼業を継ぐものだった。それがどうも最近じゃ、歌謡曲!愚直なギター!8ビート!そんなバンドの基本に立ち返った、必要要素だけ持ったバンドたちがちょっとずつ評価を受け始めている。迎合していきたい流れだ。

 SIX LOUNGEなんかはもうその槍先のようなバンドで、もう本当にただバンド。Wikipediaのページを作るとして、ジャンルの欄に「ロック」の三文字以外入れられん。

 バンドシーンで売れるバンドには、共通して「邦楽ロックっぽさ」みたいなのが備わっていた。髪型だったり、パフォーマンスだったり。ダンスビートだったり。「ほら、みなさーん!サブカルでちゅよー!」と、千葉の高校通ってるくせにやたら下北沢とかを歩きたがる女子高生(結局サイゼ行く)とかにアピールする何かを携えて置くことが、マストであった。

 僕自身このサイト内で、個人的な好き嫌いは別として、売れるか売れないかの話をするときの物差しの一つとして、邦楽ロックの匂いをちゃんと持っているか?という点を重要ポイントとして語ってきた。上の記事なんかで言えば、Benthamなんかは邦楽ロックなるものにしっかり所属しつつ、かつ他より一歩垢抜けた音楽性で"子供だまし"と一蹴されないサウンドを鳴らしている。そういう部分で「これ2016年、来るぜ!」と書いたんだけど、SIX LOUNGEやMy Hair is Badなんかはカルチャー自体の変化を促す形で「来ちゃうぞコレ…」と。

 枕が長くなりました。売れるぜ!と書いといて難だけど、Benthamも岡崎体育もSIX LOUNGEも来るのが早すぎる。みなさん今年度、豊作にございます。

 SIX LOUNGE、マイヘアのこの流れ、もしかしたら音楽業界に変革が起こる予兆かもしれない。見逃すな、座して待て。

 なんか曲名とドラムの風貌のせいで毛皮のマリーズがチラつく。

 みなさんこの曲一曲聴いて、どう思われましたか。僕は正直、ちょっとパッとしないな、と。大人しめのBABY BABYという印象。

 でもそういう話ではない、この曲をリード曲にした真意は測りかねるけれども、サウンドとして今のシーンには逆に真新しいシンプルさ。他のバンドと比べたときのライブでの聴こえ。18歳という若さ。サブカルじゃないのにバンドから離れすぎないボーカルのルックス。全てが絶妙。

 特にルックスとサウンドに関しては、本当にうまい具合にギリギリのラインをつま先で踏みとどまっている。例えば、今のシーンに急に少年メリケンサックみたいなゴリゴリのパンクネスをブン投げても"邦楽ロック"として大成するのは厳しい。そう考えれば、既存のマーケット(千葉の女子高生、ディッキーズとオーバーサイズのバンTが私服)にも響きつつ、差別化を計れる。

 

 かつ、今爆売れしてるマイヘア。僕も大好き。よくひとりでカラオケで号泣しながら歌っとる。このマイヘアの存在がデカい。

 マイヘアに関してはライブの強烈さと歌詞性を武器に硬派に積み上げてきたものが爆発した形で、今売れに売れているんだけれど、彼らが今シーンを牽引し始めていることが、バンド業界に「あ、このシンプルな感じ、一周回ってアリか」の波を招いている。その上同じレーベルのYouTubeチャンネルからSIX LOUNGEの動画が投稿されている為、そこらへんからの流入も大きい。今の時代YouTubeマジでばかになんない。強い。

 このレーベル、the ninth apolloがまとめて来るぜ!なんて3カ月前のワタクシ無責任に宣っておりますけれども、マジで現実味を帯びてきている。ていうか実現しつつある。

 

 MVで歌詞を一面に表示してるんだけど、売り出す側も彼らSIX LOUNGEにおけるMVと歌詞の重要性を重々理解しているようで、1stアルバム流通に際してバンバンMVつくって押せ押せの宣伝をしている。12曲のうち4曲もMVが制作されている。期待され方がハンパない。

 

 やっぱマリーズ好きでしょドラムよ。歌声かわいい。

 全体的に若さで押し通してる荒っぽい部分が隠しきれていないけれども、まだ18ですよ。どういう風に極まっていくか、そういう意味でも期待が持てる。これでもっと四分に頼らない攻撃的な歌メロが聴ければもうボカァ言うことございません。マイヘア先輩を食い殺すようなパンチのある一発、すごく楽しみにして待っております。

 どうでしょうか、訊くに、大学を卒業して就職し疲弊を覚えはじめたOLのみなさんには一定数、男子高生を養いたい願望があると言うじゃありませんか。

 このSIX LOUNGE、平均年齢18歳、ピチピチの少年性を兼ね備えております。実りのない合コンはもう断って、浮いた交通費雑費を彼らに貢いではいかがでしょうか。

 

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