Lucie,Tooはこのまま売れてしまうのか
今年は売れるバンドたくさんいそうですね。ところでLucie,Tooをご存知ですか。
去年末に姿を現すやいなや導火線ゼロで人気爆発した大型新人バンド。それがLucie,Too。なんて言ったら大げさかもしれないけど今本当にキてるガールズスリーピースで、もう既に知ってるという人も多いはず。
ところでね、話は変わりますが俺は女性の女性性みたいなもんが本当に嫌いで、買い物は長いわ、人の運転中助手席で寝るわ、鍋やるにしてもゴマ豆乳鍋とかやりたがるわ…「みて〜このネイルかわいいでしょ〜」じゃないんだよ。「手○キしづらそうだね〜」ぐらいしか感想でてこねえよ。
潜在的に甘えてるんじゃねえのかと、人に、男に、世の中に。頼るんじゃねえよと。孤独を抱えて生きろよと。女ども、映画館のガールズデーが許しても、俺はお前らの甘えを許さねえぞと。そういう怒り、俺にはアツい憎悪の火があるぞと。
かわいい許す〜〜〜。飲み代全部出す。マカロンだってあげちゃう。かわいい。
というわけでLucie,Too。かわいいです。ルックスも、音楽も。ご紹介致します。
よく女ボーカルでLuckyって曲名つけたな。神をも恐れぬと言うのか。
この曲、驚愕の一分半。メロコアかよ。
音楽的に申すところ、以上。マジで普通の曲。良い意味で。バンドはこうでなくっちゃな。
至って普通の循環コードでイントロ、Aメロ、サビの単純明快な出来映え。時々入るコーラスがかわいい。
リードギターもいないしコードとエイトビートの上でただ歌うのみ。
カクテルにおいて、一番バーテンダーの腕が試されるのはジントニックとよく言うんだけど、このジントニックという酒、ジンにトニックウォーターを入れるだけの犬でも猿でもヤバTのベースの女でも作れるような酒。しかしシンプルが故においしく作るのが難しく、バーテンダーの力量を試す良い材料となっている。
この曲も、ジントニックみたいな曲だなと。誰でも作れる構成が故に良い曲にも悪い曲にもなる。それをちゃんと良い曲として完成させてる。
服装も新機軸でいいなと。
バンドつったらダルダルのTシャツ姿。っていうイメージがある中で最近はこういうブラウス姿のガールズバンドが増えている気がする。ほら、リーガルリリーとか。
一昨年ナードマグネットを大ヒットさせたThistimeRecordsからのリリースなんだけれど、下北沢のインディーシーンをシメている彼らが目をかけるのもこういう一歩進んだ琴線からなんだろうと。
他のガールズバンドと比べると、最近流行の湿っぽさみたいなもんがない。ネガティブな恋愛観というか、悲壮感というか。
「あたし、幸せだったよ…(涙ホロリ)(アボカドぽーい!)」
みたいな、そういうブームじゃないですか今って。そういうのがない。このバンド。恋の真っ只中だったり前兆だったり、20代の恋愛観じゃなくて10代。酸いも甘いもであるはずの恋だけど、彼女らの歌詞の中では甘さばっかり。マカロン。女は本当にマカロンが好き。だから売れるとおもいます。マカロン。
そんなわけでLucie,Too。この破竹の勢いのまま売れちゃうんですかね。それはあなたがCDを買うかどうか、それ次第。
ではまた。