著作権料を払いたくないCM制作会社が、丸パクリ曲作って支払い回避するのいい加減誰か怒れ
こんにちは。今日はみなさんに怒ってもらうべく筆を取りました。
まずこちらを聴いてください。
NISSANの大ヒット車種、NOTEのCM。
車のCMってことで、カット割りや合成、撮影ロケーションなんかを鑑みても結構なお金がかかっているであろうこのCM。橋のカットどうやって撮ったんだろう。あと美人のイヤリングって何でデカいんだろう…
さておき聴いて欲しいのはこれ。
マジかよNISSAN。言い逃れできんでしょこれ。
言いたい事は色々あるけど、キーを変えただけで全くカモフラージュ気すらない堂々とした盗作っぷり、さすが上場企業といった所。
音楽をはじめとするほとんどの芸術には、オリジナリティに特許のような明確なガイドラインがない。なのでしばしば「パクった」「パクられた」と本人同士やファン同士でモメたりする。
しかし何でもそうだけれど、無から突然着想を得てものを作る事なんかほぼ不可能で、音楽なんかは特に模倣したり参考にしたりするころから誰もが自分オリジナルの作品を作り出すわけで、あまりにも"そのまんま"じゃない限りそう目くじら立ててパクりパクり騒ぐ必要はないと俺は考えている。
が、今回の件に関しては「著作権料を支払いたくない」という意図が明確にある。完全な確信犯だ。
といったところでこれを見て欲しい。
サブウェイで野菜マックス注文すると次郎系ラーメンみたいになるのでオススメです。途中で野菜捨てたくなる。
じゃなくて
どんだけパクられるんこの人。
紹介を忘れていた。H ZETTRIO、元東京事変、PE'Zのピアニストであるヒイズミマサユ機氏率いる(公式設定では別人らしい)ピアノジャズトリオ。そっちの畑の人ではかなり有名で、今年もFUJI ROCKをはじめとする各種フェスでの公演も決まっている今勢いのある3人組。
最近H ZETTRIOがTVCMに使われていますか?という、問い合わせが結構あります。
が、我々ではございません。
(つづく)
— H ZETT M@トリオツアー中&M新譜 (@H_ZETT_M) 2017年6月7日
某ファーストフードの時は「偶然かな?」と流してたんですが、
某自動車メーカーのは「これはちょっと、Dancing in the〜?」
と、、もしこれらを作った方が同一人物だったら確信犯ですね。企業の皆様。もしご要望があれば本家にご相談ください。
格好いいものをご提供致します。— H ZETT M@トリオツアー中&M新譜 (@H_ZETT_M) 2017年6月7日
前にうちのサイトで企画に参加して頂いた時は
「のほほんとした人だな」
なんて印象だったんだけど珍しくガチ怒りしてたのでびっくりして確認したらこの有様よ。まあ、怒るよね。裁判沙汰にならないだけ寛大なくらいだ。
そもそもこんなにクセの強いアーティストの楽曲をパクってバレないわけがないし、いちいち例は挙げないけど音楽業の著作権って舐められがちで、明らかに洋楽の名曲を意識した楽曲をちょっとだけメロディ変えて使う、なんてことが横行している。
盗作って、立証しづらかったり、いざ告訴するにもアーティストのポーズ的に難しいんですよね。
敗訴した場合のリスクを考えてアーティスト側は訴えを起こせないケースがほとんどで、それを盾にとった広告業界の間でこういうグレーな行いが横行しているのが今の実態。
音楽の金銭価値に対する「ま、ええやろ」っていう空気本当になんとかしないといけないんじゃないかと。
みなさんあんまり意識したことないと思いますけど、音楽作るのって実はメチャクチャ金かかるんですよ。
良い曲を作るには、医者が医大卒業するのと同じくらい、音楽を聴いて弾いて作って時間を注ぎ込まなきゃならないし、1つのアイデアを思いつくのに数日を費やすことだってあるわけで、しかもそこにレコーディング代や機材費、各種雑費が上乗せされて初めて一曲完成するわけですよ。
繰り返しになりますけど、やっぱり音楽って舐められてると思うんです。無料サービスじゃないんですよ音楽は。
ともかく、上記2企業にCMを提供した広告代理店には、H ZETTRIOの3人にちゃんと三つ指ついて謝って頂きたい。そんでもってこういう広告業界の悪習が改善されるきっかけにでもなれば幸いです。
怒る時は怒るべきだと思います。
それでは。