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My Hair is Badがこんなにアツいバンドだなんて知らなかった

2016/10/16

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 最近流行ってる。というだけで何でもチャラついたものに思われてしまう。完全に悪癖である。

 My Hair is Badに関しても
「あー最近人気のバンドだよね」
 という認識しかなかった。新しい音楽を聴くのはちょっとした精神労力を使うし、最近急に伸びあがったYouTubeの再生回数とMy Hair is Badというバンド名が俺の食指を遠ざけていた。クセ毛は人間性の捻じれから来たる。クセ毛の奴は大抵が人格破綻者で間違いないのだ。

 そう思っていたのが去年。年明けに機会があってMy Hair is Bad、聴きました。すみません、最高ですマイヘア。


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 嫌いになれる要素が一個もねえ。なんなら彼らを悪く言うやつがいたらね、代わりに殴ってやりたいぐらいだよ。

 こんな硬派なバンドがまだいたのかよ、という驚き。しかも人気あるのかよ、という驚き。あとそんなにクセ毛じゃないことに驚き。と思ったらベースの髪グッチャグチャで驚き。

 歌詞は、たしかにただの恋愛詞だ。音楽なんか8割が恋愛ことを歌うもんだし殊に日本のバンド音楽には恋愛についての歌が多い。

 しかしマイヘアの詞に他と違う部分があるとするならば、内容のフィクション性が薄いことだろう。なんでもいいから最近売れている他のバンドの歌詞を思い返してほしい。なんていうか少女漫画みたいにロマンチックで清潔な内容ばっかりだろう。緑の少女にー出会ったー とかね。ナメック星かよそこは。

 だがマイヘアの歌詞は嫌に現実味があって、椎木の言う「ドラマみたいだ」なんてせいぜい夜に校舎に行くくらいだ。全然あり得るし実現可能。

「ちゃんとする」きみはずっとずっと信じてくれていたのに

 俺なんかもうこの時点で泣きそうだよ。演奏開始1分以内に涙腺に来てる。「裏切って会ってヤって」とか言う必要もないような事実まで言ってしまう。完全感覚Dreamerが僕の名さ、とか嘘言わないもん。お前の名前はTakaだ。

 

 音楽的には、愚直の二文字がまさにふさわしいバンドだ。聴く人が聴いたら「特徴がない」とか言いそうなもんだが、個々の音と声とメロディさえ良けりゃ特徴なんていらんのだ。

 とはいえ、ここまでただのギターロックでも退屈せず聴けるのはドラムのビートパターンの多さに依るところも大きい。しかしもう本当にただのギターロック。日本どころか世界中見渡しても最近じゃここまで単純なロックミュージックは珍しい。
 しかし、バンド音楽を聴きたくて仕方がない人間なんかからすれば、ヘンにシンセやらエフェクトがかったギターやら打ち込みバスドラムやら、そういう要素は本当邪魔でしかない。俺が聴きたかったのはこういうバンドだ。バンドで鳴らすならこれで十二分。エレクトロ要素はアイドルとアニソンに任せとけば良い。バンドに求めるのはただデカい音だ。

 

 番外編だが、椎木の作る曲は歌一本で聴けるぐらいメロディの強度が高い。これは弾き語りだが、なんらなアカペラでも聴いてられる程に歌メロがしっかりしている。

 逆に歌メロに空白が多かったり、起伏が少ないバンドもいるが、その場合リードが弾ける部分が増えたり一長一短だ。だが個人的な趣味で言えば、マイヘアで聴けるような"ザ・歌モノ!"という曲の方が、俺は好きだ。せっかく日本語で歌ってんだから邦楽なら歌を聴きたい。

 マイヘアの曲はカラオケにも入ってるし、とても歌いやすい。オススメだ。ただすげえ女々しいヤツだと思われるから女子の前では控えた方がいいかもしれない。

 

 マイヘア、良いな。そう思える人はきっとバンドが好きなんだろう。もっと売れろ。

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