SMAP解散するらしいしSMAPの名曲をおさらいしておこうよ
SMAPが解散するらしい。最近どうなってんだ芸能界。ベッキーの不倫を皮切りにDAIGOが北川景子とKSKで船越英一郎が離婚してSMAPが解散。
「いまだ!どさくさに紛れてぶっちゃけろ!!」
みたいな空気、ないすか。大丈夫っすか。
ミーハーかもしれないが、こういう機会がないとスマップを音楽グループとして振り返ることもないだろう。それぐらいSMAPは日本人にとって普遍的なものとして根付いている。テレビをつけたら居て当たり前、当たり前すぎて熱心なファン以外は今更彼らの音楽も真面目に聴こうなんて思わないのだ。SMAPを音楽アーティストとして捉えることは、電マを正しくマッサージに使うようなものだ。
やはりしかし、SMAPに提供される楽曲たちは当然生半可なものではなく、いまこそ振り返って聴くに値する名曲ばかりだ。
せっかくの機会、なんて言ったらは角が立つけれど、今聴かなきゃずっと聴かず終いになってしまう。そんなわけでSMAPの名曲をおさらしておこう。
オレンジ
00:48~
SMAPと言えばらいおんハート、世界に一つだけの花、ダイナマイト、と、出すシングル全てこの20年世間のひなたを彩ってきた代表曲ばかりだが、名曲と言ったらコレしかない。オレンジだ。
知っている人は知っているし、知らない人は意外にしらないこの曲。らいおんハートのカップリングとして収録されているいわば「隠れ名曲」だが、ホントに良い曲。日本の歌謡曲史に残るべき名曲だ。
とにかく聴いてみて欲しい、これを聴いて何も思わないのであればあなたはきっと音楽の聴きすぎで感覚が麻痺しておかしくなっている。一回SMAPでリセットしてくれ。
曲を紹介するにあたってこの本来サイトでは音楽的にどうこう…と理屈を並べるべきだが、説明すべきなにかも見当たらないくらい、ただただ良い曲だ。強いて言うならメロディと、男性アイドルユニットという複数人の合唱を前提とした編曲がミソか。サビの盛り上がりを音程の上げ下げに頼らずハモりのない斉唱でメロディの良さを際立たせている。そして何より中居の歌を誤魔化せる。
アイドルの曲の良いところはやはり歌いやすさ。カラオケなんかで選曲に困ったときはこれを唄っておけば「あ、SMAPじゃん」と盛り上がるし歌いやすい。そんな意味でもオススメの一曲だ。
がんばりましょう
僕が幼稚園によちよちかよってたぐらいの頃の曲だ。あの頃はまだ森くんがいた。
涙が出そうなくらい懐かしい。懐かしいから良く聴こえるだけなのか。今の中学生にはどんな風に聴こえるんだろう。
90年代にこんなサビにフックが効いた曲がテレビを賑わせていたなんて俄かに信じがたい。攻めすぎ、攻めすぎだけど論理で説明つかぬキャッチーなサビだ。やっぱすごいぜSMAP。
夜空ノムコウ
スガシカオの渾身の一発。SMAPのポジションを鑑みるに、やっぱりこういうストレートに良い曲というのが似合う。素人クサイ歌がなぜか涙腺に来るのはなぜだろう。キムタクですらピッチが怪しくヘタウマとも呼べない歌なのに曲自体の良さと合わさって謎の感動を生み出している。なんというか、素人がカラオケで一所懸命頑張って歌っているような、そんなかっこよさだ。
SMAPの良さはやはりこの斉唱にあると思っている。
ハモらない。同じメロディを5人ないし6人で歌う力技。しかし一人ひとり声にひどくクセがあり、歌も上手くない。上手くないからこそ不安定なソロパートから斉唱になった時の安定感と音圧感に、サビの盛り上がりが追従してくる。歌は上手けりゃいいってもんじゃない。総合して「良い曲」に聴こえることこそ大事だ。
解散しようが結局SMAPからは逃れられない
なんだかんだSMAPは今の20代のポップセンスの根幹にいる。たとえ中居くんの司会がイジりが鼻に突こうと、だ。
これからSMAPをお茶の間で見かけなくなったりするのかもしれないが、たまには「ああ、この記事で紹介されてたなあ」と彼らの楽曲を思い出してみて欲しい。
懐かしくなったり、元気がでるかもしれない。