イチオシ Minus the Bear
最近、バンドもので一番聴いているかもしれない。お気に入りを惜しげもなく紹介しよう。嘘だ。ちょっと惜しい。
Minus the Bear アメリカのインディーズロックバンドだ。
ギターが伝説的ハードコアバンドであるBotchのメンバーだ。ギターが半端ない。
えええ?Botchを知らないって?この際聴いてドヤ顔しなさい。
Botch
彼らは知っておいて損はない。
Minus the Bearとは全く音楽性が違うのでBotchを好きになれなかったら『大嘘憑き(オールフィクション)』 でなかったことにしよう。
ハードコア界隈では確実に有名だ。
一番雰囲気が伝わるのはこれだろうか。音質は気にするな。雰囲気を感じてくれ。
正直ハードコアはあまり得意じゃないのだが、彼らの音楽にはかっこよさを感じる。
メロディアスなリフがあるからボーカルにメロ感がなくても問題なく聴ける。
ゴシャー!!っとしてわからない?
CD音源。むちゃくちゃかっこいい。
フルアルバム版なので、色々聴いてみるといい。リフがハッキリしているので曲ごとのキャラが立っている。
ギターの音がすごい。ここまでしっかり歪んでいながらも芯がある歪みを作るのが難しいのはギタリスト諸君ならわかるだろう。
Minus the Bear
さぁ、本題だ。
Minus The Bear "Knights" (LIVE)
メンバー全員、ハードコア出身。
ゴリッゴリのハードコアをやるかと思いきや、ポストロック、エレクトロニカの要素を加えた歌モノオルタナロックに仕上がっている。
『俺らハードコアの人やで?』という部分が時折垣間見えるところが最高である。
単なる歌物バンドとして紹介するのは惜しい。
おそらくボーカルなしでも聴いても飽きない仕上がり具合だと思う。
非人間的なエレクトニカの要素とハードコア仕込みのエモさが絶妙に配合されている。
変拍子駆使の変態ユニゾンもあったりと聴きにくそうなことこの上ないが、なぜか聴きやすい。
難解な展開、フレーズとさらりと曲に落とし込めるだけの圧倒的演奏技術の成せる技だろう。
ギターが半端じゃない。
彼の機材解説動画もあるので観ていただこう。
機材とかよくわからないよ~っていうやつもわかるやつも11分あたりを一度みてほしい。
え?あのイントロこうやって弾いてたの?っていうかギターだったの?変態だ。変態すぎる。
緑の4つ繋げてあるエフェクターは、愛用者も多いLINE6屈指のディレイ、ルーパーエフェクターである。それを4つだ。
この映像から、ライブのセッティングが終わった後にギターでループを作っているらしい。
それだけでは足りないので曲中にループを作ることもあるそうだ。
後半に出てくるのは日本発の楽器オムニコード(Omnichord)だ!!!マニアックな楽器だ。
1981年に鈴木楽器製作所で作られた楽器で、「ストラムプレート」という長い金属板がうんたらかんたら…
いかん。血が騒いでバンド紹介だということを忘れそうになっていた。
Minus the Bear 、イチオシだ。
あ、作ってるね。ループ。ベースも楽曲中にチューニングしてるね。かっこいいね。