実践!バンドやってる先輩を1秒に6回殺す方法!
センパイ、ってどういう字を書くか知ってます?先に生まれやがった輩、で「先輩」
何においても先達という存在はありがたく、年長者は須らく尊い。具体的には、そうですね。飯おごってくれたり、会計済ませてくれてたり、あとは飯代払ってくれたり、かな。それ以外は害しか撒き散らさぬ。敬語丁寧語謙譲語に使う文字数がエコじゃない。僕より齢が上の人間は自主的に死ね、なんて身勝手は言わんまでも、そうだね。意識とか行方とかが不明になったらいいな。
百害に加えて一利(飯代)ありのパイセンとかいうヤツら、ただでさえ生活の障害なのにそんな奴らがバンドなんかやってた日には手が付けられないワケ。鬼に金棒、虎に翼、パイセンのバンド。
季節は春めいてまいりました。人によってはバンドサークルなんていうものに入ることもあるでしょう。オススメはしませんがね。そうもなればですよ。いるわけです、学内のサークルにふんぞり返り、一年生に真空管アンプのスイッチの切り方とか八の字巻の仕方とか、マイクの指向性とか講釈垂れるバンドサークルのパイセンってやつがよ。ちなみに3つともすげえ大事だからちゃんと話訊けよ。いいやつだよそいつはたぶん。
いや僕が言いたいのは、内輪のサークル活動にも関わらず、1年生のバンドの演奏力に苦言を呈したり「最近みんなの演奏から""熱""を感じない」みたいなこと言ったりする人らな。想像の中だけで既にうるせえなサンボマスターのライブ行け。子供をいじめんな。
なぜ突然こんな話になったか。先日、僕の知人からこんな相談の電話があった。
「バンドやってる先輩が本当に偉そうで… なんとかして欲しいんですよ… え?はい。その人のバンドですか?MADWIMPSってバンドです。はい、ラッドのコピバンです」
激熱の案件。呆れた輩だ。生かしておけぬ。
そんなわけで今回は、実践!バンドやってる先輩を1秒に6回殺す方法!ということでね。「あ、ちょっと小腹が空いたなー」って時に手近な先輩をサクっと殺して食べちゃえる感じの裏ワザ的なものをみなさんにレクチャー。朝はスムージーとセンパイの死肉で決まり。じゃ、さっそく見てみよう。
外バンやってないんすか?
ハンター連載再開したね。
サークル内でコピバンやってるだけのパイセンはこれで一撃。急なストレスで脳とかが溶けた感じになって死んだみたいな感じになる。そういう感じ。
平均的な日本人男性がサークル外でバンド活動を行わない場合の理由の94%が「作曲能力と行動力がなく、あと顔がブスだから」というものとなっております。実にクレバー。
行動力や主体性、能力の向上、これらはサークル活動のような手ぬるい環境にいればいるほど溶けてなくなっていく。サークル特有の人肌のような生温かさは菌類が繁殖するのに最も適した温度であり、人間性の腐敗がスムーズに進行するのだ。みんな気を付けろ。自主的にヒリつけ。
上記の一節を浴びたパイセンは決まって
「しゅ、趣味でやってるからといって手を抜くのは違うだろ!」
とか
「が、が、学外でバンドやってれば偉いなんてことないだろ!」
と手足の取れたアメンボのように必死にもがき始めるから
「何と戦ってるんですか?」
の一言で残りの手足も取ってあげようね。楽にしてあげようね。
それ地下室TIMESに書いてあったヤツっすよね?
あ、こんにちは。BASEMENT-TIMESの石左と申します。よろしくお願いいたします。
なんでも関西のとある大学ではうちの記事を授業に使ったりすることもあるそうで、そんな大学に学費支払ってるご両親の気持ちを慮ると胸がドキドキしてとまんないんですが、やはり読者層の多くはバンドマンと学生と心が壊れた社会人のみなさんらしく、バンドサークルの先輩方なんか読者層のど真ん中にいるわけですよ。その読者層のど真ん中おもっくそどついてんぞ、良いのかよ俺よ。
「邦楽ロックは卑怯ドラムでジャンクフードだからさー」
「音楽の趣味って性癖みたいなもんだよね」
「ワンオクなんかもうほとんどエグザイルと同じっしょ」
こんなこと言う人も、おられると各所から伝聞しております。何左だお前。やめましょう。自分を持て。強く生きろ。死ね。
めっちゃKANA-BOONに似てました!
これはごく個人的な話なんだけど、昔バンドやってた頃、ライブが終わりにPAのお姉さんに
「今までみたコピーバンドの中で一番バックホーンに似てた」
と言われたことがあります。僕の曲ですこれ。
世代が世代なので、今やってるアマチュアのオリジナルバンドの4割強がKANA-BOONとかドラマチックアラスカとかから大事な部分をダメにしたようなバンドをやっていて、ある程度自覚もあるのでそこらへんをぶん殴れば脳震盪間違いなし。
彼らのアイデンティティィィはせいぜい「ドラムが女」とか「ボーカルのライブパフォーマンス」とか「学校で一番上手い奴らでやってる」とか、そこらへん。そこらへんを心の支えに今日も俺とか友人各所ライブの誘いメールとか送ってくるんです。すまん、チケ代払うから家にいさせてくれ。
後輩と言う立場から断れず、ノルマ稼ぎに駆り出されているんだから「めっちゃカナブーンすね!!顔も!!」ぐらいの嫌味言っても良いよ。バンドの神とかが許すつってる。言え。
というわけでお呼びしました。OBの先輩です
毒には毒、先輩には先輩の先輩。OBだ。
そもそも呼ばれてしゃしゃり出てくるようなOBに碌な奴がいるわけがない。全員自分のこと全部正しいと思っているし年が上だったら偉いと思っているしサークルは未だに自分の王国だと思っているし脇は臭いし将来禿げるし飼ってる犬は病気だ。犬かわいそう。
問題はアレっすね。呼んだOBが今度はうっとうしいっていうね。これなんか…FF10とかで見たことある現象だな。究極召喚ってやつだな。これナギ節来ねえな。
ソロのとこ一音ハズれてんすけど、これミクソリディアンで解釈してるんですか?
「え、でもここがミクソリディアだったらこの音はアボイドですよね」
「いやまてよ、これ進行もしかしてフリギア終止ですか?だとしたらその後の平行調はこれじゃ…」
「あ、いや…」
「あ!すみません勝手なことを!バークリーでジャズやってたときのクセがつい…」
こんな風に適当なこと言ってれば大体の人間は黙ってくれる。先輩が音楽理論を理解している可能性?大丈夫。彼らがいう音楽理論はネットで見た和声学の知識の一部のことだ。あいつらギターマガジンは読んでも五線譜で書かれたジャズ理論部分とかは思いっきり読み飛ばすからな。エフェクターの紹介ページと好きなバンドの機材のページしか読まないから。俺がそうだから間違いない。
こういう複雑な話にもついてくる賢いアメンボみたいな面倒な先輩には
「ここなんかはニュンフェル進行で解釈したらいいんですかね?」
「あー、それもありかもね」
「なんすかニュンフェル進行て。適当いったんすけどそんなんあるんすか」
今適当に思いついて書いたんだけど、調べたらソシャゲのクソ弱そうなモンスターが出てきました。明日からそいつのことはニュンフェル先輩で決定だ。
たのしくやってください
頑張るのは良いとしても、どうやってもサークルはサークルなので必要以上にギクシャクすることはない。大学卒業したら会社で死ぬほどギクシャクできるんだからな。楽しみはとっておくもんだよ。
どうしても邪魔な先輩がいるときは是非上の5パターンで殺してやってください。
みんななからの先輩の死体の写真、待ってるよ!それじゃーね!!