逆にこんなバンドなら売れる!絶対に売れるバンド案
先日投稿したあなたのバンドが絶対に売れない理由という記事のコメントに
「じゃあ逆にどんなバンドなら売れるの?」
という質問があった。
売れるバンド…?
確かに具体的には考えた事が無かった。そんな"絶対に当たる宝くじ"みたいな矛盾した話、あり得るのだろうか。
まぁしかし、一時はバンドで身を立てたいと夢を追いかけたこともあったわけだし、その夢を誰かに託してみるのもまた良き哉。
という次第で、こうしたら絶対に売れる!というバンドのモデルをいくつか提案させていただきたいと思う。
諸葛亮かくの如きの妙案奇策、粒ぞろいの4選。
絶対に売れる。保証しよう。安心してスターダムを駆け上がってくれ。
では早速見てゆこう。
ガールズバンド
SCANDALというバンドをご存知だろうか。
そうあのバンド。あのバンドだ。
地元でDJをやっているLPマニアの友人Fが、スキャンダルにハマっていると訊いて「ついに気でも狂ったか」と飛んでいって話をきけば
「SCANDALの音は、股間に響く」
なるほど。心に響く音楽ではなく、股間に。これは新しい。
訊けばSCANDALはギャル好きにはたまらないルックス、表情、声色を具備しているとのこと。
僕の明晰な頭脳が、この好例から導きだすFA(ファイナルアンサー)がこれだ。
黒ギャルでバンドをやれば売れる。
売れる。売れるぞ。間違いない。
スキャンダルが売れた要因が、股間への訴求力ならば
ギャルの上位互換である通好みの黒ギャル。これがうまく行かないわけがない。
「おい二番煎じじゃねえか!!」
落ち着け。落ち着かれよ。
僕がこの程度の策で「絶対」などとたれると思うてか。
ご安心あれ。しっかり二重の計略を用意してある。
PVをXVIDEOSにて公開
これだ。PVはYoutubeなどと誰が決めた。
AVの無限地獄の中に燦然と輝くPVひとつ。
この話題性。きっとナタリーさんもシンラさんも見逃さないだろう。
地下室TIMESをご愛読の黒ギャルのみなさん。結成の際は是非地下室TIMESまで、いや僕まで直接ご連絡を。
アムウェイで売る
アムウェイコーポレーション(Amway Corporation)は、アメリカ合衆国で1959年に創業した、マルチ商法(連鎖販売取引)の形態で販売する日用品メーカー。
ねずみ講の大御所、安心のアムウェイ様のお出ましだ!
アムウェイで売ればきっとアルバム1枚2万円で爆売れ。
惜しみなくニュートリノを配合したCDケース!マイナスイオンが出ててスピリチュアルにグッド!ハイヤーセルフに欠かせないマスト必需品アイテム!
こんな具合で宣伝文句を歌っておけばまず間違いなかろう。内容はなんでもよし、換気扇の音でも録音して「ヒーリングノイズ」とでも言い張ろう。
買ったおばちゃんたちもきっと
「アムウェイの商品はちょっと高いけど質はいい!」
と大絶賛、Win-Winの関係だ。
アムウェイの関係者さん、おられましたら是非!
セカオワみたいなバンド
ワンオクやKANA-BOONのフォロワー、同系列バンドは「最近の邦楽ロックはみんな同じ」と揶揄されるほどに巷にあふれているのに、なぜかSEKAI NO OWARIのようなバンドはまったくと言っていい程見かけない。しいて言うのであればファンキーモンキーベイビーズのDJケミカルとセカオワのDJ LOVEのポジが近いな、と思うくらい。
あまり若者文化に明るくない人たちからすればみな同じに見えるかもしれないが、よく見ればセカオワはかなり特殊で、一種の宗教としての性質が他のバンドよりも強い。ボーカロイドファンと邦楽ロックファンの中間に彼らが開拓した新しい市場だ。
その新規市場で目下ドジョウ釣り放題のセカオワ、こりゃ二匹目のドジョウを釣らない手はありますまいて!
具体的には、中高生向けキャラクター先行の偶像崇拝バンドだ。
「学生時代いじめに遭っていた」「愛は地球を救う」「チャリティ活動」こんな感じでどうだろう。
バンド名は「24時間テレビ」とかでいいんじゃないすか。だめすか。そっすか。
イケメンでビジュアル系をやる
(Janne da arc のkey. kiyo氏、特に意図は無し。)
まぁ、なんというか。
ウマいラーメンを出すラーメン屋は繁盛する!みたいな話ですねこれ。身も蓋もない。
しかしここで重要なのはビジュアル系という点で、ビジュアル系というジャンルは外と比べて固定のファンをつけやすく初動が楽という傾向にある。
なんならそのバンドが「売れていない」という事に価値を見出すファンも少なくなく、アイドル的、ホスト的な側面もあり、バンドで収益化するにあたって一番現実的なジャンルだと思われる。
「いやでもビジュアル系でイケメンって、当たり前じゃん」
ほう面白い。果たしてV系イベントの打ち上げに参加した後も同じ口が叩けるかな…?
ファンのみなさんも意外と顔面に対する度量が広いようで、大事なのはそこじゃないらしい。
しかしあえてその中において顔面だけで勝負を挑んでほしい。もういっそ演奏しなくてもいい。持ち時間いっぱいポエムの朗読とかしててほしい。
おわりに
さていかがだっただろうか、この渾身のアイデアを今回は特別に無料でみなさんに差し上げたいと思う。早い者勝ちだ。急げ!
上記のようなバンドがいたら個人的に応援して行きたい所存。結成の際は是非一報を、地下室TIMES総力を挙げて宣伝したい。
そんなわけで今回はこの辺で。
また次の記事で!