The Cribsを知らねえのはやべえ。知れ。
先日出先で話した人とたまたま音楽の話になり
人「UKロックが好きでリバティーンズとかフランツとか良く聴きますよ」
私「あ、良いですよね。そこいらだとクリブスとか好きですよ」
人「クリブス?」
そうクリブス。わかる、なーんか影がうっすいんだよ彼ら。
ファンの僕でも毎回名前が思い出せず
「あーなんだっけ、あれ、兄弟でやってて眉毛が濃くて、イングランドの」
「オアシス?」
こんな会話を通算10回位している。いい加減にしろ。眉毛整えろ。
そんな彼らだけれど、UKロック好きにはたまらない音楽を鳴らしている。知らない皆さんにはこれを機に是非知って頂きたい。
The Cribs
あれ良く見たらそんなに眉毛太くないな…、ごめんねジャーマン3兄弟。
一瞬だけ元The Smithsのジョニー・マーが何故か加入したけれど、基本的には3兄弟、3ピース。
しかしシンプルながら3ピースであることを逆手に取ったような"間を設ける"緩急の強い演奏で聴き手を飽きさせない工夫に満ち溢れているのが彼らの特徴。
3rdのリードトラック、Men's Needsで言うなら、あえてハイハットを叩かない拍やボーカルパートの交代など3人であることの物足りなさを感じているヒマがない。
余談だけれどもこのPVもう一つバージョンがあって、そっちでは女の人が裸体になっていて雑なモザイクがかかっていたり、雑な合成で頭や手足が飛んだりと無茶苦茶やっている。あえて載せないがよかったら見てみて欲しい。本当に雑。
一部の周波数を思いっきり削ったようなスカスカのギターなのにこの満足感。
英国の兄弟バンドというと、前述の太眉兄弟のせいでどうしても不仲を連想してしまうが、どうやらクリブスのジャーマン3兄弟は仲良しらしい。
ドラムの弟はともかくベースとギターの双子は似すぎてアップで映るとどっちがどっちだか全く判別がつかない。
双子で同じ音程を唄うもんだから単純に迫力二倍である。
対になってマイクに噛みつくように唄う姿はやはり様になる。彼らのライブはでたらめにカッコいい。
みなさん覚えてくれただろうか、クリブス、クリブスだ。
マーが抜けてジャーマン3兄弟に戻った彼らをよろしくおねがいします。
Imports (2015-03-24)
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