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岡崎体育の夢と現実について考える

2016/05/31

岡崎体育

 こんな夢のある話はないと思う。音楽は本当にいつどこで火が付くかわからない。

 この行の上空でにこやかに笑う肉まん。この男、岡崎体育。そりゃ笑いが止まらんよ。売れてるもの。メジャー移籍を皮切りに各所で話題騒然、知名度は去年の今頃と比べて何十倍にも跳ね上がった。

今年の音楽シーン一発目『岡崎体育』だけは押さえとけ

 今年のド頭にこの記事を書いた時は、まさに伸び始めであって期待を込めて「売れる!」なんて無責任なことを書いたけれど、いざこんなにギャグみたいな爆発の仕方をされると気持ちがついてこない。あんなに愛おしかった体育くんの笑顔が今ではなんだかとても憎いよ。彼女がガールズバーで働き始めた彼氏の気持ち。俺とSony Music Entertainmentとどっちが大事なんだよ体育。抱きしめてくれよ。

 で、売れたことには違いないんですけども、こう、素直に「やったね!おめでとう!」なんて手放しに言うのもなんか癪じゃないですか。

 この肉まん今からバンドの4倍儲けるワケだよ。は?許せねえよ。田園調布の不動産屋とかで見かけたらクリーニング屋で買ってきたホームランバーで殴ってやるからな。

 


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映像ありきである

 話題のMUSIC VIDEOのMVがこれ。またサウンドメイキング上手くなってるよ体育くん。電子ドラムのサウンドを中心にシンセが歌を邪魔しない編曲になっている。過去楽曲と聴き比べて欲しい、垢抜けている。ガールズバーで働き始めた彼女の服装がどの男の趣味かわかんないけど最近AneCanのようになってきて、僕が好きだったG.U.のダサいスカートなんかずいぶん前に押入れに入ったっきり。僕への気持ちも引き出しの奥の奥にしまわれてしまっているんだろうな…みたいなな、そんな感じだよ体育。抱きしめてくれよ。

 最近の音楽の拡散の仕方がYouTubeとSNSであることを最大限に生かした完璧な一発なのは間違いない。音楽としてはモチロンのこと映像もかなり手が込んでる。たぶん映像制作ヤバTの人と一緒にやったんだろうけど、完全に素人の域を超えてるよ。ドローン風の所とかたぶん全力で走ったんだろうな。そういう所が愛おしいよ。

 分身の所とか、たぶん青背景かなんかでやったんだろうけどそんなちゃんとした撮影スタジオ押さえてるわけもなく、よく見ると体育くんの切り抜きがブッレブレ。映像切り替え多すぎてもう何か所で撮ってるかわかんねえもん。映像ごとにヒゲの伸び具合が違うのもGood。ガールズバーで働いてる彼女の二の腕に先輩からつねられたであろうアザを見つけたようなな。クドいな。やめるわ。

 で、サウンドも映像も大満足の100点満点なんですけども、この楽曲って映像ありきですよね。分類でいえば、オリラジのPERFECT HUMANとかと一緒なんじゃないかと。この曲を聴くなら、MVも見たい。だって曲名MUSIC VIDEOだし。

 

今後もこれを求められてしまう

「岡崎体育のせいでバンドのMVのハードルが上がった」

 なんて声が散見されるけれども、一番ハードル上がってるのは間違いなく本人だ。だってめちゃくちゃ面白いもんこれ。引き出せる引き出し全部開けやがった。この後どうすんだよ体育くん。

 だし、メジャーでバリバリやっていくミュージシャンはファンを恋愛状態や崇拝状態に落とし込まなければ商売として成り立たない。その点で考えると岡崎体育に飛びついているファンは今のところ彼の面白さに飛びついている状態だ。となるといつ見放されるかわからない。予断を許さない状況だ。ライブに求められるものもほかのミュージシャンと違ってくるし、アルバム構成も難しい。今のところは真面目な楽曲と笑える楽曲が半々くらいの割合だけれども、ファンがどう受け取るかによって2ndの売り上げに大きく響きそうだ。個人的にはもっと盆地テクノのダークサイドを聴きたいなと思っている。かっこいいもん、ただただ。

 たとえばの話、ゴールデンボンバーはインディーズで出した女々しくてが大当たりしボロ儲けできたわけだけれども、岡崎体育の場合はメジャーでリリースしているのでこれからも継続して頑張っていく必要がある。

 そうなってくると、目指すはテレビ出演・タレント業込みの活動が彼の音楽を広める最善択かと思われる。ミュージシャン離れしたトーク力でゴールデンタイムをザワつかせてほしい。今の大ジャンプでそういう部分に手がかかってしまえば音楽シーンはしばらく彼のものだ。大学生の飲み会のあとのカラオケとかでこぞって岡崎体育が歌われる日も近いだろう。控えめに言って地獄だな。

 

大事なのはこれから

 たぶん、本人が一番理解していることなんだろうけれども、岡崎体育が試されるのはまさにこれからだ。本人の口から言う話でもないので耳にしないけれども。

 当サイトでも取り上げるのは二回目、今まさに岡崎体育に注目している読者の方も少なくないだろうけれども、せっかく目に留まったのだ「なんか面白いヤツだな」で終わらずにライブに行き音源を購入しよう。僕もこんど行くよ。ももクロやピエール中野のDJのようなお祭り枠としてこの夏期待大だ。

 メジャー二作目が待ち遠しい。

 

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