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3markets[ ]‏がいい加減そろそろ売れようとしてる

 長いバンドなので、その歴史を全部知るわけじゃないんだけれど、良くも知らない俺のような他人から見ても「変わった」とわかるぐらい、ここ最近の3markets[ ]‏(通称スリマ)は変わった。

 元々どういうバンドか。説明が難しい。聴いた方が早い。

 

 こんな怖いライブハウスの店長見たことないけど実在するんですか。なんでこんなイライラしてんの。うしじまくんから金借りてんの。

 曲聴いただけでもう概ねカンジ伝わったと思うんだけど。こういう、とにかく聴く人によって好き嫌い分かれそうな。"不器用"の3文字がとても似合ってしまうバンドです。

 上手いバンドという感じではないし、メロディに対して多かったり足らなかったりする不安定な歌詞と、シンプルすぎる伴奏。見るからに人付き合い苦手そうな顔色でギリギリの音程を歌う感じ。俺は、すごく好きなんだけど、音楽に厳しい人とかはすごく嫌いそう。そんなバンド。

 メンバー変遷もあったり、3markets(株)‏から3markets[ ]‏に名前が変わったり休止したり再開したり、変化はずっとあったけれど最近のスリマの変わりっぷり

[amazonjs asin="B076MNT4ZZ" locale="JP" title="それでもバンドが続くなら"]

 ヤバい。世紀末。

 そんな変わった3markets[ ]‏について今日は。

「聴かれる理由があるバンド」と「聴かれる理由のないバンド」ってあると思ってて、スリマは後者で。えぐるような歌詞が一部の人を強烈に惹きつけて、さっきも言ったみたいに、好きな人は絶対好きだし、一度ファンになった人はずっとファンのままだと思うんだけど、そんなちゃんと聴かれる理由があるバンドも宣伝されなきゃ、なかなかだれも聴いちゃくれないというのが現実で。3markets[ ]‏の状況を見てはそういうことをなんとなく思ってしまう所があった。

 そんなスリマが

 

 人気イラストレーター世紀末ちゃんに、アートワークを。カザマさんってそういうの苦手そうなのに。

「売れようとしてる」と思った。実際、現状からバンドにもファンにも変化が起きるタイアップだ。

 

 本まで出して、尾崎世界観と対談…

 いままでの緩慢な動きが嘘のように、日に当たりに走っている。ひきこもりの息子のパソコンにハローワークのブックマークを見つけたような衝撃。

 節操ない。と言う人もいそうなもんだけれどバンドはこのくらい結果を追い求めた方が良いと俺は思う。なりふり構って売れるならいいけど、かっこだけつけて売れないなんて、指さされて笑われすらしない。かっこ悪い以下だ。そんなつまんないこと言う奴より、ちゃんと行動に出たスリマの方がずっとかかっこいい。

 だし、世紀末ちゃんも、選んでスリーマーケッツとタイアップしたんだろうし。似合ってる二者だ。

 応援したい俺としては、3markets[ ]‏が日の目を見た時にどれぐらいの人がどれぐらい彼らの曲を評価してくれるんだろうと、期待する。元々、もっと聴かれてもよかったはずのバンドだ。ちゃんと宣伝されたときにどこまで世の中に通用するバンドなのか、結果を見てみたい。それでちゃんと売れるなら、バンドにもまだ夢があるなと思うのだ。

 

 報われて欲しいバンドです。

 それでは。

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