アホ SikTh
イギリス出身のカオティックハードコアバンドSikTh
何を思ったかライブでやろうとして痛い目を見たバンドだ。
強烈に印象に残っている。アホだ。こいつらアホだ。
SikTh
高度、複雑、難解極まりない。ここまでいくとアホである。
凄まじいまでの変拍子、隙間が空いたと見るやツーバスをぶち込むドラム、ひょいひょいスラップを入れてくるベース、フュージョンっぽさを演出するギター、そして落ち着きのないツインボーカル
演奏技術が神がかっている。
SIKTH - Flogging The Horses
こういう不条理な展開は何を食ったら思いつくのだろう。
そしてどうやってバンドメンバーに伝えるのだろうか。譜面だろうか。それとも、
『タッタタッ、タタッタッタタタッ タッタタタッタで行こうぜYeah!!』とかいうコミュニケーションをとっているのだろうか。
中盤以降の、ドリームシアターを彷彿とさせる展開に知性を感じる。
こういう曲が苦手な草食系の諸君、ブラウザバックはまだ早いぞ。
彼らはメロパートもいい。
Cover of "Way Beyond The Fond Old River" by SikTh - Fred Baty
サビメロ、美しくないだろうか?美メロが彼らを変態カオティックで済まさない。奇怪極まりない謎のポップセンスを発揮している。
演奏も狂っている。
楽曲をコピーするとき、ライブ映像やら演奏動画を観て、どういうリズムの取り方をしているか確認することが多いが、
うん。肝心の変拍子パートはあんまり体でリズム取ってないね。
正しい題名を忘れたが『ピアニストの脳を科学する』という本を読んでわかったことがある。
「即興だったり、複雑なプレイはなんかすごいことが脳内で起こっている」ということだ。
ギターの彼の脳内で何が行われているのかが非常に気になる。
私がこういうカオティックな曲をやっていたときはもう、円周率を覚えるような気持ちだった。
声に出して口で覚えてしまうように、弾きまくって右手に覚えさせていた。
彼らはきっと何分の何で、何小節目で切り替わるから…と考えて演奏しているんだろう。
彼らの変拍子は4/4拍子で進んでいるはずなのに、繋ぎ方でそう思えないようにしている場合が多い。
スモールリフってなんや。長いわ。
横にいるハゲもなんかいってやれよ。なんでちょっと悲しそうな目をしているんだお前は。
最後、何を納得しているんだ。
下手な漫才より面白い。
お気に入りの楽曲でお別れしよう。
Sikth - Peepshow
リフが化け物のようにかっこいい。
この楽曲はアルバムにおいてツンデレのデレの部分に該当するだろう。
彼らの楽曲の中ではポップが最高に滲み出た楽曲だろう、が一般人には聴きにくいこと山の如しだろう。
2008年に活動中止し、
なんと今年2014年復活!!!!
10年ぶりに来日するそうな。
ファンのノリが想像できない。聴きこんで頭を振るのだろうか、『あ~もうわかんないわかんない、ぎんもぢぃいぃぃいいぃいぃぃぃ!』
なのだろうか。
是非、ライブに行って確かめてほしい。