で?お前らはドラゲナイさんのことバカにできる立場なの?
どうなの?
よくしらない人の為にざっくりと概要を説明すると、セカオワの新曲ドラゴンナイトがドラゲナイという蔑称(?)でインターネット戦闘民族の新しいオモチャにされている。お前らホント容赦ない。
具体的には
・歌詞が壮大すぎる。
・発音が胡散臭い。
・旗とトランシーバー
・あとセカオワがなんか気に入らない
これらが原因でドラゲナイ。ドラゲナイ。やめたれよ。
でだ、本題に移ろう。
ドラゲナイ及びセカオ輪のみなさんが各方面から必要以上にボッコボコに殴られまくっている昨今だが、そんな今こそ殴りまくっている皆さんには一度我が身を振り返ってほしい。
みなさんは本当にドラゲナイさんのことをバカにできる立場ですか?
ここがドラゲナイお前らの反省会場だ。
話に入る前に是非読んでもらいたい文章がある。あの聖書の一節だ。
ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると、
一人の女性が民衆から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子が民衆の一人に問うと、
「この女は罪人だからだ」と答えた。
それを聞いたイエスは民衆にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、一度も罪を犯したことのない正しき者だけこの女性に石をぶつけなさい」
民衆は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ、
石をぶつけているのはイエスただ一人だけとなった。
わかったかてめえら。ドラゲナイに石を投げていいのはドラゲナイしたことのない聖者だけだ。
「は?別に俺はドラゲナイしてねえし?何いってんの?」
バカ野郎。ドラゲナイは比喩表現だ。
僕が言いたいのはだな、お前が小中学生の時分聴いていた、または今聴いている音楽の歌詞や演出だって冷静に顧みれば大概だぞ、という話だ。いやトランシーバーと旗はもってないにしてもね?そこは良いじゃん置いとけよ。僕それ言われるともう何も言えないから。
じゃあ例を挙げてみていこう。
BUMP OF CHICKEN
みんな大好きバンプオブチキン。僕も大好きだった、いや今も変わらず大ファンだ。
僕ら冴えない20代のアンセムBUMP OF CHICKENだが、バンプの、藤原基央の全てに胸を張れるのかい君ら?
アルエ
藤原曰く、庵野秀明監督のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する少女綾波レイに一時本気で恋をした藤原が、イニシャルのR.A(アールエー)をタイトルにとり、作詞作曲した。歌詞中の少女の描写も綾波レイの特徴と一致する。ちなみに英語表記は「ARE」であり、これは「アヤナミレイ」の頭文字である。
再発盤の先行シングルとして2004年に7thシングルとしてリカットされた。
ナイフ
間奏部分にわざと藤原の咳が録音されている(デモテープの「ナイフ」には、本当の咳が録音されている)。途中には、現在発表されている楽曲で唯一、アマチュア時代を思わせる英語詞が入る。この曲をレコーディングした当日藤原は風邪であった。
ドラマ『天体観測』挿入歌。
グングニル
作詞:・作曲:藤原基央
「グングニル」は北欧神話の主神オーディンが持つ最強の槍。
今日のところはこれくらいにしといてやるよ。これ以上やるとやべえからな。僕が。
その他諸々は以前書かせてもらった どうしたベテラン、BUMP OF CHICKENの様子がおかしい にあれやこれやと書いてある。何か思うところがある人は是非こちらも確認して欲しい。
でも久々にFLAME VEIN聴くとかっこいいね。これも思い出補正というやつなのか、どうなんだろうか。
RADWIMPS
まずRADWIMPSの文字列をみてドキっとした奴。正直に手を挙げろ。
同じ帰国子女(?)でも野田洋次郎はFukaseと比べて格段に英語が上手い。Fukaseもまぁ、Fire Birdの発音は上手いよ。うん。
だれと言うわけじゃないが、ギターなんかもう古いと打ち込み音楽に走り、表現の為でなく下手な歌をごまかすために声にオートチューンをかけた上で、EDMやダンスミュージックやディズニー音楽を焼き増してそのまがい物を「独自の音楽」と自称する音楽グループよりも、よっぽどラッドは新しいアルバムをリリースするごとに自らの音楽に独自のアイデアを足していき、ミクスチャーとも邦楽ロックともつかない本当の意味で「彼ら独自の音楽」を作ってきた。
しかし僕が言いたのはそこじゃなくてだ、歌詞だよ歌詞。歌詞。
ラッドの歌詞はもう本当ファンでもマリファナでもキメてなきゃ直視できぬ、赤面必須なフレーズのオンパレードだ。
もう決めたもん俺とお前50になっても同じベッドで寝るの
もう決めたもん俺とお前50になっても同じベッドで寝るの
もう決めたもん俺とお前50になっても同じベッドで寝るの
な。もうこれ以上例は挙げないけど、十分ドラゲナいだろ。
MAN WITH A MISSION
19XX年、地球が度重なる戦禍に見舞われていた時代、エレクトリックレディーランドと呼ばれる地球の最果てで、天才生物学者であるジミー・ヘンドリックスによるマッドサイエンスの結果生まれた生命体とされる。ジミー自身はギターを趣味としていたことで、音楽の能力がプログラミングされた。超人的な肉体と頭脳を持つため、アドルフ・ヒトラー、ヨシフ・スターリンと言った権力者から、ギレン・ザビに至るまで利用されることとなり、罪の意識に苛まれたジミーは誰の手にも渡らせぬよう、命と引き換えに南極の氷河の中に氷漬けにした。
凍結中は、オオカミならではの発達した聴覚で世界中の様々な音楽を聴いていたが、1997年に開催されたAIR JAMで演奏された音を聴いたことをきっかけに、音楽で何か世界を変えられないかと音楽活動を志すようになる。以後凍結状態が続いていたが、2010年になり、地球温暖化の影響で氷が融けてしまったために復活し、バンド活動を開始した。
Oh My God.
氷が解けて本当によかったね。
登場前夜に流行していたピコリーモをもっとポップに、エレクトロサウンドとハードコアを混ぜ合わせ万人向けのもの足らしめたMAN WITH A MISSION。
「まぁ被り物をしてバンドをやるなんて今時珍しくないし、人造生命体なんてただの設定、ドラゲナイと比べれば可愛いもの…」
いや果たしてこれを見ても同じことが言えるかな。
ダイヴシタ。「重イ」ト言ワレタ。明日カラダイエットスルー(「>Д<)「ガウガウ 名古屋ノ民達アリガトゥ。オヤスミシャララ pic.twitter.com/77Y7nKMbYA
— MAN WITH A MISSION (@mwamjapan) 2015, 1月 26
彼らのツイッターは全部カタコト、もういいよ!がんばるなよ!
散々日本語英語で唄ってるんだからフカセさんみたいに日本語でツイートしたっていいんだよ!!
9mm Parabellum Bullet
凛として時雨と迷ったが、菅原卓郎かわいさに負けてここは9mm
CRAZY感情STYLEやらJPOP i know → i knowやら鬼才・北島徹が生み出すTK語録はドラゲナイの比じゃないが、9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎だって負けちゃいない。
涙だけじゃなく治す気もない不眠症も隠してんだろー!
なんだかライブだと本人も照れくさそう。かわいい。照れくさいなら語りパートいれるなよ。かわいいな。
9mmの気にせず聴いている歌詞もよくよく見てみればワールドワイドで壮大な内容を唄っている。
"終わりのこないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげる"
なんて9mmにありそうな、あってもおかしくないような歌詞じゃないか。Dragon NightとBlack Market Bluesにどんな差があるっていうんだ。卓郎とFukaseの歌詞の間に大きな違いなんて果たして何だね!
これでもドラゲナイ先輩をバカにできんのかよ!
今日挙げた例は氷山の一角で、音楽の歌詞なんかシラフで見れば大概恥ずかしいものだ。
それは邦楽洋楽知名度を問わず、見方を変えて探せばいくらでも粗は出てくる。
僕自身ドラゲナイが好きかそうでないかと言われればまぁ、まぁまぁまぁ…
自分の気持ちに嘘をつかず正直に言えば、特に取り沙汰す所も惹かれるところもないし、僕個人の琴線には全く触れぬところにあるドラゲナイ。
理解の範疇を越えたあまりにも稚拙に聴こえる音楽が、一大ムーブメントとしてメディアに大きく拾い上げられていることがドラゲナイを叩いている人たちがセカオワに対して漠然と抱いている嫌悪感の正体なのだろう。
人はそれぞれ正義があって 争い合うのは仕方ないのかもしれないだけど、 僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があると思うんだ
深瀬はドラゴンナイトでこう歌ってはいるが、残念だがドラゲナイを叩いている人に確固たる理由は存在しないだろう。セカオワの体を張った盛大な皮肉だ。
しかしだ、このサイトでは再三になるが、音楽を聴き始めるにあたってとりあえず飛びつく岸は何かしら必要なわけで、僕らにとってはバンプ、今はたまたまセカオワがそれだっただけだ。
セカオワが消えても次のそれが現れて、またそれに人が集まって崇拝したり殴ったりするだけだろう。
百万年に一度のドラゴンナイトは来ないし、いつまでたっても戦いは終わんないぞ。
ドラゲナイ。
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