小保方さんと言うんじゃない! 平成の魔女、吉澤嘉代子
昨今、女性シンガーソングライターの躍進が目覚ましい。例を挙げれば大森靖子、YeYe、Predawn、Azuma Hitomiなどなど...。
アヴァンギャルド、フォークトロニカ、宅録エレクトロと多岐に渡るジャンルで才覚を発揮するお嬢さんたち。皆さんご贔屓は見つかっただろうか?
今回紹介したいのは、若干24歳にして現代にニューミュージックを甦らせた吉澤嘉代子だ。
ただの焼き直しではない、''ニュー''ニューミュージックとも言える彼女の音楽性にぜひ注目してもらいたい。
小保方晴子に似ている...?
不憫!デビュー時期の問題で、STAP細胞で世間を賑わした小保方晴子がgoogleでの予測変換で紐付いて表示されてしまっていた吉澤嘉代子...。
こんな比較画像まで作られてしまったほどだ。ちなみに、右が吉澤嘉代子。
ようやく小保方さんの亡霊から解放され、今では予測変換に表示されなくなった。ファンとしては安心である。
しかし、そもそも似てるか!?この動画を観てもらいたい。
似てない!声を大にして言いたい!吉澤嘉代子はかわいい!
キモい感じになって申し訳ないが、タックの白シャツにジョッパーズ風のシルエットのパンツもええ感じだし、緊張のせいか上ずった歌声にも胸キュンである。
もちろん、曲もいい!8分で打つエレピがちょっと平坦な気はするが、オールディーズ風のアレンジが新鮮に響く。
そして何よりメロが極上。アコギ一本で成り立ってしまう。屋台骨がしっかりしている。
インディーズデビュー後
インディーズデビュー後に発売された1stミニアルバム「魔女図鑑」にも上記の曲、「らりるれりん」は収録されている。
魔女に扮した吉澤嘉代子が眩しい、歌詞を前面に魅せる演出がボブディランを彷彿とさせるMV!
オールディーズ風の楽曲が洗練され、メロディーの良さがさらに際立っている。すんなり歌詞が耳に入ってくるのも魅力の一つだ。
それもそのはず、脇を固めるミュージシャンたちがヤバい。
・伊賀航(曽我部恵一ランデヴーバンド)
・石崎光(東京カランコロン プロデューサー)
・伊藤大地(SAKEROCK)
・おおはた雄一
・隅倉弘至(初恋の嵐)
・曽我大穂(CINEMA dub MONKS)
・田中拡邦(MAMALAID RAG)
・張替智広(キンモクセイ)
・横山裕章(曽我部恵一ランデヴーバンド)引用:Amazon.co.jp
URL:http://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E5%9B%B3%E9%91%91-%E5%90%89%E6%BE%A4%E5%98%89%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/B00C0YPHGQ/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1421939333&sr=8-5&keywords=%E5%90%89%E6%BE%A4%E5%98%89%E4%BB%A3%E5%AD%90
ニューミュージックのエッセンスを持ったミュージシャンではほぼ完璧な布陣。
「ぼくのかんがえたさいきょうのふるっぽいおんがくをやってるひとたち」かっていうレベル。
こんな面子に寵愛される吉澤嘉代子、やはり只者ではない。
エンタメ性もあるぞ!
ニューミュージックというと、どうしても古っぽい印象があるかもしれないがそうではない!
今まで誰も触れなかった領域にも踏み込んでいる。
ムダ毛に対する想いをディスコ歌謡にのせて歌い上げる「ケケケ」。
もじもじくんみたいな方々による、独特のダンスが印象的。
タイトルが懐かしい「未成年の主張」。世代がバレる。
耳にこびりつくメロディーと、暴れまわっても耳にうるさくないギター&オルガンにグッとくる。
カラオケにも良さげ、女子に歌われたら男子高校生あたりはイチコロだ。
しかし、よくよく聴けば「部屋の窓をコンコンコン」辺りのラインはわりとおっかない。
こんなもん、許されるのは天沢聖司か吉澤嘉代子ぐらいなものだろう。
いかがだっただろうか?
インディーズから数えて、今まで3枚のミニアルバムを発表している吉澤嘉代子。
2015年3月4日にはついにフルアルバム「箒星図鑑」の発売が決まったようだ。
今回は「箒星図鑑」からの新曲、「ストッキング」でお別れしたい。
STAP細胞は幻と消えたが、吉澤嘉代子の魔法のメロディーは本物だ。今後にも期待!