雨の日に聴きたい歌 木下美紗都
こんにちは、今年も早いものでもう夏が終わりに差し掛かってきた。
気のせいかもしれないが、今年の季節の変わり目は例年より雨が多い気がする。
この時期に雨が降ると少し肌寒くなって、どこか寂しい気分になってしまう。
今日はそんな雨の日にピッタリなアーティスト、木下美紗都を紹介しよう。
DIY時代のソロシンガー
彼女のデビューはソロシンガーとして非常に夢がある形で決まった。
自身の楽曲をレーベルWEATHERと坂本龍一のラジオ番組のコーナーに宛てて送ったところ、
その才能を高く評価され、デビューという形となった。
この曲がその際の曲である。
木下美紗都 - ボーイ・ミーツ・ガール
彼女の音楽性はジャンルという軸で分類しようとすると非常に難しい。
歌を主軸に捉えたエレクトロニカ・ポップ的な曲もあれば、
フォーク的だったりジャジーであったりと、ジャンルで別けてしまうとハッキリ言えばかなり雑多になってしまう。
しかし同時に、どの曲も確かに彼女の音楽性の中に納まっているのだ。
木下美紗都、彼女の特徴の一つに作詞・作曲・編曲に加えて録音・ミックスまで含め、最後まで自分で作り上げるところが挙げられる。
全ての工程を自分の手によって作る、それによってジャンルでは括りきれない彼女の音楽性が作られるのだろう。
木下美紗都 - とんだボール
シティポップ的なタイトなリズム感に、ヒップホップ・ポエトリーリーディングのようなボーカルを合わせた意欲作である。
雨が最高に合う
木下美紗都 - 彼方からの手紙
ライブレコーディングで雨の音が入ってしまうのは基本NGだが、彼女の場合はそれを味方につけてしまう。
都会と雨とアコースティックの空気感。
それらのシナジーを予期していたのか、どうかはわからないが彼女の楽曲が持ちうる魅力を最大限に味わうことのできるビデオクリップである。