中身一切ないけど、閃光ライオットを眩しく眺めていたあの頃の話をここでさせろ。
閃光ライオットに応募すら出来なかった、しなかった君達は今どうしてる?
僕は中学一年生の頃からスクールオブロックというラジオを聴くのが大好きで(ガールズロックのラインナップが神懸かり的に素晴らしかった。)今は何代目なのかも知らないが、初代校長教頭がArctic Monkeysのwhen the sun goes downをかけた時に「知ってる知ってる俺めっちゃ好きだよ!!」と興奮した思い出もある。
教師達もひたちなかでグラスステージガンガン立ちますよ鼻歌交じりで! みたいな連中(ベボベに湯浅がいた)で話してた内容は1ミリも覚えてないけれど、SONYのCDが5枚入るとかいう必要か必要じゃないかもイマイチわからない機能のついたデカいコンポで聴いてた。 紐みたいなアンテナがついていて、上手く電波を拾える所の壁にセロテープで付けたりしていた。 今考えれば紐のアンテナってなんだろうな、絶対もっとまともなのあったはず。
そんな感じでダラダラと聞いていたわけだけれど、ある日重大発表があると言うじゃないか。 重大発表は基本的に重大じゃない上にあまり関心がない事に気付く前の少年の心を持ち合わせていた僕は「こりゃあ参った参った重大にちげぇねぇお祭りだぜ」とワクワクしながらコンポの前で待っていたら閃光ライオットとやらがやるじゃねぇか!
10代限定と来てる! こりゃあ参ったバンド組むしかない絶対モテる。 確実にモテる。
しかし周りを見渡せばRADWIMPS。
そうじゃない……そうじゃないんだ………螢とか知ってんのかよお前ら……。
まずここが最初のミスというか捻くれた僕のゴミたる所以といいますかなんというか偉そうに人様を選別してしまっていたんですよね。普通にラッド以外の音楽を皆さまに聴かせてみりゃよかったのに、聴かせた記憶もあるけど、勧め方が悪かった。 レッチリくらいは聴いてくれる奴いた。 レッチリは俺も大好きなんだけどレッチリ好きって公言して憚らない奴等って誰もジョンフルシアンテのソロに聴かないのなんか面白いなぁ、っていつも思う。
閑話休題。
中学生の頃の文化祭でバンドしてる奴らを舌打ちしながら眺めながら高校へと進学。 意気揚々と軽音楽部に入るが何故か女の子ばかり。何効果だ……けいおん!スタートしたばかりだろうが……男いろよ……。
「ねぇ、一緒にシドコピーしない?」
シド舐めてんのか? 弾ける訳ねぇだろボケそれと俺がコピーしたらシドに申し訳ない。
3日で軽音楽部辞めた。
シドに誘ってきた女の子は後に文化祭でDOESのコピーをしていた。 ドラムがスティック放り投げたり、ボーカル歌うのやめたり、プログレみたいなリズムだったりと散々だったが、彼女が音楽を嫌いになりませんように、と胸で十字を切りながら応援した。 顔も覚えていない。
俺がダラダラ日々を無為に過ごしてる間も同年代の奴らはドンドンと活躍していく、ぶっちゃけ同年代や年下のバンド聴かなかったなマジで、一つ残らず解散しろって思ってたしRadioheadとDaftpunk聴いてた。 あと9mmと凛として時雨(これは世代だよね)。 ASIAN KUNG-FU GENERATIONやNUMBER GIRLは人生のどの時期でも聴いてる。
要するに軽音楽部が盛んな高校や楽しそうにバンドしてた奴らが羨ましくて妬ましくて仕方がないというだけの話。
でも高校でキャーキャー言われながら女の子とヤりまくってたはずの奴らがインタビューで闇とか吐露し出すとマジでブッ殺したくなるよな。それってToloveるダークネスのダークネスですか?(爆笑)
夏休みに日焼けすんじゃねぇ! 殺すぞ!
クラス会のカラオケでEXILE歌わされて途中で帰れ! 死ね!
放課後はサイゼリヤで他人の悪口言ってろ! ほどほどにな!
自分だけ知ってる自分だけのものだっていうバンド見つけて優越感に浸れ! 楽しいよ!
ここで俺は"音もだち"にクラスチェンジする事も出来たはずだがゴミカスだからそれも出来なかった。 ノリが無理。
バンド組みたいな、と思ってる奴らすぐに組んだ方がいいし、楽器始めたいな、と思ってる奴らはすぐに始めた方が良い。 大学からでも問題ないよ。初心者でも関係ない。 ミッシェルもアジカンも9mmも大学の軽音サークルで結成されたんだ。 次の偉大な英単語三連続バンドは君のバンドかもしれない。
ガリレオガリレイの管制塔聴きながら書いたけど、本当に良い曲だなぁ。
ちなみに第一回閃光ライオットで応援してたのはズットズレテルズです。 理由は賞金欲しいって言ってたから。
じゃあな。