リードギターの妙 Jeepta
Jeepta(ジプタ)は千葉・東京を拠点に活動する日本の4人組バンドだ。
完全に最近の邦楽ロックど真ん中直球を貫いているバンドだと思う。
2013年の7月頃、活動を休止している。
リードギター
最近の邦楽ロックの傾向として、チャキチャキ系のバッキングとリードギターによる裏メロ、というバンドが多いように感じる。
彼らはその傾向ど真ん中である。
まっすぐなんだけど悲しさがちょっと振りかけてある。この感じが魅力なんじゃないだろうか。
楽曲内でリードギターがハジけている。画像で言うとスナフキンみたいなやつがリードだ。
リードギターの存在は『楽曲をかっこよくするために存在する』と私は思っている。
このバンドのリードはまさにそんな存在だ。歌を映えさせたいところはフレーズを抑えているところにも好感が持てる。
さぁ曲を聴こう。
ボーカル超髪の毛食ってる!!
デビューシングル、『日進月歩』
この曲を聴いたとき、なんかスリーピースでも成り立ちそうな曲だなという印象を受けた。
気になって調べてみると、ナタリーのインタビューで
前任のギターが体調を崩して抜けて。3人で活動していこう、って思ったときにchoroさんが入って現在の編成になりました。
という一文を発見。
ボーカルが作曲し、あとでバンドで煮詰めていく作曲法のようだ。後乗せサクサクのリフというわけだ。
ところがどっこい
インスト曲もある。Youtubeにないのが非常に悲しいのだが、『130』という曲があり、とても遊び心に溢れていて非常にかっこいい。
この曲はリードギターのchoro氏が作曲したそうな。
1バンド内に作曲できるやつが複数いるというのは強みだと思う。
例をあげると、Last Allianceだったり、いきものがかりだったりだ。
アルバム内で雰囲気の大きく違った曲がポツっと出てくる感じ、悪い言い方をすれば統一感がないだの言えそうだが、私はとても好きだ。
このJeepta、アルバムを通して聴くとアルバムとしてのバランスが考えられている印象を受ける。
雰囲気の違う曲が入ると、アルバム全体としてぐっと締まる、そう再認識させてくれた。
『130』を紹介したいのだが、ないのでアルバムダイジェストをご覧いただこう。
やはりリードギターに目が言ってしまう。風貌も良い。このアルバムだと、タイトル曲『革命エントランス』が好みである。
楽曲がバラエティに富んでいる。こっから来るぜ!!!と思った瞬間の活動休止だった。再開せんものだろうか。
別のバンドで活躍するのだろうか。どちらにしろ楽しみである。