新人発掘 - 8月のまとめ
Orca Shore、21歳のサイケデリックロック
平均年齢21歳、今年2月結成ほやほや
Orca Shoreの4人を紹介したい。なんだ駆け出しバンドか…、とブラウザを閉じようとしてる方は踏み止まってほしい
良い意味で若さを感じさせない、同世代のバンドとは一線を画すバンドだ。
クソ生意気ロックバンド、Large House Satisfaction
ミッシェルと対比されることが多いと思われるが全く別物だろう。完全に彼らの音楽だ。
3ピースとは思えないような重厚さと、ギターのポジション取りが素晴らしい。ていうかギターが上手い。
やわらかにほんじんろっく わたなべよしくに
きっと全くもって健康な人生を送ってきている人は受け付けないだろうし、逆に言えばその人たちに彼らの音楽は必要ないだろう。
対してちょっと不健康な人生を送ってきている人には彼らの音楽は薬になりうるんじゃないか。
前世代邦楽ロックIRIKO
優しいが激しい、その緩急が素晴らしい。
呼称するなら激しいバラード、ハゲバラだ。2000年代の邦楽のナイーブな優しさと、現代的なアプローチを上手に共存させている。
時代に寄り添いながらも自分たちの芯をしっかりと通せる数少ないバンドだろう。
kidori kidoriはあざ笑う
どうだろう?
正直最初に聴いたときはスリーピースであること疑った。派手だし、緩急があってシンプルどころかどちらかというとごっちゃごっちゃしていて薄っぺらさの微塵も感じられない。
The fin. 若干22歳 ジャパンインディー
え、これ日本で聴けるの?いいの?
驚いたついでに兵庫まで見に行ってしまうぞ。まだまだ若いバンドだが、リンゴデススター、STRFKの来日に参加したり、フジロック・ルーキーステージに出演したりと着実に力を蓄えている。
彼らの音楽にグッと来たあなた、大物になってしまうまえに兵庫へ急げ。
ポエムコア『ゆでちゃん』
おばさんにモテモテの袴田ユデ彦46歳は、合コンに行ったり、ゲームをしてストレスを解消したり、芋を擬人化して恋をしたり、ポエムコアを始めたり、まぁそういうことだ。
mimitto めちゃくちゃ普通に上手い
より現代的にキャッチーに鮮麗されつつ、彼ら独自のやんちゃな勢いやポップさはそのまま生きている。
でもって相変わらずベースがヤバい。この近年では珍しい、90年代の邦楽バンドのような前向きな匂い、やんちゃさ。
mimittoのこの色が、今後どう評価されるか楽しみだ。