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2015/09/07

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ジャズアニメ『坂道のアポロン』はゲイが細かい。

坂道のアポロン』(さかみちのアポロン)は、小玉ユキによるマンガ作品だ。アニメ化もしている。

おいおい、音楽紹介メディアじゃないんかハゲ!という読者の皆さん、落ち着いてほしい。

私はフサフサだ。

坂道のアポロン、こいつがそれはもうよくできたジャズアニメなんだ。是非紹介したい。

こちらも極力注意するが、ストーリーを少し追うためネタバレ注意だ。

坂道のアポロン

都会から転校してきた『西見薫』は、絶対隠れてメタルをやっているであろうガチムチの『川渕千太郎』に出逢うことで『ジャズ』に目覚める。

転校生『西見薫』がいちいち顔を赤らめるため、『ゲイ』にも目覚めたかと錯覚するが、それはあくまで錯覚である。

坂道アポロン 初めてのジャズセッション

 

千太郎「よっしゃ!交渉成立!始めるばい!」

薫  「え?ん…何を?(頬を赤らめる)」

「う、うわぁ~、生の…セッションだ(頬を赤らめる)」

 

ほとばしるゲイ臭は気にせずに進もう。

楽器を準備をするあの感じ、音を出して確認するあの感じ、誰かがきっかけを作ると誰かが乗っかってくるあの感じ。とてもよく出ていると思う。

動きも人間からモーションをとっているようで、ぬるぬる動いている。

そう、ガチムチがぬるぬるである。

ちなみに、このセッションではBill Evans Trio の 『Milestones』という曲が使われている。

酒場でライブしたりするシーンもある。

薫『あいつどうしたんだ?硬くなって… ユリカさんが見てるからなのか…?目を覚ませ!』

お前の発言はどうしてそんなにゲイっぽいんだ。目を覚ませ。

ピアノを起点としたきっかけがあって、ドラムが息を吹き返す感じ。音で会話する感じ。セッションだ。

紆余曲折あり、いつも生でセッションしていた『薫』と『千太郎』二人は、痴話ゲンカ、いや普通のケンカで疎遠に。

『千太郎』はロックバンドに浮気。

そのロックバンドが文化祭で機材トラブルを起こす。

彼氏、いや、相方のピンチである。

ん、というかアンプ、ORANGEとFenderのTone Masterだな。さすが、ゲイが細かい。

復旧の時間を稼ごうと、薫がぬるぬると弾き始めるのは『My Favorite Song』名曲中の名曲である。

My Favorite Things - John Coltrane

原曲だ。イヤホンをつけて聴いてみてほしい。

耳が痒かろう。

この時代の耳がかゆくなる音源がいい味を出している。ステレオっていう技術がなかったんだな。

千太郎『おいはやっぱりジャズのほうが好いとる。』

からの『My Favorite things』である。どれだけゲイが細かいんだ、スタッフ。

きっと、音源や、既存曲を演奏するバンドを聴いている、セッションというものがわからない人が多いんじゃないだろうか。

このアニメはそれに関して本当によくできている。

ピアノがなにか仕掛けるとすぐさまにドラムが反応する。とっても敏感な二枚貝のようなセッションだ。

My Favorite Things" → "Someday My Prince Will Come" → "Moanin'"

素晴らしい流れだ。本当にセンスがいい。

男同士のセッションの話なので、あまり関係ないが、

ヒロイン面した女の子が、『王子様が帰ってきたみたい」というが、『Someday My Prince Will Come』とかけているのだろう。芸が細かい。ゲイパーティだ。

『Moanin』の演奏もキレッキレだ。本当に気持ちいい。

最終話の演奏も素晴らしく、是非紹介したいのだが、話を追って観たほうが感動が大きいだろう。

ちなみにOPはYUKI EDは秦 基博が担当している。豪華すぎる。

OPが非常に好みなので、この楽曲でお別れ、ない。

軒並み削除されている。無念。

YUKI - 坂道のメロディ

なんと、作曲:管野ようこ 信じられない豪華なタッグだ。

美しいピアノの音粒から始まり、マーチングのようなゆったりとした雰囲気のAメロとは対照的にBメロから疾走。そのままサビで突き抜ける、が、ない。

オルゴール版で。締めよう。

『坂道のアポロン』とても良い作品だ。アニメのほうをオススメしたい。

是非、薫くんと一緒に頬を赤らめてほしい。

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