クリスマス、バンドマンはこう過ごしている。徹底解剖バンドマンの生態
みなさんメリークリスマス。
インターネットが発達し、オンラインコミュニケーションが誰でも容易に扱えるようになった現代の風潮として
「あークリスマス中止にならんかなぁ。リア充死ねー。」
こう言っておきゃグッドイナフ的な生ぬるい空気が充満している。
僕はこの風潮に一石を投じたい。
思うだけなら子供でもできる。
しかし願望を実現するためにはいつだって行動へと一歩踏み出す勇気が必要だ。そしてそれは12月23日に思ってももうとっくに遅い。遅いのだよクリスマス難民のみなさんよ。
あなたが来年こそ心から楽しめる本当の意味での"メリークリスマス"を過ごす為にもう今から来年のクリスマスに向けて具体的な行動をすべきだ。去年と同じく一年間他人をひがんでいてもやってくるのはいつもと同じさみしいクリスマス。自分の幸せは自分でしか掴み取れないのだ。泣きながらXVIDEOSを開くのはもう今年でおしまいにしようじゃないか。
というわけで来年こそ筋力を以ってクリスマスを阻止、笑顔のカップルを圧倒的握力で捻り潰すべく今から筋トレに勤しもう。
僕らが幸せになるのはまぁ無理だ。顔と心が歪み過ぎている。
現代の戦争は情報戦。まずは敵を把握する必要があるだろう
そんなわけで今回は我らが仇敵バンドマンの生態についてじっくり考察したいと思う。
クリスマス、バンドマンはこう過ごしている。
敵を知れば百戦危うからず。
さっそく見てゆこう。
スタジオ
断トツでよく見かけるのはこれ。
「いやーイブなのにスタジオだわー。つれー。^^;」
お、なんだ全然クリスマスしてないじゃないか。つれーって言ってるし。
いやみなさん欺かれることなかれ。バンドマンの口から洩れる「つれー」の95%はカモフラージュか自虐風自慢。残りの5%はチケットのノルマと機材トラブルと相場が決まっている。
サブカルモテモテバンドマンの多くはソラニンに描かれるようなナイーブなバンドマン像に一定の憧れを抱いており、冴えない自分に自己陶酔することで大学卒業してもフリーターでブラブラしながら適当にバンドを続けている自分のダメさへの予防線を張っている。
そんな予防線を保つべく用意されたカモフラージュ、それが
「イブはスタジオ」
なのだ。
たしかにイブはスタジオかも知れないが、8時には切り上げ外で待っていたサブカルボブの彼女が目を潤ませ
「イブなのに遅いよぉ…。私よりバンドの方が大事なの…?」
「ばっかやろう…お前が大事だからバンド頑張ってんだよ…」
性夜の幕開けだオラ。
ちなみに2時間後には「深夜練がある」とかなんとか言って別れ
待ち合わせていた別のサブカルボブと"深夜練"をすべくホテルへと消える。バンドマンはすべからくこうだ。決して許すな。
クリスマスライブ
ライブだ。良く見るのは無名のバンドや高校生バンドがごっちゃになったクリスマスイベント。
サンタの格好をして入場、MCは身内ネタで盛り上がり、クリスマスソングのロックアレンジ(テンポを速くしてパワーコードで弾いただけ)なんかをやっちゃう。
そんな姿は微笑ましいし、どんどんやって欲しいと思う。はやく大人になって死にたくなってくれ。頼む。
「若気の至りじゃん。ほっといてやれよ」
油断するな。最前列を良く見ろ。
ボーカルの彼女とおぼしきサブカルボブと、ベースの彼女とおぼしきサブカルブスが最前列でうっとりとした目をしている。
「この演奏が何よりのクリスマスプレゼントだよ^^」
やかましいわ。夜は私のINPUTにあなたのシールドジャックを差し込んでベースラインを激しく刻んで!ってか。やかましいわ。
しかもだ。クリスマスライブと銘打ちつつもこれら一連のイベントは21日や22日に敢行されることが多く、24~25日はしっかり彼女と楽しんでいることが多い。
クリスマスを骨の髄まで食い物にする。それがバンドマンだ。
夜勤
これに限っては僕らの仲間だ。
夕方6時頃起き「あー今日は夜勤か…」と誰に言うでもなく一言漏らし、特にやることもないので二度寝。9時頃再び起きて「もう寝れないな…、ツイッターでも見るか」と昨日食べ残した堅揚げポテトを食べながら大学の後輩のツイートで今日がイブであることに気が付く。(去年はサークルで集まったな。肩身が狭くて気疲れしたけど。あれはあれで楽しかったのかな。みんな就職しちゃったなぁ。夜勤か)と思っているうちに時間が来てコンビニの夜勤へ。ちょっと良いなと思っているバイトの後輩は今日は休みで、わかってはいたが現実を突きつけられたようで少し落ち込む。今日はやっぱりカップルが多いなと思いつつ、カップルを見てもあまり寂しいと思わない自分に嫌な危機感を覚え、そんなことを考えていたら退勤時間に。タイムカードを切り、金麦を買って飲みながら家まで歩いていると何故か急に涙があふれ出してコインパーキングで座り込んでしまっ
もうやめよう。これバンドマン関係ねえよ。ただのフリーターだよ。ていうか僕だよ。
サークルへ行く
いくら彼女に困らないバンドマン様と言えど、肝心の彼女がクリスマスに忙しいケースもある。なんならバンドマンと付き合う女性は別のバンドマンとも関係を持っている場合もままあるので、本命でないバンドマンのみなさんは恋人とクリスマスを過ごせないことも少なくはない。
そんな彼らは必ずと言っていいほどサークルへ向かう。
一人暮らしの後輩の家に集まり、男女混合で缶チューハイに口をつけ、不純異性交遊も秒読みという雰囲気の中ツイッターに
「クリボッチで傷のなめ合いなうw」
こういった手合いに限って、訊いてもいないのに夜勤から明けの僕に向かって
「いやー、彼女いるのに相手してくれないから昨日後輩ちゃんとヤっちゃったんだよねー^^」
みたいなことを平然とのたまう。
合計103条もあるのにこういった輩を死罪にできない憲法の無能さを呪うばかりだ。法には詳しくないがたぶん改正した方が良い。
メリークリスマス
今回もバンドマンの生態、しっかりわかりましたね!
なんだか夜勤の項目を書いていたら急に具合が悪くなってきたので今回はこの辺で終わらせてほしい。
来年のクリスマスはこんな寂しい記事書いていたくないな。そう切に願うばかり。
ではまた次の記事で!
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