個性派揃い!とっておきのニューゲイザー5選!
みなさんこんにちは。
ニューゲイザーと括られる音楽をご存知だろうか?
厳密に言えば、音楽のスタイルでもムーブメントでもないのだが、
要するにシューゲイザーの影響があるバンドたちを括ってニューゲイザーと呼ばれることがある。
実際にはジャンルではないし、それぞれのバンドが思い思いの形でシューゲイザーを進化させているので非常に面白い界隈でもある。
と言うことで今回はそんなニューゲイザーのバンドたちを独断と偏見でピックアップしてみた。
a place to bury strangers
ニューヨーク出身のトリオ。
ソリッドに刻むリズムと抑揚が少なく、低い音域で歌われるボーカル、シューゲイザーのノリというよりかは、どちらかと言うとポストパンク、ニューウェーブに近い。
だが、彼らの最大の特徴はそう、最高にうるさいのである。
A Place To Bury Strangers - Leaving Tomorrow
よっしゃあー!うるせー!!!
いや、兎に角に最高にうるさいところがいい。
もはやシューゲイザーで括って大丈夫じゃない勢いがあるが、まあ細かいことはいいさ。
なんだっていいから兎に角、俺はこいつらを紹介したいんだ。
ちなみに彼ら、勢い余ってエフェクターブランドまでやっている。
気になる人は"Death by audio"で検索するといい。
Asobi Seksu
ニューゲイザー界の大正義!アソビセクス!
幼い頃にアメリカに移り住んだというボーカルのYuki ChikudateとギターのJames Hannaからなるユニット。
オリジナルシューゲイザーに独特のオリエンタルな雰囲気を足したような世界観が秀逸。
このジャケットなんて現実感のないオリエンタルが最高である。
Asobi Seksu - Goodbye
Luminous Orange
90年代の日本のオルタナティブロック。
あの不明瞭な焦燥感のあるサウンド。
それとシューゲイザー。
それが彼女ら、Luminous orangeである。
Luminous Orange - Walkblind
荒々しさと透明感の共存する不思議な音感覚。
因みにオリジナルシューゲイザーファンの方はピンと来たかもしれないが、彼女らペイルセインツに憧れてバンドを始めたらしい。
そうやって聴いてみると妙に納得がいく。
Autolux
アメリカ、サンフランシスコのスリーピースバンド。
シューゲイザーの醍醐味である、酩酊感を濃厚に抽出しちゃったようなバンドである。
私は勝手に音楽モルヒネと呼んでいる。
Autolux - Turnstile Blues
ガレージっぽく乾いたドラミングを女性が叩いて強烈な萌えポイントを稼ぎながら曲は始まる。
彼らのサウンドを形容するのは非常に難しい。
聴くと思考が停止するからである。
それほど強烈な空間を作っているにもかかわらず、冷静に分析してみるとスリーピースバンドとしての工夫が細かく張り巡らされており非常に面白い。
そういった意味ではバンドマンにもおススメだな。
Amusement Parks on Fire
フロントマンのマイケル・フィーリックを中心に結成されたバンド。
今っぽいオルタナティブロックと轟音ギター。
ダウナーなのにアッパー。
後ろを向きながら前に進んでいるようなそんな音楽である。
Amusement Parks on Fire - Flashlight Planetarium
どう考えてもシューゲイザーの流れを汲んでそうだが、デビュー当時、彼はシューゲイザーと言う単語を知らなかったらしい。
天才かよ。
そういうことを考えながら聴くとよりいっそう面白いバンドである。