BASEMENT-TIMES

読める音楽ウェブマガジン

ホーム
アバウト
人気記事
月別索引
オススメ記事

2016/05/14

記事

よく聴かなくてもわかった気になれる!上から目線音楽分析!

こんな最低なタイトルの記事を開いた最低なみなさんこんにちは。
何も生まない不毛な音楽分析講座へようこそ。

当講座では、他人様の大好きな音楽を良く聴きもせずに酷評することによって、精神的に優位に立つことを目的としたノウハウをみなさんに伝授したいと思います。どうせ嫌われ者ならせめてマウントポジションは取っていたい!という浅ましい皆さんにはピッタリですね!

これから紹介する5つの手段を使うだけで、簡単に他人様の好きな音楽ならびにその人格までも簡単に否定できます!
さっそく見てゆきましょう!

 

似てるバンドを探す

mirraz

最低のやりくちです。

大好きな物を「~に似てるねー」と言われるとなぜか不快になるという心理を上手く利用しましょう。
僕は最近「お前の元カノ、太田光代に似てるな」って言われてキレました。似てねえからな。僕と太田に謝れ。

mitsuyo_ota-5
(参考画像)

 

この世のバンド、特に邦楽ロックは何らかしらの先達バンドに似ていたりするので、そのわかりやすいルーツになぞらえてコメントしましょう。

「チャットモンチーをもっとブスにしたやつ」

「凛として時雨を4人にしてつまんなくしたやつ」

「BUMPとRADを足して2で割ったら1余ったやつ」

こんな塩梅でしょうか。別に具体的に何か思い浮かべて書いたわけじゃないです。

 

売れ線っていっておく

1

「挙げられたバンドがメジャーすぎて何にも喩えられないよ!」

そんなときはとりあえず
「あー、売れ線だね」
と言っておきましょう。

別に"売れ線"であることは決して悪いことではないはずなのに、なぜか言われた方は不快になるこの言葉。
「こんなものを聴いているお前のセンスは退屈で平凡だ」
といわれのない非難を受けたような気持ちになります。最悪です。

しかもこの悪口、有効レンジがやたら広い。
"売れ線"なので実際に売れていようがいなかろうがお構いなしに断ずることができます。

なんだかわかりやすそうな音楽だったらとりあえず言っておきましょう。

 

ライブ音源を聴く

s118_uuZHn7Pfzu897QA4S6DEaKlczOFcJVb2

音源を聴くときは必ずライブ音源を聴きましょう。

基本的にCD音源というのは、何度も撮り直した部分部分のベストテイクを編集ソフトで原型がなくなるほど加工したようなものなので荒がありません。重箱の隅をつつくならライブ音源に限ります。

「CD音源だとサビはコーラス入ってたけど、だれも歌わないんだね」

「どの音程歌ってるのこれ?」

「ギター動きキモくない?」

本当に上手いライブバンドはライブ音源の方がかっこよかったりしますが一握りの話なので気にしなくていいです。もしそんなバンドにぶつかってしまった場合は「CD音源がダサい」と言っておきましょう。

 

ウリを探す

ph_main07

競合との競争を勝ち抜くために、どのバンドにも必ず何かしらの"ウリ"が存在します。
そのウリを逆手に取って攻撃しましょう。
短所を貶されるよりも長所を否定される方がキツいです。

「歌詞と歌い方がわざとらしいね。激情系ってやつ?」

「なんで被り物かぶってるの?ブサイクなのかな?」

「なるほどね。鬱アピールでメンヘラウケを狙ってるのね」

 

2chで書かれている悪口をそのまま言う

images

それでもあまり悪口が思いつかなかったときは思い切って2ちゃんねるやアマゾンのレビューから拝借しましょう。

一見スキのない完璧なバンドに見えても彼らは何らかしらの揚げ足を取ってくれます。そういう生き物です。

バンドと関係ないですが、紀香と交際していた時期の陣内智則スレの荒れ方はハンパなかったです。陣内に抱かれた女、元カノ、金を貸してる知人等の怨嗟の念で阿鼻叫喚。なんで結婚したんだ紀香。

駆け出しバンドのスレッドを覗くと必ず知人や元カノを名乗る書き込みがあります。必見です。

 

おわりに

どうだったでしょうか!
身も蓋もない内容でしたね!

こんな風に断ずればわざわざアルバムを数枚聴かずとも何となくの批判はできます。

逆に言えば、どんなものでもこうやって悪意をもって聴けばなんらかの批判は捻りでてくるというわけで、批判してる側の人間はこのくらいのことしか考えてないです。

他人のセンスを否定するために、自分のセンスを否定されないために、よくわかんないままなんだか難しい音楽を一生懸命聴いている人よりも、深く考えずになんとなく好きな音楽を好きでいたほうがよっぽど健やかでしょう。
まだ心が健康な地下室TIMES読者のみなさんは上記のような穿った物の見方をしないように気を付けてくださいね。

僕はもう無理。他人を否定してないと自我が保たれない。助けてくれ。

 

そんなわけでまた次の記事で!アデュー!

オススメ記事

記事検索

オススメ記事