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2015/09/07

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シューゲイザーやってる黒人はモテない The Veldt

ごきげんよう。

私は基本的にぼっちなので、恋人はおろか友達がいるかも若干怪しい。
バンドやってる友達なんて一人もいねえ…って思ってたら、元同僚がシューゲイザーバンドやってたじゃねえか!
そうゆえば、2回位ショーに行った事あるし、何故か日本人メンバーがいた。黒人の双子兄弟プラス日本人と白人の兄ちゃんという、謎の組み合わせ…率いるのはThe Veldtのボーカル兼私の元同僚・Daniel Chavisだ。ちなみにこのダニエル、日本に住んだ事ないのに日本語を少し話す上に、やたら日本カルチャーに詳しい、親日家の変態である。

 

Daniel

こいつ

まずはメンバー紹介

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Daniel Chavis (Vo., Gt.)写真、右前
Danny Chavis (Gt.)写真、右後ろ
Hayato Nakao(Ba.)写真、前左
Frank Olsen (Gt.)写真、左後ろ

昔は結構売れてたらしく、私自身もこないだ行ったレコード屋でThe VeldtのLPを発見したという。


…あれ、昔のダニエル、かっこいい。

アメリカのリアルなバンド事情を内側から聞いてみたいと思わないか、お前ら?!って事で、住んでいる特権を生かし、早速ダニエルにインタビューを取り付けてみたよ。アメリカ現役バンドマンの生の声を楽しんでくれたまえ。

インタビュー

Daniel Chavis(以下D)「彼氏できた?」
ーうるせぇ。

ー今、どこ住んでるっけ?
D「ノースカロライナの実家に戻ってる、来月位にNY戻って来るよ。アッパーウエストに住む予定」
ーブルックリンじゃないの?最近の音楽好きはブッシュウィックに住みたがるみたいだけど
D「だって、ブッシュウィック、黒人イッパイいる。怖いよ!」(日本語で回答)
ーお前も黒人だろが
D「スラム街の子供はタチ悪いから、同じ黒人でも俺みたいなタイプは確実に狙われるよね」

ーThe Veldtについて簡単に教えて
D「The Veldtってバンド名は、中学2年生の時、俺が不得意だった英語のクラスの教科書からランダムに抜き出した単語なんだよね。先生が『12ベージ目開いて!』って言って、そこにこの単語があった。Ray Bradburyって作家の短編集にある作品タイトルだよ。
80年後半頃からノースカロライナで活動していて、当時は凄く人気だったんだよね。全米ツアーもしてた。当時はCMJ (College Music Journal)といって、大学やラジオ局が積極的にインディーズ音楽をサポートしていて音楽が元気な時代だったから、インディーズ契約まではトントン拍子だったよ。最初は”Psycho Daisies"ってパンク・ロックバンドとして活動してた。主要メンバーは俺(Vo.) と双子の弟(Danny Chavis: Gt.)、メンバー編成を幾度か経て今のメンバーになったよ。」

ーシューゲーザーに靴替えした理由は?
D「80年代後半頃は、シューゲーザーってジャンルそのものをあんまり聞かなかったな。成すべくしてなったというか、自然にシューゲーザーに行き着いた。対バンしてたバンドの影響は大きいかも、例えばCocteau Twins、Rush、The Pixies、TV on the Radioとか。最初に出す予定だったアルバムのプロデューサーがCocteau TwinsのRobin Guthrieだった、一応完成はしたものの、結局リリースしないままだったな。今年はリリースを3つ控えていて、A.R. Kaneのメンバーが今回のアルバムを2-3曲プロデュースしてくれた。ショーも控えてるから是非チェックしてね。」

ー今回のツアーではNYには来るの?
D 「多分…NYは全然人来ないんだよね。笑 Facebookに動画ポストして100近い’Like!’があっても、誰もライブに来ない。笑 昔に比べてわざわざショーに足運ぶ奴が凄く減ったと思う。みんな、インターネットで動画観て満足しているというか…ネットが全部殺してるよね(=”Internet kills everything!” )」

ー音楽を始めたきっかけは?
D「実家がキリスト教徒で、幼い頃から教会に通ってたからね。ゴスペルを聴いて育ったのがきっかけだよ。ほら、おとぎ話の中の白人男を盲目的に信仰するっていう、典型的な黒人一家だよ。笑 婆ちゃんが未だに教会通ってるから『神からお告げあった?』っておちょくるのが日課になってるよね。笑」

ー影響を受けた音楽は?
D「ソウルが一番大きかったかな。Berry White、Teddy Pendergrass、Robert Plantとか。」

ーHayatoさん(Ba.)っていう日本人メンバーとは、どういう経緯で一緒にバンドやる事になったの?
D「2004年頃に別のバンドから引き抜いたよ。」
ー日系アメリカ人で日本語が怪しい人だったっけ?
D「何言ってんの?あいつ全然英語喋れねえ!!あんな酷い英語聞いた事ねえよ!!笑
代わりに、ハヤトは俺の日本語を毎度訂正して来るんだけどね。」


(ハヤトさんが映ってるMV)

ー日本が好きみたいだけど、日本に興味持ったキッカケは何?
D「叔母さんがSFマニアで、家にゴジラ関連の本があったのが最初のきっかけ。10歳の時から独学で日本語勉強し始めた。当時の先生が勉強しやすいように歌謡曲を紹介してくれて、一層興味が深まったよ。ゴダイゴ、松田聖子、沢田研二、キャンディーズ、山口百恵とか。日本人の女の子可愛いから頑張れるよね。笑 先生がさだまさしのカセットくれたの覚えてる。」

ー最近の邦楽ロックやシューゲーザーについてどう思う?
D「実は良く知らないんだよね。笑 スーパーカーは知ってる、凄く良いと思うよ!
邦楽じゃないけど、My Bloody Valentine、Spiritualized、Massive Attackとか良く聴いてる。」

ー日本人の女の子について、どう思う?
D「可愛いくて、大人しくて、清楚で謙虚でおしとやか…ねえよ!!
あいつら(日本人女性)は、実際は相当計算高いし、手に入れるまでは女の子らしく下手に可愛らしく出てくるけど、一度手に入れたら、男を手玉に取って利用する奴が圧倒的に多いと思うんだよね。優しそうに見せかけて優しくない。笑」
ーよくお分かりで。笑
D「特にNY住んでる日本女は、やたらヒップホップ系の黒人好きな奴多いよね。笑 俺みたいなシューゲイザーやってるオタクみたいな黒人はモテないんだよ!笑 故に、日本人の彼女は出来た事ないっていう。黒人好きの日本人女性は、原宿でGパン売ってるような、ヒップホップもどきのエセ黒人が好きなんだよね。」
ーエセって、どう見ても黒人だと思うけど
D「あいつら、アメリカ出身の黒人の振りしてて、実際はアフリカ黒人なんだよ!!」
ーでも、日本人の彼女欲しいんでしょ?笑
D「もちろん!江角マキコがタイプ!」
ー聞いてねえ!笑
D「日本人の彼女、大募集だよ!」

ー日本のAVについてどう思う?
D「好き!(日本語で即答)でも、日本人男性がどのように女性を見ているかが反映されてると思うよ。男性優位の社会というか。」
ーでも、さっき言ってたように、実際の社会は女性が陰でコントロールしてるよね。笑
D「その通り!笑 あと、AVからも日本人は精神的に抑圧されているのが感じ取れる。漫画もそうだよね、ガロ(漫画雑誌)って知ってる?あれとか的確に日本人の闇が表現されてるよね。表向きはすごくナイスな日本人だけど、心の中は怒りに満ちている!!笑 それじゃないと、世界の1/2を支配出来ねえっつの!笑」
D(唐突に)「あ、それと、OLモノと和服(喪服)モノが好き!」
ーうわ、王道にマニアック!笑

ーでは、日本人男性についてどう思う?
D「俺より黒人っぽい日本人男性は超苦手!」
ー爆笑!!ダボダボの服着たヒップホップ好きな男性だよね?笑
D「そうそう!笑 申し訳ないけど、あれ、バカにしか見えない…。」
D「日本人は、傾向として『良くする』のは得意だけど、音楽や文化を『新しく始める』ってのは苦手な気がするな。」

ー最後に、地下室Times読者にひと言。
D「もし、バンドやってるなら、とにかくオリジナルの、誰もやった事ないような個性的なのを作った方がいいと思う。洋楽に似た音楽は既に世界に満ちているからね。そして、世界で勝負したいなら、英語で歌うべき!アメリカ人は英語あんまり話せない人や発音良くない人に対しても耐性があるし、伝えようという気持ちがあればしっかり耳を傾けて聞くよ。あと、可能であれば日本を出て、ヨーロッパやアメリカで活動した方がチャンスが転がってると思う。」


半分が音楽と関係な雑談になってしまった。結局下ネタが盛り上がるんだよ、許せ。
ユーモアに溢れるダニエルは、話していて全く飽きないファンキーなオッサン(日本人彼女募集中)である。そんな彼が率いるThe Veldt、要チェックだ!

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