2ピースバンド、ドミコの快進撃が止まらない。
みなさんこんにちは。
日々退屈ですか?退屈ですよね?きっとこれを読んでるあなたは今この瞬間は退屈だということになりますね。お見通しですよ。スマホなんて暇じゃなきゃ見ないんだから。
最近はどんなバンドを聴いてますか?そんな皆さんには日頃の退屈を蹴散らしてくれる奇々怪々な2ピースバンド、ドミコを紹介したいと思います。
2年くらい前に当サイトで紹介させてもらったんですけど。
あれから2年経った今、ドミコの快進撃が留まることを知らないのでその勢いに乗らせて頂きたい。
その思いのみでタイピングをしています。
まずはBGM変わりでもいいんでドミコ聴きましょうよ。
かっこよすぎない?2ピースだよね?こんなのおかしくない?
音楽って玄人好みになっていけばいくほど、イージーリスナーを置いてきぼりにしていきがちで、どっち向けに寄っていくかってバンドの恒久のテーマだと思うんですけどドミコの「わかんないならそれでいいよ」と言わんばかりの突き抜けた音楽性、男気ある。
田舎でバンドやりたくてくすぶってる男子高校生の皆さん。
今すぐに友人一人をドラムとして迎えて2ピースバンド組んでください。
2ピースでもバンドはできるらしいです。
歌詞に関しては、MVみないで曲聞いてみてください、まじで何言ってるかわからん。
ようやくMVに歌詞付けてくれてありがとうという気持ち。
昨今の日本語ロックのバンドってこうなんていうか人間の芯に訴えかけてきたりフィクション性の薄いバンドが人気だと思うんですけど、ドミコに関してはそんなもんはなんやその、重視してんのはメロディーに対しての語感の良さ。めっちゃ気持ちがいい。それに尽きんのかなと。
サウンドもなんじゃこりゃってへんてこな、スタンダードな4人組や5人組じゃないからこその引き算の美学と言うか、多分ドミコの音楽って2ピースじゃないと出来ないのかなと、一旦ベースいらねえわ!俺付け足すわ!ってやりたいようにやっちゃってそれでこその最高のリフ。
ボーカルのヒカルさん、集団で生活できんのかなって心配になるな。
この二つが合わさって2ピースのくせに空白が少ない。ずっとリフが鳴ってるしコードで鳴らし始めたと思いきや甘いメロで攻めてくる。
どうやって曲作ってんすか。
ここ最近よく名前を見かけることが確実に多くなったドミコ。
FUJI ROCKに出場したり、テナーのホリエに発見されちゃったり。
なにがあったんって思うほどですよね。
やはり思うのは曲の良さと大人の手を借りず、去年千葉の辺境の地で盟友Tempalayと共催した「Beach Tomato Noodle」等、DIYで活動してる感じがようやく評価され始めたのかなと。
Tempalayのボーカルがフジロックでケガをしてギターが弾けないってなった時も代わりにギター弾きに出ちゃったりとか、そういう自由なところ。
2011年結成ってことで、年齢不詳だけど多分若いとは言えないバンドだと思う。
「若くしてメジャーの大人に囲われて2年くらい育成されてデビュー」というある意味形骸化した流れではない何かがドミコを始めとした日本のインディーって界隈で起こり始めてるんじゃないかなって思う。
余談ですが、ボーカルさかしたひかるの弾き語りも
何言ってるかほぼ聴き取れないのにキュンとする歌詞性。くじらの巣て、ありもしない概念なのに想像がつく何か。日本詞の美しさってこれですよね。
行くとこまで行って欲しい、ドミコ。
心から応援してる。
さようなら