お前らボサノヴァ聴けよ Astrud Gilberto
邦楽ロックばかり聴いていないだろうか。
一時期の私のようにアルカラばかり聴いていないだろうか。
ボサノヴァとは、ひとたびかけるだけでオシャレな空気になってしまう合法ドラックだ。
巷にはボサノヴァのコンピレーションアルバムが溢れかえっている。オシャレなカフェのBGMの定番でもある。
実は、普段あまり音楽を聴かないような人が澄ました顔でオシャレを気取るのが嫌いでボサノヴァを避けていたフシがあるのだが、
良いものは良い。
さぁ、ボサノヴァを聴こう。
ボサノヴァとは
っていうかボサノヴァってなんぞや。ちなみに言っておくと、合法ドラッグではないぞ。
Bossa Novaの"Nova"とはポルトガル語で「新しい」、"Bossa"とは「隆起、こぶ」を意味する。したがって"Bossa Nova"とは「新しい傾向」「新しい感覚」などというような意味になる。
(Wikipedia先生より引用)
う~ん、なるほど、わからん。
ボサノヴァという言葉自体は『新しい』という意味でしかないみたいだ。全く参考にならん。
ボサ・ノヴァをジャズの一種と見るなどさまざまな見方もあるが、少なくとも本来のボサ・ノヴァはサンバの一種であると定義される。その出現はブラジルのポピュラー音楽に大革命を起こし、その後世界中の音楽シーンに大きな影響をあたえた。
(Wikipedia師匠より引用)
ブラジル出身の頗る気持ちいい音楽。つまりそういうことだ。
ボサノヴァは中流階級で生まれたものらしく、国民全体として中流意識が高い日本人の国民性にあった音楽だと私は思う。
一口にボサノヴァと言ってもアーティストによって全く雰囲気が違うので、こういうジャンル分けはあまり意味をなさない。
自身の耳で確かめてほしい。
Astrud Gilberto
Astrud Gilberto(アストラッド・ジルベルト)はブラジル出身の、ボサノヴァ・ジャズシンガーだ。
なんだかんだ色々ボサノヴァを聴いたが、結局今でも聞いているのは、彼女だ。初心者にオススメするのに適しているかどうかは知らんが、私は大好きだ。
ぜひ聴いてほしい。
2:45~
けだるい。やる気あるのか。っていうかマイクに向かって歌えよ。
いやしかしかわいい。"Hello"の後のはにかんだ表情、かわいい。私の負けだ。
べ、別にかわいいから紹介したわけじゃないぞ。
実はボサノヴァ好きからしてみたら『ボサノヴァの女王』として誰もが知ってるレベルである。
この「けだるさ」がボサノヴァという音楽の持つ雰囲気とよく合っている。
素人っぽさを強調しているが、相当上手いと思う。楽曲として今聴いても全く古いという印象を受けない。
Astrud Gilberto - Bim Bom
あ~、ドラムが左に寄っているミックスは時代を感じるな。
1:00~なぜか男が楽しそうに踊り始めるのでそれもおすすめだ。
びんびん~♪
べ、別にかわいい子がビンビンと言っていることを楽しんでいるわけじゃないぞ。断じて違うぞ。
歌姫!という感じではないが、惹きつけられるものがあると私は思う。これがカリスマ性なんだろうか。
さて、若い映像ばかり貼っていたことに、勘のいいみなさんは気づいたんじゃないだろうか。
よし、いくぞ。
きもちいい。
こちらはかなりジャズっぽい。カバー曲も多く演奏している。
歌い方に面影はあるが、やはりおばさん大人っぽくなっている。
聴き比べてみると、ボサノヴァとジャズの雰囲気の違いがうっすらわかるだろう。
顔は劣化しているが、音楽は深化している。
ボサノヴァ、聴いてみてはいかがだろうか。
番外編
ブラジル発ボサ・メタルHuaska
ゲストボーカル Elza Soaresの声が、悪役のようで最高である。