exlovers 音楽の良し悪しは知名度に依らない。
少なくとも彼らの場合においては。
インディーロックの定義がよくわからなくなったので、そう呼ばれている音楽・バンドを片っ端から聴いていたら彼らにブチ当たった。
あ、これこれ。こういうのだよ!かっこいーなー。と身を乗り出してブラウザに目を落とした所で愕然とした。
再生数5桁代だと…
ヒカキンのモノマネをしている小学生でももう少し再生数いってるだろ…
良し悪しは知名度に依らない。
黒ニットの白人男性がケーキ片手に日本の下町を闊歩する親日MV。
海外のアーティストが日本を取り沙汰していると、何だかうれしくなってしまう。
再生数はまさかの13k、日本人からのコメントなし。もしかしたらこの曲を日本で最初に聴いたのは僕なのでは…?と来し方不明の不安に襲われる。
聴き疲れのしない、ゆったりしたインディーロック。
特に突飛な要素などなくアルバムの7曲目に入っていそうな曲だ。もちろんいい意味で。
こっちはイントロから既にシューゲイザーに両足突っ込んでいる。思わずラブレスのジャケットが目に浮かぶ。
紋切型のシューゲイザーから残響をちょっぴり減らして輪郭をはっきりさせたような楽曲。
ありがちと言えばありがちかもしれないが、顔見知ったようなシューゲイザーなので安心して聴くことができる。
まだアルバムを通して聴いたわけじゃないので何とも言い難いが、Youtubeに公開されている音源を断片的に聴いた限りではUKインディーらしい素直なインディーロック/シューゲイザー。
文句なく良いバンドだ。
一応、海外インディーを主に取り扱うような音楽ニュースサイトで取り上げられた形跡もあり、低い知名度に反してファンもそこそこにいるようだ。
音楽の良し悪しは知名度に依らない。
exloversを聴いて改めてそう思わされた。
YOUNG AND LOST CLUB (2012-06-25)
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