レッチリ加入の時の音楽性の合わなさでDave Navarroは不当評価されてると思う。
みなさんこんにちは。
デイブナヴァロというギタリスト。
バンド、ジェーンズアディクションにデビューし、フェスの「ロラパルーザ」を含めて80年代後半から90年代にかけてのオルタナティブロックシーンの形成に大きく影響を与えた。
彼がいなかったら、今のオルタナティブロックシーンは全く別のものになっていたと言っても過言ではない。
だけど、評価が悪いんだよなー
主にレッチリ経由で彼を知った人が多いからなんだろうけど。
ということで、今回はそんな不運なギタリスト、デイブナヴァロの魅力に迫っていこう。
レッチリ加入
みなさんご存知、レッチリことred hot chili peppers。
初代ギタリストのヒレルスロヴァクが死去してから、そのギタリストの席は入れ替わりが激しく、今のところ全員で9人いた。
wikipediaより引用
こうやってみてみると、旧メンバーの数が多いなぁ
そんな中、デイブナヴァロはジョンフルシアンテが脱退してしまって空いた大きな穴を埋めるべくレッチリに加入するのだが・・・
レッチリでの彼のプレイを見てみよう!
red hot chili peppers - Give It Away
おお、そうくるか!
この曲、give it awayのオリジナルを弾いたジョンフルシアンテのギターと比べると、それよりヘビィロック+サイケデリックなアプローチで弾いている。
ギタリストが変わったというよりは、別のバンドのカバーのように聞こえるぐらい雰囲気が変わった。
あとデイブ、見た目が濃ゆいなー!映画に悪役で出てそうだ。
Red Hot Chili Peppers - Give it Away
ちなみにこちらがジョンフルシアンテが弾いているライブ映像
こうやって比べてみるとデイブが弾いたほうは、それはそれでカッコいいのだが、ジョンが弾いた方が私たちがイメージする、”レッチリっぽさ”に近いな・・・
レッチリのギター=ジョンというイメージが強いことと、デイブ自体、名のあるギタリストなので原曲のイメージから変わってしまうとしても”デイブナヴァロ的”なギタープレイが求められていたのだろう。
one hot minete
そしてデイブナヴァロがギターを弾いた唯一のアルバム、one hot minuteが発表された。
Red Hot Chili Peppers - Coffee Shop
ギタリストが変わると出てくるアルバムもこうも変わるかと言うぐらいデイブの影響が強くでたアルバムとなった。
個人的にはこのアルバム、キレのあるヘビーなギターにファンキーな要素が絡まって傑作アルバムだと思っているのだが、予想通り”レッチリ的な”アルバムを求めていたファンからの評価は芳しくなかった。
という形でデイブナヴァロ=レッチリのよさを分かっていないギタリストというイメージがついてしまったのだ。
デイブナヴァロ的なギタープレイ
彼のギタープレイの特徴は計算されたバッキングと直感的なソロプレイ、リードギターだと思う。
このライブ映像全部みるとかなり長いが、彼のギタープレイの魅力が詰まっている。
多くのリフ主体の曲のバンドではギターがリフを弾くことに終始してしまうことが多いが、
デイブはあのてこの手とリフのイメージを崩さずに様々なフレーズを弾いている。
そしてそれでは細かいことは全ておいといて直感的で情熱的にプレイする。
情熱的に聞かせながらもかなり正確に弾くのも彼の凄さの一つだろう。
それに時折挿入されるサイケデリックだったり民族的なフレーズが最高にクールだ。