君の退屈を殺す。『グッバイフジヤマ』
みなさんは、グッバイフジヤマというバンドをご存じだろうか。
わたしは、THEラブ人間主催のライブサーキット「下北沢にて」ではじめてライブを見て、翌日にはCDを全部買ってしまったくらいはまってしまった。
一見、どこにでもいそうなポップミュージックに聴こえるがそれだけでは終わらないのがグッバイフジヤマである。
グッバイフジヤマ - ひばりくんの憂鬱
まず、「ひばりくんの憂鬱」という曲を聴いてもらいたい。
「だから手首の傷は消えないし
悩みの種も尽きないし
叶わない夢ばかりだから
死にたくなっちゃうの
そんな私をつかまえて
つかまえて」
中山のハイトーンボイスにライブでのりやすいポップなメロディー(実際のライブでは客が振り付けをつけて踊っている)。そして、この歌詞である。
このギャップがたまらない。
最初に聴いたときは、展開が早すぎてついていけなかったが一度聴くと頭から離れない。
そのやみつき感と先の読めないメロディーライン、楽しいだけじゃ終わらない。
それが、グッバイフジヤマである。
そして、いかにもサブカル女子が好きそうだ。
このМVはサブカルチャーの聖地下北沢で撮られている。しかもヴィレバンの前でも!
意味なくヴィレバンでオーイエーしているサブカル女子は、彼らの虜になるにちがいない。
メンバーは、小島”lue”秀和(Gt) 中澤健介(Ba) 中山卓哉(Vo,Gt) 高原星美(Dr,)で活動している。
2011年より幼馴染の中山と中澤を中心にルンペンフジヤマとして活動開始。そして、2012年夏にグッバイフジヤマへ改名。平成の渋谷系を自称する全員同い年の4人組である。中山は、andymoriや銀杏BOYZなどのファンであり、ライブでは弾き語りやカバーをたまに行っている。
個人的に好きな曲は、「きるみべいび」である。特にここの歌詞がお気に入りだ。
グッバイフジヤマ - きるみべいび
「あいわなきるみべいびー
僕は君のことバラバラにしたいくらいに好きなのに」
グッバイフジヤマの音楽の楽しさは、ライブを見るとより分かってもらえるだろう。
ぜひ、足を運んでみんなでひばりくんで踊ろう。。