ぼくりりよりもカムラ ミカウの方が応援し甲斐があるぞ
ぼくりり、ぼくのりりっくのぼうよみ。嫌いなんですけど何が嫌いってまんまと成功してるところなんですよね一個一個の思惑が。かわいくない。「挫折」って太字で書いたバットで肩ぶん殴りたい。
未だにね「きゃーぼくりりくんかわいい!」「結婚したい!」「ぼくりりくんを妊娠して産みたい!」みたいな状況錯誤な女ファンのみなさんを見かけるんだけれど、遅すぎる。無理だ。歌い手時代に見つけてたらまだ抱けてた。今は無理。奴からフォローバックが欲しくばAV女優になるしか手はない。ぼくりりはAV女優には丁寧にフォローバックする。そういう所好き。
じゃねえんだよぼくりりの話じゃねえんだ、今日は。ぼくりりは話題からすっこんでろ。おまえのリリック棒読みしてろ。
つまり言いたいのは、青田買いをしろという事。一万人のファンをかかえるアーティストよりも十人しかいないファンのうちの一人になるほうが貢献度の濃度が高い。そういう向きの話。
というわけで今回ぼくりりに代わるナイスなアーティストを発掘してきました。カムラ ミカウくんです。名前が良い。「うちのまなむすめのにんしん」みたいな三文節ある面倒な名前してない。ミカウくん。呼びやすい。是非どうぞ。
カムラ ミカウ
売れる要素が寿司詰めで窒息しそう。
この手の宅録系もしくはメジャーレーベル系のミュージシャンって、なんかどこかセンスが臭かったり垢ぬけなかったりしがちなんだけれどミカウくんに関しては何一つそういう目の粗い部分を感じない。超綺麗。清潔感がすごい。
流行りの早口16ビートのメロディにも無理がないし、聴いてて早口であることに気が付かないくらい自然にスラスラと言葉が並んでいる。
声質も件のぼくのりりっくのぼうよみ君のような柔らかい部分があったり、野田洋次郎みたいなクセのある部分もあって現代っ子にはとっつきやすい。良い意味で特徴のない声をしている。曲を邪魔しない声というか。
そんで曲がちょうどよく凝ってる。ちゃんと歌謡曲でサビがあって聴きやすいのにビートはカチカチと変な音でキックスネアの位置もズレていて。現代的。メジャーレーベルに所属してなお一層洗練された感触。
こういう音色が好きでよく作ってしまいます。 pic.twitter.com/r2wwZq6uGY
— カムラ ミカウ (@k_micau) 2018年5月25日
こういうオタク臭いところもいい。マジで作曲が好きな人なんだなと。
勘違いされがちなんだけれどミュージシャン、特にメジャーレーベル所属のソロミュージシャンは編曲は完全に人任せ。最悪、歌のメロディにすら人の手が入っていることだってある。つまり自分で音楽なんか作っちゃいない。歌ってタレント業してるだけ。そういうところに俺はすごく嫌悪感があるんだけれどミカウくんの場合は完全に自分でやっちゃってる感じで良い。良い環境だけレーベルに用意してもらってあとは自由にやらされてる感じ。
スタイルとしてはぼくりりくんよりも米津玄師に近いのかもしれない。自分で曲作ってるし。
そんでカムラ ミカウの持ってるもう一つの武器はこの母性本能くすぐる感じ。
ぼくりりくんなんかはファンの「母性本能」を刺しまくって成功したと言える。それに通ずる危うさをミカウくんは持ってる。
どうでしょう、ミカウくん。応援する気にゃなりませんか。なったでしょ。なれ。
それでは!