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この世で一番悲しい産業廃棄物「売れ残ったバンドのCD」の活用法

2017/09/12

この写真がなにかおわかりだろうか。
そう、これが砕け散った夢のかけら、この世で一番悲しい産業廃棄物と名高い「売れ残ったバンドのCD」そのものである。

バンドマンの友人が「部屋が狭くて困っている」とのことで対策を色々と考えていたところ発見したのが、部屋の隅に高く詰まれたダンボール。
これこそが今回のテーマの「バンドマンの売れ残った自主制作CD」である。
本人曰く「捨てるに捨てられない」とのこと。気持ちは痛いほどわかる。というかCDを捨てるという行為をあまりしたことがないため、どうすればいいのかわからないというのもある。CDのケースは多分プラスチック製容器包装でいけるがCD自体は何ゴミなんだ?燃えないゴミなのか?意外と燃えそうな気もするが。とにかくホントに困ったゴミだよ全く・・・。

巷では握手券欲しさのAKBのCDが大量に余り問題になっているが、バンドマンの売れ残りCDの方が圧倒的にに悲惨である。
といのもAKBは作った側の意図の通り一度販売され、ファンの手元まで握手券を届けるという使命をまっとうした上でゴミとなっている。何かに使った上でのゴミだ。
では、バンドマンの売れ残りCDはどうだろう?産まれてこのかた誰の役にたってないぞ。生産されて何もないままで製作者からゴミ認定されるのだ。こんなに悲しいゴミはない。


 
さてさて、そんな悲しい産業廃棄物「バンドマンの売れ残りのCD」だがどうにか活用する方法はないかと思ったのが今回の記事である。
部屋の隅に売れ残りのCDを大量に貯めている友人も悲しそうな顔で「同じ現象で困ってる人、結構いると思う・・・」と言っていたし心当たりがあるのだろう。

私は最初「遠くの国の有名なミュージシャンがみんなのために曲を作ってくれたよ」という設定にして、アフリカにでも送りつけてやろうかと思っていたが、なんとなく心が痛むので自分の中でそっとボツにした。アフリカでもゴミ扱いされたらもはやどうにも立ち直れないよもう。

意気込んで色々と頑張って金も掛けて、やっとの思いで作ったCDがこんな形でゴミになってしまうのは本当に悲しいし、それこそこの世の非情さの権化だと思うが、
そうも言っても置いておいたところで部屋を圧迫するだけだし、何か活用方法はないか模索していこう。

フリスビーにする

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効果:楽しい

 

因みに応用編として輪投げにするという遊びもある。
察しはつくとは思うが、CDの穴は小さいのでクッソ難しいハードコア輪投げになる。
友達と集まった時にやると3分くらいは盛り上がるぞ!


 

他には「カラス避けの反射板」や壁面に並べて貼り付けて現代アートにする手法、中にはCDを器用に接着して椅子を作ってしまう猛者がいるらしいが、どうしても根本的な解決に繋がっていないような気がする・・・。

そもそもCDというもの自体が、かさ張るわ、すぐ割れるわ、燃やすと有毒ガスがでるわとどうにも調子が悪い物体である。
紙ジャケなら一応燃やすことができるが・・・
焚き火の際に自分の売れのこったCDの紙ジャケを燃やす。ほんのりあたたかいだろう恐らく。これからの季節にピッタリの手法だ。
涙が出てきたのはきっと、表面をがちがちに固めたインクが燃えたガスが目に沁みてんだよきっと。

 

バキバキにしてしまった友人から借りたCDの交換用

CDケースは本当にもろい。”バンドマンの禁煙の意志と同じぐらい脆い”といえばどれぐらい脆いのかお分かりいただけるだろう。

私も友人からCDを借りるといつもバキバキにしてしまう。結構気をつけているのだが、CDが脆すぎてやはりダメだ。バキバキにするのはもはやライフワークの一環といっても差し支えないほどだろう。
最近も今回こそはと思ってプチプチにでも包んだがダメだった。友人が大切にしていたBABYMETALのCDはバッキバキにしてしまいクソ怒られた。

そう、幸い売れまくってるCDも売れ残ったあなたのCDもケースは同一である。
その性質を生かしてバキバキにしてしまった友人のCDのケースと交換すればいいんじゃないかというものだ。
CDを返すついでに「お礼に」とか言いながら売れ残りのCDを2,3枚押し付けてしまってもいいだろう。交換用になるしな。

 

ニューヨーク・ロサンゼルスStyle押し売り

ニューヨークの繁華街を歩いていると、黒人の兄ちゃんが「ヨォッ!ワッツアップメーン!ユーは音楽は好きかーい?」と禁止薬物を摂取したかのようなテンションで話しかけてくる。
「流石アメリカやぁなあ・・・!」と思ってるとなんか勝手に自己紹介を始めてくるし、なんかヒップホップ音楽をやってるらしい。
そして執拗に名前を聞いてくるので答えるとどこからかCDを取り出して勝手にサインをし始める。そして「買い取れ」と。
因みに買い取りを拒否するとどこからか黒人Bと黒人Cがあらわれて囲まれる。ドラクエでいうとこのマドハンド。

これがニューヨーク・ロサンゼルス名物の「CD押し売り黒人」である。
ちまちまとCD売るよりおばあちゃんに証券でも売った方が金になるんじゃねえかと思うが、CDが売れないこの時代に例え犯罪まがいの方法だとしてもCDを売ることが出来るというのはある意味凄いことだと思う。

ということでだ、このニューヨーク・マドハンドの手法を生かしてあなたの在庫CDを売ろうという話である。

 
さらに荒っぽいやりかたではCDが詰まったダンボールを持って人通りの多いところを歩き、気の弱そうな人を見つけたら思いっきりぶつかって派手にCDをぶちまけてバキバキにするという、”当たり屋Style押し売り”という手法もある。
ポイントは金額を下げてでもいいからサッサと示談に持ち込むことだ、法廷に持ち込まれるとCDに市場価値が全くないということがバレてめっちゃ負ける。

 

(自分が)売れる

ニューヨーク・ロサンゼルスStyle押し売りはできない・・・?
ギターの悪魔には魂を売れず、自分で作ったCDも売れない、売れないバンドマンが、罪咎の悪魔にも魂を売れないと申すか?もうそこまで来てしまったらそもそも”売れる”才能が死んでいるとしか言いようがないが、最後の手段としてだ・・・

要は自分が売れてしまえばたかが100枚から500枚くらいの売れ残ったCDくらい気にする必要はないだろうということだ。
あなたが売れてしまいすれば、売れ残ったCDにだって価値がでてくるだろうという寸法である。

だが”自分でヤフオクで販売する”なんてセコイ真似はしちゃいけねえ。
なぜならあなたはもう売れているからだ、そりゃあもうヤフオクでCDを売るより曲を書いた方が金になるだろう。

「コレやるよ。金に困った時売れば1万円くらいにはなるだろう」と売れなかった時代に散々自分のことを見下してきた連中にあげるのだ。コレが正解。自分が売れた時の売れ残ったCDの正しい処分の方法だ。思う存分いやらしく復讐してやろう。

 

いかがだっただろうか

結構本気で活用方法を考えたが、正直実用的なものは全く浮かばなかった。
そもそもの話をすれば、売れないCDを沢山作ってしまうのがダメなのだ。
確かに気持ちはわかる。「来月は有名なあのバンドのイベントに呼ばれてるし、〇〇レコーズの〇〇さんには気に入ってもらえてるし、沢山作ってもいけるやろ!」と思ってしまい沢山発注してしまう気持ちもなんとなくわかる。
CDを生産するときは沢山発注した方が1枚あたりの単価が安くなるしな。だが、結果として売れのこってしまっては元も子もない。
身の程をわきまえて、出来るだけ在庫を抱えないように発注しよう。

ということで今回はバンドマン界が抱える闇に直接触れていくような悲壮感溢れる記事となってしまった。
全てのバンドマンに幸あれ!ではまた!

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