考、バンドマンと付き合う為の最短距離
雨に映える紫陽花の花も美しくなりました。みなさん、いかがお過ごしかどうかなんぞ毛頭興味ございません。好きに暮らせ。出だしからトップギアで本題失礼致します。
当サイト、その粗野なイメージとは裏腹に意外と女性読者が多くいらっしゃるそうで、音楽メディア界の家系ラーメン一門ことBASEMENT-TIMESもこの初夏の折、女性向けあっさり冷やし中華でも初めてみようかと思います。そんなわけで今回はこちら
『考、バンドマンと付き合う最短距離』
私、20数年程男性の方をさせていただいております故、女性についてなど微塵も存じません。どうせルナルナとアットコスメばっか見てるんだろ?ぐらいの心象。ただ唯一知る女性のみなさんが共通して好きなもの。男ですよね。私の愛読書にも「雌は陰茎に勝てず」と強い筆圧で記載されております。反論意見ございますかたは是非、田島陽子先生までよろしくお願いいたします。
さてその中でもバンドのマン。これはみなさんの大好物ですよね。愚か。誘蛾灯に身を焦がす蛾よろしく人間にはどうも破滅願望というものが備わっているようです。髪が長くて色が白くて楽器が弾ける。そんな男性にときめく気持ち、わかりません。いざ災害に巻き込まれた時全く頼りにならんこと請け合い。たぶん中型犬とかの方がよほどか役に立つでしょうよ。
しかし好きになってしまったものは致し方ございません。お手伝いしましょう。女性誌の三文コラムに記されるような「好きな男子から既読スルー!?目から鱗の対処法!!」みたいな眠たい話、致しません。ご安心ください。私、結果の鬼にございます。
必ずやみなさんをバンドマンと交際、浮気、破局、復縁、結婚詐欺、29歳独身OL、の道まで導きましょう。それでは張り切って、ドン。
バンドマンには彼女がいるゾ
まず現実を直視するところから始めましょう。バンドマンにはほぼ必ず彼女がいます。1ダース2ダースで済めばいい方。まずその点を受け入れること、スタートはそこから。手元のソラニンは今すぐ燃やせ。
とにかくバンドマンはモテる。これは事実。陰カースト社会のモテの頂点に座するのはバンドマン。陰社会において女慣れしているという一点のみで競合を一蹴。一手にモテる。サブカルチャー沼に足を踏み込んだ女はバンドマンを本能で欲するようになる。ソースはいまこれを読んでるお前だ。自らの業を受け入れ給えよ。
「で、でも私の追いかけてるバンドの彼、彼女いないってラジオで・・・」
君、教育のない世界で育ったのかい。バンドには恋を商品とする側面もある。よしんば彼のその言葉が本当であったとしても彼女未満の肉体関係者のみなさんが2桁ほどいらっしゃることは言うまでもない。そんなあくびがでるような思考回路ではバンドマンを捕縛は夢のまた夢よ。
バンドマンには既に女が複数いることはもう理解してくれたと思う。ではそれを踏まえて実践的なバンドマン捕獲の手法について考えていきたい。まず実際に移すべき行動は何か?
「ライブに足繁く通う…?」
お前、話訊いてたか?
二次性徴も終了したというのに頭の中はまだチャオですか。リボンですか。厳しいことを言うけれども人気バンドマンとの交際はマサチューセッツ工科大学並の倍率を誇る。きみたちの顔面偏差値は宮崎あおいですか。青山ひかるですか。そうでないなら正規入学は無理だ。頭を使ってくれ。裏口入学しかねえんだよ。
一度メイド喫茶などで働いてみてくれれば痛いほどよくわかると思いますが。客はどうあがいても札束にしか見えません。早くオリカク頼んでチェキ撮って帰れ。時給が発生している間は脳内はその思考でいっぱい。これに不誠実だのなんだの善悪の彼岸で話を持ち出すのは無粋。バンドも同じだ。ファンでいる以上、ファンだ。
上で述べたように圧倒的顔面偏差値を誇るならこの正攻法でも勝ち上れるかもしれないが最終的にはベッキーに離婚させられます。それならいっそ地下アイドルから這い上がってバンドマンと対バンするとかの方がよほどうまく立ち回れるかと思います。
「DMを送る…?」
次回のワンマンの打ち上げで、ネタにされること間違いなし。やったね。
だからそうじゃないんだよ。ファンのまま体当たりしていってもだめなんだよ。なんでわかってくれないんだよ。俺も俺の言葉も泣いてるよ。
「バンドやってる時以外の所で知り合いになる…?」
惜しい。思考次元が一歩進んだし、人間性がまた一歩汚れたな。ようこそこちら側へ。歓迎するよ。
かなり正解に近いアンサーだが、問題はどうやってバンドやってる所以外で奴らを捕獲するのか。
彼らのアルバイト先を調べる?出没情報をツイッターで探す?載せてる写真から家を特定する?賢いね。はやく捕まれ。
結局普段の彼らを見つけたとしても、声を掛ける言葉を持たない以上知り合い足り得ない。惜しい。あともう一歩だ。
ここまで俺の罵倒に付き合ってくれたみなさんには、詫びと感謝を込めてそろそろ答えをお教えしたい。
「仕事で関わる」
これです。実にシンプル。結局ファンはファンのままでありファンとバンドマンの間には上下関係にも似た縦の構図が出来上がる。じゃあ同列、もしくはさらに上から彼らと関係を持つには?
「仕事で関わる」これよ。
みたことありませんでしょうか。ライブでなんかやたらレンズの長いカメラを構えている黒髪ボブの20代中盤の女性を。アレです。
考えてもみてください。バンドの写真を撮るカメラマンって、必ず女性じゃありませんでしたか。そういうことです。私のごく個人的な統計によりますと、バンドのカメラマンやってる女性は全員酒が飲めるし性欲が強い。バンドのカメラマンやってる女性でバンドマンと関係をもっていない女性。私、一人として知りません。
この他ライブハウスのスタッフ、タワレコの店員、イベンター、ライブハウス近くの飲み屋のお姉さん、これら全員が類向品。実に賢い女性の並び。賢いが故にアホ、そういう人々俺、大好きです。
一人バンドマンと知り合いになれば芋づる式にズルズルズルズルバンドマンが出てきます。一度打ち上げに参加して「ええ、飲めるんすよワタシ」っていう部分見せたらばもう2年後にはあなたの名前が下北沢中で性豪の代名詞として使われることでしょう。
結論は出ましたね。打ち上げに参加しましょう。その一点、その一点のみがあなたの身を助け滅ぼします。
ライブハウスの後ろ側でずっと腕組んでスマホをいじり、ファンに対して「私はあなたたちとは違うから」みたいな威嚇をカマすバンドマンの彼女たちが、もっと増えますように。下北沢がもっと汚れますように。
それではまた!