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2015/09/07

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ピアノゲー Deemoがアツい。 Mili

冒頭の画像、惹きこまれないだろうか。私はとても好みだ。

今日はスマホ用音楽ゲーム、Deemoを紹介したい。

音ゲー?ぷぷっ。

そんなやつらは地獄の業火エグゾードフレイムに包まれるといいだろう。

侮るなかれ、採用されている音楽は相当にかっこいい。

音楽をより楽しむためのウェブサイトなので、音ゲーを紹介してもよかろう。多めにみてくれ。

その中でも一際輝いていると感じた『Mili』というアーティストも紹介したい。


Deemoとは

こんなゲーム、所謂音ゲーというやつだ。

オーソドックスな作りだが、何故かネット各所で盛り上がっている。

ここで押さないとダメ!ゼッタイ!という厳しい制約がないため、初心者にも扱いやすい。演奏感もある。

音ゲーにしては珍しくストーリーがあるため、その美しくも乾いた世界感に浸りやすい。

短くまとめる。

謎の城で孤独に暮らすDeemoと空から降ってきた少女。

唯一わかるのは目の前に譜面があり、ピアノを演奏することで成長する木があることだけ。

その木を成長させれば、少女はまた外の世界に出られるかもしれない。

プレイヤーはDeemoとなり、少女のためにピアノを弾く。

こんな感じだ。

 

音楽が素晴らしい。これが盛り上がりの要因だろう。

音楽のジャンルとしては、エレクトロニカ、ジャズ、ピアノロック、ダブステップ系統の曲が多い。

かなりの手練達が楽曲を提供している。FFで有名な植松が曲を書き下ろしたという事実だけでも、製作チームの楽曲への並々ならぬ情熱を感じるだろう。

Wing of piano - [ Deemo ]

全くそんなことはないのだが、なぜかこの曲がDeemoを象徴しているような気がしてならない。

ちなみにこの曲は小室進行だ。この進行は卑怯だ。かっこよすぎる。卑怯進行と名づけたい。

その他も、ほぼ全楽曲通してピアノメインである。

イラストも独特の世界感があって私はとても好みだ。

良曲が多く、紹介したい気持ちでいっぱいなのだが、一際輝くアーティストがいたので、推したい。

 

Mili

音楽制作ユニット「Mili」(ミリー)だ。

momocashew
Yamato Kasai

からなる二人組。

「momocashew」は、カナダ在住のカナダ人ボーカリスト。

「Yamato Kasai」は、日本人の作曲家。

二人とも作曲ができるためか、非常に楽曲の幅が広く、音の選び方から音楽の素養を感じる。

Nine Point Eight - Mili

ピアノ、ストリングス、ギターの絡みがとても気持ちいい。

そして私はいつもこういうボーカルに殺される。どこかに転がっていないだろうか。

歌詞も良い。

本家でリリックビデオでもう一度。

Nine Point Eight、9.8は重力加速度のことだろう。

何も考えずにゲームをプレイしているときは駆け抜けていく印象の曲だったが、落ちていく曲らしい。

冒頭の「You Ready?」は飛び降りる自分自身に問いかけているんじゃないだろうか。

本家HPに和訳が載っているので引用しよう。ラストサビあたりだ。

僕達の再会のために 渦巻く風が歌う
そして9.8は僕の加速度
僕達の魂が平和に生きられる場所へ連れてって
新しい始まり

飛び降り自殺の歌やん・・・。

楽曲の爽やかさが合間って切なくなってくる。

Deemoの空から降ってきた少女をモチーフとした曲なんだろうか。ものすごい才である。

もう一曲。

Fable - Mili

2014年9月に発売されるMili 1st Full Album "Mag Mell"より、インスト曲、Fable。

美しい。私は買うぞ。

「Fable」の意味は、「伝説」「作り話」「おとぎ話」あたりだろうか。

たしかtoeの記事でも書いたが、私はインスト曲の『曲名』という要素はとても重要だと思っていて、この楽曲はそこをぶち抜いてきている。

音のひとつひとつにFableという文字が張り付いて世界感を投げかけてくる。

Cocco直伝の強く儚いという表現がよく似合う楽曲だと思う。

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