JCと上手くヤる方法。
ギターアンプの王道と言えば『Marshall』という人間はきっと多いだろう。
どこのスタジオにも置いてあることから、真空管童貞・処女を『Marshall』に奪われたという人も多いはずだ。
そんな『Marshall』と共に色んな人にぶっさされているビッチの『ROLAND JC-120』について考えていきたい。
チューブの音が好き→でもお金が無い→しょうがないからトランジスタアンプ(JC)
高級ソープが好き→ でもお金が無い→しょうがないからピンサロ
という人間も多いだろう。
真空管は高いからいい。トランジスタは安いからダメ。
断じてそういうことではない。ピンサロにも、高級ソープにもそれぞれの良さがある。
ギターアンプなんて興味ねぇよというあなたの好きなアーティストもJCとアンアン、間違えた、ギャンギャンしている可能性がある。
今回はそんな『JC』と上手くヤる方法について考えてイきたい。
JCとはなんぞや、フラットはどこだ、有効な使い方、の三本だ。
JCとはなんぞや
一応確認しておくが、女子中学生のことではない。JAZZ CHORUS(ジャズコーラス)のことだ。
ジャズコと呼ぶ人間が多い。ジャズ子だ。
一応ジャズで向けのアンプはあるが、その癖のなさ、処女性から、エフェクターで歪ませてロックで使う人も多い。
世界中のギタリストに愛されて、世界中のステージでスタジオで活躍するギター・アンプJC
ビッチだ。
活躍という単語すらも、括約筋を想像してしまう。卑猥だ。
『JC』は1975年、日本の楽器メーカーであるRolandが発売した大ヒットアンプ。
『Marshall』等の真空管アンプが重宝されるなかで、トランジスタを用いたソリッドステートアンプ。
説明を省略したいが、簡単に言えばトランジスタは増幅機。ソリッドステートアンプはトランジスタを使ったアンプということだ。
JCにも種類があるが、JC-120は日本のどのスタジオ、どのライブハウスにも必ずといっていいほど置いてある。
理由は様々だと思うが、
軽い、頑丈。メンテナンスが楽だからだろう。
逆に真空管アンプはアナログなので、壊れやすく、メンテナンスも手間がかかる。
JCのクリーンはとても綺麗だ。しかし、付属の歪みはクソだ。全然気持ちよくない。
というのも、キーボードに向けた歪みなので、実はギタリストがあの歪みに『クソだよね~』という言うのはお門違いである。
フラット戦争
某掲示板で、JC-120のフラットはどこかというのが話題に上がっていた。
超簡単に説明すると、ベース、ミドル、トレブルという、高音、中音、低音をいじるツマミがついていて、それぞれの目盛は10。
どこが真ん中や~!!!という話である。真ん中をフラットと呼ぶ。
5はそのアンプの5、10もそのアンプの10であり、回路的な真ん中とは限らないのである。
その掲示板ではフラットの基準を誰も定義しなかったため、『それは違う!』合戦になっていた。
音作りは、「アンプのEQをフラット気味にしてから弄る」のが基本である。
何も考えずやっている人間はそこから始めよう。
『JC』というアンプの厄介なところは、フラットの位置が明確に定まっていないことだ。
まぁ、明確に決まっていてもギターアンプは中域が削られているので実質フラットではないのだが、
「BRI-OFF、TRE-5、MID-5、BAS-5」(BOSS モデリング)
「BRI-OFF、TRE-0、MID-10、BAS-0」(LINE6 モデリング)
という説が有力だ。
実験開始。
Axe-Fx2のトーンマッチング機能使い、SENDで送って解析したところ、
BRI、TRE、MID、BASの順で、
OFF-5-5-5 原音に対してガッツリ目にハイが出る。
OFF-0-10-0 ローが足りない。
結果、OFF-0-10-4がフラットに近い。詳しく言えば4ちょっとだ。
だが、このままギターを繋いでもいい音はしない。
回路的にフラットなのかもしれないが、ギターとしてフラットとは言えないからだ。
私が音を作るときは基本的にOFF-4-5-5にしてからスタートしている。
私の師匠は『ブライトで持っていってトレブルで引き算しろ。」と言っていた。
何が正しいなんかない。最後は自分の耳を信じてほしい。
表技(有名すぎる裏技)
①チャンネルリンク。JCには4つの穴がにあり、ギターの出力によって挿し分けられるようになってる。
2つのチャンネルを同時に責めることで幅広いサウンドメイクができる。
二穴責めだ。
色々繋ぎかたがあるが、ギター→チャンネル1のLOW→チャンネル1のHIGH→チャンネル2のLOWでリンクするのがオススメだ。
太く聞こえるぞ。
②ステレオ効果
「VIB」(バイブ)モードにし、RATEとDEPTHのつまみは0にする。
コーラスを使うことなくステレオ効果が得られる。
マイク撮りで使うと少々苦労するが、アンプ正面にたって聴けば違いがわかるだろう。
③アルカラ置き(縦置き)
アンプ側面を床にする。
アルカラのギターボーカルがやっている。とんでもなく『アルカラ』が好きな私はとりあえずJCを横に寝かせる。
『人と違うぜ~ぐへへ。』ということではなく、実はとても理にかなっている。
単純に横長の長方形が縦長になることにより、モニタリングしやすくなる。
真空管アンプを提供しているBogner社が『車輪なんか外してもうたれ。』といっていた。
JCは普通に置いたとき、車輪が床につく。
側面を底にすると、床との設置面積が車輪と比べ増えるため、床に音が響く。とくに低音の変化がわかりやすいだろう。
横にすると「アンプに悪いのんちやう?」と思う人もいるだろうが、大丈夫。
JCは頑丈だ。鋼鉄の処女だ。
JCに二穴責めしてみたい、バイブを使ってみたい、体位を変えてみたい。
この記事で何かひとつでもJCに興味を持って頂けたら幸いだ。
読者が本物のJCに手を出さないことを祈るとともに、縦置きが流行るのを願っている。