あの人は今 Vanessa Carlton
「私がピアノを弾いている時の気分を、聴いている人達にも感じてもらえたら最高だわ。夢中になると何時間でもピアノを引き続けることができる。踊ることに夢中だった時もそうだったけど、そんな時、その瞬間、そのメロディと一体になれるのね。また、ピアノを弾くことよって、その時の感情や思いが高まることも良くあるわ。とっても精神的なことなの。」
絶対一度は聴いたことがあるだろう。彼女の楽曲をもう一度聴こう。素晴らしいアーティストだ。
Vanessa Carlton
Vanessa Carlton はアメリカのシンガーソングライターだ。
北欧系の父とユダヤ系の母の間に生まれる。ピアノ教師であった母に演奏の手ほどきを受けた彼女は、2歳の時ディズニーランドへ行き、家へ帰るとピアノで『イッツ・ア・スモール・ワールド』を演奏したと言われている。
バレエも得意で、バレエテクもMVで発揮している。
Vanessa Carlton - White Houses
いや~、歌もピアノも本当に気持ちいい。
Vanessa Carlton - A Thousand Miles
彼女といったらこの曲だろう。
アイドル的なルックスと1stシングル『A Thousand Miles』のヒットにより人気を博す。
この楽曲、ああ~いい曲だな~という感じだが、何がいいかってドラム。
何者が叩いているかよくわからないが、ドラムに注目して聴いてもらうとその気持ちよさを感じるはずだ。
こういう爆裂ヒット曲は演奏が素晴らしい。売れるべくして売れていると私は思う。
ときに、考えたことはあるだろうか。
A Thousand Miles
複数系のsがついているのに単数を表すAはおかしいんじゃないのか?
おい、中学校の先生を殴りたくなってきただろう。本当に殴ると暴行罪なので心にとどめておいてくれ。
これは外国人に聞いてみたところ、これは比喩みたいなもので、あり得ないほどの『長距離』を表しているらしい。
どんなにムリな遠さでも歩いてあなたに会いに行くよ。という歌である。
どこぞの『会いたい会いたい』言っているアーティストとは大違いである。
ときに、『マイル』という単位、ピンとこなくないだろうか。
ちょっと考えてみた。
『母を訪ねて三千里』
マルコが歩いた距離、「三千里」、1里=3,927km、三千里=11,782km
対するヴァネッサ 1,000 miles = 1,609 km
うん、マルコ半端ないね。
ちなみに日本で考えると沖縄、那覇から東京までが約1000マイルだ。
音沙汰なかった彼女、実は新曲を出している。
Vanessa Carlton - I'll Wait For You [Official Video]
どうした。
ポップなピアノはどうした。気持ちいいドラムはどうした。
裸の男の動きはどうした。
男の奇妙な動きに意識を集中しなければ、美しいこと極まりない。アンビエント寄りになったのであろうか。
いや、健在だ。
お姉さん、太ったね。声は相変わらず気持ちいい。
ストリングスの音も気持ちいい。
Vanessa Carlton、とても良いアーティストだ。今一度聴いてみてはいかがだろうか。
中古ショップで叩き売りされているぞ。