ギター女子必聴!ななみ
最近、泣きましたか?心が震えるような音楽、映画、作品に出会いましたか?
そういった体験って大切にしまっておくタイプ?それとも誰かに伝えて共感してもらいたい?
私は普段、共感してもらいたいタイプなのだが、今回は自分だけの秘密にしておきたいと思えるものに出会った。
しかしね、しかしだよ。やっぱり一人でも多くの人に素敵な音楽の出会いをしてもらいたいからこの場を借りて紹介する。(やっぱり共感タイプなんだと突っ込まないで欲しい笑)
圧倒的歌唱力
シンガーソングライター、ななみ。大分県出身、現在21歳。
10月8日にメジャーデビューしたばかりの期待の新人だ。
大人っぽいですよね。
動画は2013 年、ヤマハグループ主催のTh e 6 t h M usic Revo lut ion JAPAN FINALでグランプリをとったもの。
中低音の太く、伸びやかで艶のあるハスキーがかかった歌声。聴く者を圧倒するような雰囲気を醸している。
ちなみに彼女は自分の声が低すぎてコンプレックスに感じていたらしい。けど、完全にモノにしている。
ギター女子??
タイトルにも書いたとおり、「ギター女子」。ギターを弾きながら歌を歌う女性シンガーソングライター。
これまでYUIを筆頭にmiwaや新山詩織、映画『カノ嘘』(カノジョは嘘を愛しすぎている)で話題になった大原櫻子など世に多くのギタ女が解き放たれて来た。
「ギター女子」。ポップでガーリーなイメージが先行しがちなネーミングだと思うが、ななみに関しては一味なにか違う感覚を覚える。
影があるというのか、もう一つ先を感じさせるミステリアスさを持っている。
彼女独自の世界観
歌詞に注目して聴いてみて下さい。
アニメ『進撃の巨人』にインスパイアされて書いたという曲。ストーリー仕立てになっており内容はいたってシンプルだが、
命の儚さ、尊さをストレートに伝えてくる。サビ部分でのファルセットも薄くなることなく、歌の盛り上がりに一役買っている。ちなみに筆者は鳥肌が立ちました。
「愛が叫んでる」でもそうだが、彼女は愛、命、人生といった幾度も扱われてきた一番親しみやすく、一番モノにするのが困難なテーマを独自の感性で噛み砕いていると思う。
暗黒時代
ななみさんの自己紹介の曲「愛をください」
「14歳の夏、父親が出で行った」
開口一番、衝撃的な一言。
彼女は実際、ミドルティーン時代を暗黒時代と称している。学校生活に馴染めず、265日引きこもり。夜の街に姿をくらます。「愛をください、こんな私に」。人間誰しもが感じている満たされない感覚、必要とされたい気持ちを赤裸々に、まっすぐに伝えてくる。そして彼女が、ななみが歌うからこそよりリアルに心に訴えかけられるのではないだろうか。
「どんな人生でも やり直すことができる その一番の証拠は ここで歌っているわたし」
最後にこう締めくくっている。皆さんも過去を振り返れば切りがないかもしれないけど、いまある自分を大切にしてください。
泣けばよかったのに
私がななみさんを見たのはJ-WAVEのTOKYO REAL-EYES主催のLIVE SUPERNOVAでのこと。
あっ、ちなみにこれ無料招待なので期待の新星を見に行きたい方は是非、チェケラ!です!
ライブ後に少しお話させていただいたのだが、とても感動して似たような経験があり、共感して泣きそうになったと伝えると「泣けばよかったのに、泣いていいんだよ」と直球に打ち返してもらい、本当に泣いてしまえばよかったと激しく後悔している。(個人的なことで恐縮です)
オーディエンスのレスポンスって歓声あげたり、踊ったり、手拍子したり、こぶしを振り上げたりと、、ポジティブな側面もあるけど、泣くってことも1つの表現の仕方なんだろうって思う。
読んでくれてありがとう。