新感覚?違う!快速東京がお届けする新ジャンル「ショートハードロック」
噂のバンドを観た。
噂以上に面白かった。
そして噂以上に速かった。
快速東京、スゴかった。
新ジャンル:ショートハードロック
今まで体感したことのない音楽だった。
新感覚だなあ、と・・・気になって調べてみるとそれが間違いじゃなかった模様。
彼ら発信で新ジャンル「ショートハードロック」なんてもんを謳ってるじゃありませんか。
ハードロックはわかるけど、ショートって?
聴いてみると納得のわかりやすさ。
短いんです、曲の尺が。
既発のフルアルバム3枚。
収録曲だいたい50曲。
トラックのトータル時間・・・60分に届いてません。
1枚当たり、20分。
50曲あるんですよ。
割ると・・・1曲平均1分ちょっと。
長い曲で2分ちょっと、短い曲だと30秒。
そんな短さで音楽が成立するのかって思いません?
それを成立させているあたりが、このバンドのスゴさ、そして賢さなんです。
この短さ、成るべくして成ったのではなく、ちゃんと計算しているしたたかな側面もある実力派バンドなんです。
アホな振りして音楽IQバリ高なエリートバンド
メンバー全員、うちの近くの多摩美術大学、略して多摩美の卒業生らしい。
あら、美大の卒業生ですって。
多摩美出身者の有名人と言えば、かの有名な歌姫、松任谷由美や、元ゆらゆら帝国・坂本慎太郎、今大ブレイク中のでんぱ組.incの夢眠ねむなど、本格派から異色の才能まで、様々なトップランカーを輩出している西東京の魔窟なんだそうな。
(後、音楽じゃないけどラーメンズも多摩美ですな)
でも、美大の卒業生ってんなら、なんか納得。
彼ら、解ってやってますね。
コイツは確信犯的なロックテロリストですな。
心の臓から、指の先まで考え込まれた仕掛けづくし。
一瞬買うのをためらうようなあのタイトルらもダサカッコ良いor違和感のオシャレセンスの賜物なのだろう。
1st『ミュージックステーション』
2nd『ロックインジャパン』
3rd『ウィーアーザ・ワールド』
次のアルバムは『スペースシャワーTV』だろうか?
はたまた『ディズニーランド』か?
とりあえずセンスが抑えきれてない。
激しくて短くてわかりやすくて面白い。
なおかつメロもキャッチー。
キメやタメがハッキリしており、圧倒的な速さの中にしっかりと緩急も感じられる超絶テク。
ライブ中の古き良きパンクスの佇まい、演奏してない時の脱力感あるキャラクター。
色々どうこう相まって、もう全てが痛快。
聴いた人、観た人の心を最高速で持っていくこと間違いナシのバンドだ。
普通のロックに飽きたあなたへ。
この音楽、新しいですよ。
そんでもって最高・・・速!
素晴らしい音楽を、素晴らしい日常に。
Let’s sing A song 4 ever.