時代の流れに埋もれさせてしまうにはもったいなさ過ぎる。Alison's halo
こんにちは。
またか、と思われる前に先に書いておこう。
今回はシューゲイザーバンドの記事だ。
シューゲイザーと言うジャンル、
まあ一般的にはマイブラ、ライド、スロウダイブ辺りが有名で、
ちょっとコアになってくるとチャプターハウス、ペイルセインツ、ブーラドリーズ、ラッシュ辺りを思い浮かべるだろう。
まあはっきりいって、それぐらいあれば十分だ。
上に挙げたバンドを掘り下げるだけでも一生分のシューゲイザーが摂取できる。
まあそうなんだけど、
個人的に、是非ともシューゲイザーファンの方に知ってもらいたいバンドがいる。
それが今回、この記事で紹介するAlison's haloだ。
マジでマイナーだし、古いから殆ど情報がない。すまん。
見出しに書いたとおりだ。
普通にマジでマイナーだし、主に活動していたのが1992年から1996年ぐらいだから、古くて情報が少ない。(英語版wikipediaによると一応まだ解散はしてないらしい・・・)
あと極めつけはアメリカ出身ということだろう。
訓練されたシューゲイザーリスナーならわかると思うが、リバイバルではない方の、もともとのシューゲイザームーブメントのバンドは殆どがイギリス出身である。
アメリカ出身ということで、そのムーブメントから遠い、というかムーブメントに入ってないといった方が正しい表現かもしれない。
その辺りも情報の少なさの理由だろう。
まあそんなドマイナーバンドで、完全に時代に埋もれきってしまっているが、それにはちょっともったいなさ過ぎるほどカッコいい。
ということで、奇跡的にyoutubeで音源が聴けるので、是非聴いていただきたい。
alison's halo -slowbleed
彼らの唯一のアルバム(ベスト的な位置づけ)から、私が一番グッときた曲、slowbleedだ。
んーたまらん!
確かにシューゲイザーバンドということで、”マイブラ的”な様子がするが、
決定的に違うのは、そのメロディ感覚だろう。
確かにマイブラもAlison's halo、両者ともポップなメロディだし、囁くような声で歌うという点で共通しているが、
マイブラのメロディは、インディー系の流れからの短いパッセージのメロディが多い。
だが、Alison's haloのメロディは、それとは違い、どちらかというと歌謡曲(アメリカとかイギリスのね)に近いような長めのパッセージのメロディが多い。
そう、それこそがAlison's haloの最大の魅力だと私は思う。
割と横道なシューゲイザーサウンドと同時に、時に切なく時にポップなメロディ。
この組み合わせ、今の時点から見ても面白いし、彼らは完全に完成させてしまっている。
alison's halo - leech
いかがだっただろうか。
現在アルバムがプレミア化していてバカじゃねえの?ってぐらい高いが、その理由もわかるだろう。